※全文掲載　第4回ウルトラシャルソン完走記

昨年の８月から、
第1回 釜石→大船渡→陸前高田→気仙沼
第2回 気仙沼→南三陸→登米→石巻
第3回 石巻→女川→雄勝→石巻
と東日本大震災の被災地を南下してきたウルトラシャルソン。
長距離を走るのはとてもしんどい💦
しかし被災地を自分の足で周り、リアルな視点を自分の記憶に刻み付けることは大切なこと。
そして楽しい仲間、美味しい食べ物が待っている❗️
なんだかんだで毎回参加しております。

今回第4回は
東松島→七ヶ浜→仙台
と短距離での開催。
自分は七ヶ浜からの途中参加で完走してきました！
さぁどんな体験が待っているのか？？

前日、僕は新幹線で仙台へと急ぐ道中でFBをチェック。この日はみなさん、寄り道しながら海鮮を食べたり、スィーツに舌鼓を打ったりと満喫のご様子^ ^
東北新幹線に乗り込み、大丸で買い込んだ夜ゴハンを食べようとすると、メッセージが…
「ゴハン用意してますよ～^o^」

既にある目の前の晩ご飯…

嬉しい！
嬉しいケドね…
もうちょい早く教えてよ(>_<)

多賀城駅で、迎えに来てくれたお馴染みのNクンと合流。
途中で皆さんのためのガソリン（＝🍻）を購入し、今宵の宿、麻屋旅館に到着。

出迎えてくれた大量のパエリヤとチャンチャン焼き^ ^
さすがに途中でギブアップしましたが、美味しかった～

深夜の七ヶ浜にこだます絶叫の図
和尚さんの施術はウルトラランナーの完走を支えるのです^ ^

こちらは東松島市でおばあちゃんが「めんどくしぇえ～」と言いながら作っている、
めんどくしぇえ おのくん
独特の触り心地と、脱力系の見た目が和ませてくれます^ ^

オモロイ仲間と沢山笑い、沢山語らっていたら、気づけばもう2時を回ってる❗️

ま、明日は30キロもないから楽勝楽勝🎵
っと。
１日だけだけど、力走に乞うご期待🏃

【麻屋旅館～荒浜地区】

さて迎えた第１日目、
早速同部屋の仲間と揃って爆睡して寝坊してしまいました💦
小雨の中出発！！

多賀城駅、臨海地区を通り、キリンビール 仙台工場へ。

突如現れた、ずぶ濡れランナーに驚きの表情を浮かべるお姉さんに案内されて、工場見学^ ^

ランナーによってジャック中…
アルコール中毒のランナー達のお目当は最後に控える試飲タイムw
まだまだこれから走るというのに、20分間、これでもかと飲み干していく…🍻
自分もやはり出来立てビールは美味しいのかな？？とコップ半分ほど頂きましたが、中々美味！
しかしそれを後から後悔するのであった…

ここからは荒浜地区を走ります。

一見あたり一面が草原と化した中、よく見ると住宅の基礎が残り、そして鉄塔のような簡素な造りの避難台。
海岸には高い堤防が作られ、その内側は所々作業が止まっている工事現場。

元々住宅地であったこの辺りは居住禁止エリアに指定され、大規模な公園へと変わる計画です。

しかし説明、議論が足りないのか、住民の反発は強く、所々に抗議の看板を見かけます。

登るとあたり一面が見渡せます。

そして到着したのは荒浜小学校跡地。
ここに残るのは、津波に耐えた校舎。
地域住民が避難し、救助が到着するまでの数日間は、ライフラインが途絶えた中での避難生活を余儀なくされた場です。
遠目にはほぼ無傷のようでも、近づくと一階と二階部分が破壊された様子が伺えます。

ここは今後も震災遺構として残されるだけでなく、津波からの緊急避難場所としての役目を続けます。

【荒浜地区～風の子チェーン 長町店】
さて昼食は、ここからほど近いメンバーのNクンの実家でおにぎりやフルーツ、お菓子など、大量に用意して頂きました❗️
美味しく頂き、長居させて貰いました。
感謝！

