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【タクシートラブル集!】

海外にしても、日本にしても、タクシーのサービスにはなるべく気を付けた方がいいかなと思います。
僕は基本的には旅先でタクシーには乗らない!という主義でありますが、場合によっては使う場合も。
勿論、良いドライバーもたくさんいるのですが、今回は旅先でのトラブル集を集めてみました!
あれ?と旅先で思った時の参考にでもなればと思います。

<まさかの日本で!?>
大分県でのことでした。レンタカーを返した後、駅から少し離れているため、そのレンタカー会社は送迎の代わりにタクシーに乗せてくれるサービスをしてくれておりました。
ちょうど列車の時間も迫ってきていたので有難く使わせてもらうことに。
しかし、その運転手さんがなかなか酷いものでした。

まず、なかなか運転が荒い。スタートダッシュ、カーブも高速で曲がるなど、乗り心地はかなり悪いモノ。
まあ駅まで5分もかからないところだし運が悪かったな…と思っていたら、さらなる悪行が。
なぜか本来最寄りの乗降口である方から反対側に回った駅の入り口に降ろされたのです。
因みにこの駅、片側にしかタクシー乗り場がないというわけではありません。

まあコチラとしてはタクシーチケットなので金銭的な実害はないのですが、恐らく少しでも距離を伸ばしてくすねようとしたのでしょうか。
コチラは観光客だからわからない…と思ってるのかもしれませんが、いやいや、わかっていますよ。
勿論日本ではこんなことがしょっちゅうある訳ではないと思いますが、ごく一部のドライバーにはこういう方も残念ながらいる…ということです。

<海外ぼったくり!韓国編>
新婚旅行世界一周の1カ国目であった、韓国での出来事です。
有名の明洞の屋台街で夜ご飯を食べたりと散策した帰りのこと、少し歩き疲れたし、ソウル駅の近くにある宿までサクッとタクシーで行ってみますか!と、流しのタクシーを捕まえた。
そんなに距離はないし、韓国のタクシーは安いということは知っていたので、ちょっと楽をしようと思ったのだ。

丁度タイミングよく流しのタクシーが止まっている。
行先を告げると、深夜料金が掛かるよ!とのこと。
時刻は22時を過ぎていたし、あまり深く考えずにそのまま乗車。しかしそれが間違っていた。
走り始めたら、ふと気づく。メーターを使っていない!
これは嫌な予感がするが、乗ってしまったものは仕方がないので宿の前までそのまま乗車。
結局運転士さんの言い値は、お値段日本円にして1000円少々だっただろうか。
日本ならまあそんなもんだろうと思ってしまうところだ。

一瞬やられたな・・・と思ったが、下手にトラブルになってもいけないしと思い、素直に支払うことに。(多分一人だったらもう少し粘ったかな~)

因みに宿に帰ってから相場を調べてみると、ワンメーターの距離(今回乗車した距離ぐらいだ)であればもっと安い。深夜料金はその当時のことだが24時からだそうで、時間外で割増を取られていた。

思いっきりボラれたわけでもないが、うまく小銭稼ぎされたわけですな。
ちょっと世界一周ということもあり、気が緩んでいたな…と反省。
ある意味、世界一周の旅立ちに気を引き締めるいいきっかけとなった。

※現在はシステムが恐らく変わり、22時から深夜料金が加算される模様

<高速道路を使おうとする!タイ編>
タイから日本への帰国の時のことです。
朝早めの便に乗るため、バンコク市内中心部からスワンナプーム空港まで、タクシーを使うことにした。
早朝で空港鉄道はまだ動いていないので、タクシーを使うことにしたのですが、最初にのったタクシーがちょっと曲者。
空港まで下道で行ってくれ(まだ時間に余裕はある)と伝えたのに、どうも高速道路に乗ろうとしている。
いや下道だ!と伝えても聞かないので、結局決裂し下車。
次に乗車したタクシーの運ちゃんはちゃんと下道で(めっちゃ高速並みにかっ飛ばしたけど)向かってくれたので、無事に空港に到着することが出来た。

