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転職エージェントが「ミドルシニア向けキャリアコーチ」を始めた理由。

初めまして。転職エージェント・ミドルシニア向けキャリアコーチの勝田です。

社員数10万人の大企業から25人のベンチャー企業に転職。

大学卒業後、新卒で当時流通業界最大手のダイエーに入社しました。
流通業界に特段興味があった訳ではなく、「価格破壊」・「流通革命」を標榜し、一代で一兆円企業グループを創り上げた中内 功という稀代の起業家に憧れ、具体的な業務内容などは余り深く考えずに入社しました。

しかし、配属された店舗での業務は、(流通業は主婦などのパート・アルバイトさんが大勢働いているのである意味当たり前ですが)高度にシステム化・マニュアル化されていて、22歳の自分にとっては、どうしても面白みを感じることが出来ず、入社半年でダイエーを退社することにしました。

ダイエーという大企業で、誰でも知ってるナショナルブランドを販売する仕事をすればするほど、企業の「規模」や「知名度」、商品の「ブランド力」に頼った受身の仕事ではなく、「自分自身の力」で顧客の評価・信頼を獲得していくダイナミズムを実感したい、という想いが強くなり、当時創業6年目で、社員数20名のセプテーニ(当時の社名は、サブ・アンド・リミナル)に転職。

「個人」の成長と「会社」の成長は、リンクする。

セプテーニに転職した1996年当時は、未だインターネットがなく、「ネットベンチャー」という言葉も無い時代でした。当時、名も無いベンチャー企業に入社する人は、新卒の就職活動で失敗をした人か、サラリーマンになりたくない変わり者だと思っていました。

しかし、セプテーニに入社して、大変な衝撃を受けました。そこで働いている社員は皆、”大企業の整った環境下で仕事をするより、企業規模は小さくても自分自身の力で会社を大きくした方が「かっこいい」” という価値観に溢れており、優秀な社員が自発的に、猛烈に働き、事業を成長させていました。

セプテーニでの4年半は、自分のビジネス人生にとって原点となる素晴らしい経験をすることが出来ました。創業者の七村さんが掲げた社是「ひねらんかい(関西弁で「知恵を出そう、工夫しよう」という意味)」はもちろん、「Stretch(目標は高く)」や「Speed(巧遅より拙速)」・「Passion(情熱を持ち続ける)」等は20年以上経った今でも行動指針になっています。

その後、ダイエーは、会社更生法を適用し、イオンの傘下に入ることになります。一方で、セプテーニは、2001年にJASDAQ市場に上場し、今では連結で97億円の売上高があり、社員数も1500名を超えています。

ダイエーとセプテーニの盛衰をみて、「個人」の成長と「会社」の成長はリンクすること、企業にとって重要なのは、「何をやっているのか?ではなく、誰がいるのか?」ということを実感しました。

「企業は人なり。」企業は、人で出来ている。

ダイエーとセプテーニでの経験から、企業にとっての最重要リソースは、「人」であることを確信し、当時、勃興していた人材ビジネスに興味を持ち、リクルートに入社しました。

リクルートでは、一貫して、転職エージェント業務に従事。数々のグループ(大手製造業・経営幹部クラス人材・九州支社など)の営業責任者を歴任し、「人」によって企業が変わり、「働く喜び」によって個人が変わるシーンを本当に数多く目の当たりにしてきました。

リクルートでの日々は楽しく、充実した刺激的な毎日ではありましたが、ちょうど40歳の年齢になったタイミングで、自分自身のキャリアや今後の方向性について考えてみました。このままリクルートというブランドに胡坐をかいて、ある意味「惰性のキャリア」を継続していくことも出来たとは思いますが、数々の偉大なリクルート出身の先輩方がそうであるように、 「リスクを自分でコントロール」し、「自分自身の力で世の中にインパクトを残していきたい」という想いが強くなり、「主体的に生きる40代を選択してみよう」と決意し、リクルートを卒業することにしました。

スタートアップ企業に特化した転職エージェント

現在は、オプティマスという会社で、スタートアップ企業に特化した転職エージェントをしています。複数の大手VCと連携し、IPO予定のスタートアップ企業のCxO案件を中心に人材紹介をしており、7年間で累計70名強のCxOポジションにご紹介実績があります。

「世の中を変えていく企業」と「主体的に生きる個人」を「Connecting The Dots」していく転職エージェント業務は、企業及び個人の「本質的な課題」を解決出来る素晴らしい業務で、自分にとっては、正に天職だと思ってます。

ミドルシニア向けキャリアコーチを始めた理由。

転職エージェントのセカンドキャリア

リクルート時代を含め、転職エージェント歴は22年になりました。転職エージェントは非常にやりがいがあり、自分の天職だと思っていますが、私自身が今年49歳になり、50代以降のキャリアの方向性を考えた際に、以下のような漠然とした不安を感じるようになりました。

・スタートアップ向け転職エージェントという性質上、担当する顧客(企業・個人)のほとんどが30歳前後になりますが、例えば10年後(つまり私が59歳)になっても、今と同様な価値提供は可能なのだろうか?