さてここまで来るとあと10キロ程。
通常なら楽勝コースなんですが…
ビール工場の後から自分は、アルコールが原因の頭痛との闘いが続いているのです💦
足を止めたらそれこそ動けなくなりそうなので、時折歩くスピードになりながらも一歩ずつ前へと🚶
絶対にアルコール飲んだら走ったらダメですよ^ ^かなり危険です❗️
旅立稲荷神社という、旅人にとっては気になる神社に参拝して、ゴール地点の、かぜの子 長町店に到着❗️

ここもお昼に活躍した、Nクンが用意してくれたポイント❗️親さんがやっています。

開店直後の店先をムラサキで埋め尽くし、美味しくタコ焼き、焼きそば、焼き鳥を頂きました！

【パーティー編】
一旦解散して自分は本日のお宿、欅ゲストハウスへ。

ここで長野のゲストハウスで出会った、神奈川の方に再開というウルトラな奇跡が発生❗️
思わず話し込んでしまい、大急ぎでパーティー会場へ。

繁華街の裏路地にあるmojaいろは横丁店。当日聞いた話や、オーナーのブログから…

震災被害を受けながらも、店の食材を使って炊き出し、そして社員を守るために日々営業開始に向けて邁進。
その中で起こった人間同士の哀しい出来事は、今までの被災地で聞いてきた苦しい中でも心温まる話とは全く異質。

しかしその中でも負けない心で前に進み続けた結果、今のこのお店がある。

少しずつ遠方から来たランナーは抜けていき、東京帰宅組が抜けたところでウルトラシャルソン恒例（？？）のお忘れ物騒動が発生（笑）無事に収束して、残るは仙台宿泊組。
なんだかんだで日付けが変わる頃まで飲み続けました^o^（自分は食べました🍴）

翌日、エピローグ編へと続きます！

【仙台市内観光編】

９時近くまで爆睡、ヒッチハイクしながら旅してる旅人を一緒に誘い込み、みんなと合流^ ^
青葉城跡に向かうことになりました～
昔はここに青葉城が。
東日本大震災で、石垣などの一部が崩落。
現在は修復・整備工事が終わった所で、綺麗に整備されてます。

仙台来たら、ずんだシェーク！！

お昼は牛タンを頂きました^ ^
↑あぁ、写真撮ってない💦
肉厚でメチャウマ❗️

お店を出た所で…

現代に蘇る、伊達政宗公❗️
秀吉についてどう思うか聞いてみた所
「あのお方は素晴らしいお方じゃ～」
とのこと。
色々と話が出来て、楽しかったです～

僕が代理で運転する傍ら、もはや恒例（？）となる和尚の就寝タイムzzz
スゴイスペースで寝ますなぁ～

自分は東京で用事があるので、みんなとは別れて直ぐの新幹線に乗車。
しかし…
またその後、別イベントで一部メンバーとは合流することになったのですが^ ^

【まとめ】
今回は比較的短距離ではありましたが、またこれまでとは違う、都市部の被害を伺い知りました。
もしもの時が来た時、自分がどう行動するのか？
まず自分の身を守る事、そして周りの大切な存在を助ける。
如何に冷静に、最善の方法を選択するのかが重要と感じます。

都市に近いといえど、まだ復興は進んでいない現状は、問題の質が違えども、これまで走ったエリアと同様と思います。

次回は来年、福島県の内陸部へ進み、仙台～郡山の予定。
しかもまさかのオーバーナイトラン（なにそれw）という可能性ありと、更にハードな行程だそうな。
それでも多分…
参加しまっせ！！！

【編集後記】

今回、noteにお引越しも兼ねて、もう一度ウルトラシャルソンの記録を眺めつつ、ごく一部、表現の編集をしました。（なるべく追記する程度にとどめ、その時の書いた表現を再現しています）

今見返しても、ホントに沢山の出会いや出来事が詰まった時間だったなあと、文を見るだけでも思い返すことが出来ます。

結局のところ、この後に開催されたウルトラシャルソンへの参加は叶わず、僕は主に、三陸沿岸のリアス式海岸エリア？を走ったことになります。

また、現時点ではこれらのエリアへの再訪も出来ておらず、あの町の姿はどう変わったのだろうか？と気になるところ。僕もその当時とは大きく状況が変わったので、中々行けないけれど、是非また、再訪する時期を作りたいと思っています。