<チェンマイのソンテウ編>
時にはチャータータクシー的な要素もアリ、時には乗合タクシー、そして時にはバスのようなシステムになったりと、タクシーとは少し異なる乗り物だが、まあ取り上げてみることにする。

・運転士さんとの駆け引き…
郊外の寺院(ドイ・ステープ)を訪れた時のこと。早朝の参拝を済ませ、さらにその先にある、モン族の村へと行ってみることにした。
そこへのアクセスは乗合ソンテウ。
どうもここのソンテウ、ある程度人数が集まらないと出発しないシステムのようだ。

丁度、待っていたソンテウに乗車。めでたく一番乗り…=待ち時間が一番長いということだ。
まあ観光地だし、そのうち集まるだろう…と席に座ってのんびりしていたが、全く人が来ない。
ドライバーの様子を見ると、全く呼び込む様子もなく、タバコ(?)を吹かしたり、同僚と談笑したりと全くやる気のない感じだ。
そして、チラリチラリとコチラを見てくる。

ん?これはまさか…
ふと気づいた。もしやコチラがしびれを切らしてチャーターを持ち掛けるのを狙っているのでは???
確証は持てないが、そんな雰囲気を感じ取ったのだ。
なるほど…やるなお主。しかし僕(暇人バックパッカー)を侮ってはいけない。

時間は別に決まったものがあるわけでもないし、折しも、昨晩の夜行列車で殆ど眠れなかった状態。日陰のソンテウのシートは涼しくてお昼寝に最高の気温だ。
おもむろに僕はエアークッションを膨らませて首にセット。
仮眠体制に入ることをアピールした。

すると程なく、ドライバーは頑張って呼び込みを開始。
30分ぐらいは仮眠したであろうか?というところでようやくメンバーが揃い、モン族の村へと出発したのだった。

・恐怖の山道カーチェイス
先項の続き、モン村を見学した後の帰りのことだ。
ここは行きのソンテウに帰り道も乗車するシステムなので、帰り道も当然同じドライバー。一応、見学は1時間ぐらいね!と言われて解散したものの、日本人の性か、5分ぐらい前には集合する僕に対して、同乗したタイ人グループは余裕の30分遅れ。
これもやはり海外だからな~、とはいえドライバーも流石にイライラ・ソワソワしていた。

全員揃い、さあ出発!
ここからが凄まじかった。
数秒前に出発した別のソンテウを追いかけるかのように、1.5車線程度しかない山道を大爆走。
クラクションを鳴らしまくって煽るわ煽る。
行きもそれなりに飛ばすな…とは思っていたが、帰り道はさらに暴走度合いが増していた。

同乗のタイ人も「これはヤバいね!」と言わんばかりのアイコンタクト。
どうやら必死に先行するソンテウを追い抜こうとしているのだ。
くねくねと曲がる山道…そんな無茶な!
先項で、ドライバーが「タバコ(?)を吹かしていた」という表現があった、そのハテナマークの由来はここである。
もしかしたら怪しいドラッグでもやっているんじゃないだろうかという疑惑を捨てきれない。
とはいえここはドライバーに命を託すしかない。ガードレールを突き破ればそこは谷底、まあ命はないだろう。

それにしてもこんなところで追い抜きなんて出来る訳が…
それが出来てしまったのである。一瞬のスキをついて前に出る我がソンテウ。
凄いな…だけどそんなに急いで意味あるのか???
と思った次の瞬間、その意味があったのだ。
急ブレーキを踏むドライバー。どうしたかと思ったら、ハイキングをした帰りらしき欧米人が歩いていたのだ。
多分、乗るかい?と声をかけ、交渉が成立したのだろう。
当然後続車には抜かれているが、もう関係なし。
上機嫌になったドライバーは、それまでよりもゆったりとした走りで、ドイ・ステープへと戻ったのだ。

こうして下手なジェットコースターよりよほどスリルのある体験が出来てしまったのだ。
町中のソンテウもそれなりにヤバい運転をしているヤツもいるが、こういった山道でのソンテウはさらに恐ろしい!ということを学んだ。

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