・転職エージェントとして向き合っているスタートアップ業界は、多数の副業人材が活躍しており、また、個人の価値観としても、今いる会社を辞めて正社員として転職するよりも、会社を辞めずに副業としてゆるやかに社外活躍の機会を求める方が増えてきている。今後も、正社員転職を支援する転職エージェントを続けていて大丈夫なのだろうか?

「人生100年時代」と言われ、会社の寿命が個人の寿命より短くなる中、あと20年(場合によってはあと30年)という長期スパンで持続可能な働き方はあるのだろうか?

置き去りにされるミドルシニア

以前、NewsPicksが「さよなら、おっさん」という全面広告を出して物議を醸したことがありましたが、40代後半以降のミドルシニアのセカンドキャリアについては、正に置き去りにされている厳しい現実があります。

人材紹介大手3社の転職紹介実績のうち41歳以上の割合は約15%

一般社団法人 日本人材紹介事業協会「人材紹介大手3社 転職紹介実績の集計結果 2021年上期」

転職エージェントの実感値としても、40代以降の転職は、CxOポジションなどに限定され、急激に難易度が上がります。また、ミドルシニアの転職以外の選択肢としては、大手企業が利用している「再就職支援」や幹部クラスを対象にした「エグゼクティブコーチング」等がありますが、どれも対象者が限定されており、一般的なホワイトカラーのサラリーマンにはフィットしないサービスとなっています。

40代以降のミドルシニアがセカンドキャリアを考える際に、有効となる「現実的」な選択肢が無い。

「転職」でも「起業」でもない、「複業」を通じたキャリア自律という第三の選択肢


50代を見据えたセカンドキャリアについて、悶々と悩んでいた昨年末、Twitterで以下のツイートが流れてきました。

「キャリーナ」という社会人同士の転職OB訪問サービスを手掛けるブルーブレイズの都築代表がミドルシニア向け実践型キャリア自律スクール「ライフシフトラボ」を開講する為、ミドルシニアのキャリアコーチを業務委託として募集する、という内容です。

キャリアコーチとして、ミドルシニアの「キャリア自律」を支援

都築代表とお会いをして、ライフシフトラボ事業の成長性に確信が持てたこと、更に、悶々と悩んでいた自分自身のセカンドキャリアについての懸念が以下の通り全て払拭された為、ライフシフトラボのキャリアコーチとしてジョインすることにしました。

・ミドルシニア向けのキャリアコーチであれば、受講者が同世代の為、年齢ギャップを感じることなく、価値提供出来る。

・「複業」は、企業にとっても、個人にとってもリスクが少なく、現実的な選択肢。副業解禁やジョブ型雇用が進む中、今後ますます拡大していく。

・転職エージェント経験やスタートアップ業界の知見など、今までの経験や強みが活かせる。

・ミドルシニアのセカンドキャリアにとって、今まで無かった全く新しいサービスを世の中に拡めていくことが出来る。

・ブルーブレイズ自体がスタートアップ。代表も若く、めちゃくちゃ優秀。

ライフシフトラボについて

ライフシフトラボは、複業・社外活動を足がかりに転職・独立起業・定年後のセカンドキャリアなど、人生後半のキャリア自律を叶えるオンラインビジネススクールです。

1.自分の経験やスキルが誰に価値を持つかがわかり、自分を “商品化” できる
2. 学ぶだけ・考えるだけで終わらず、複業活動を実際にスタートできる
3. 複業を足がかりに、今後30年間のキャリア自律の活路が拓ける

キャリアコーチは、「キャリア自律版RIZAP」として、ミドルシニアのキャリア自律に徹底伴走し、受講者の複業デビューにコミットしています。

・今の会社でこのままキャリアを終えるのは物足りないけど、転職はリスクが高すぎる
・残りの職業人生、もう一花咲かせたいけど、何が自分の強みなのかがわからない
・会社の枠を出ようと複業を探しても、自分の経験を活かせる案件が見つからない

「人生後半も活躍し続けたい」、「会社に依存せず活路を拓きたい」など生涯現役を目指す意欲的なミドルシニアの方は、是非ライフシフトラボの個別説明会に参加してみて下さい。

ライフシフトラボ 個別説明会の参加はこちら


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