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阪神タイガース!アレのアレへの道 その1

今年は18年ぶりに阪神タイガースがセリーグを制覇。
その翌日からホニャラでも優勝セールを開催したのも記憶に新しいところ。
しかし、それだけでは終わりません。クライマックスシリーズも圧倒的な強さを見せて突破。ついに、38年ぶりのアレのアレに向けて、日本シリーズを残すのみとなったのです。

対するは、関西対決とか、阪神なんば線シリーズともいわれるように、関西を同じく拠点とするオリックス。
日本シリーズ進出が決まるところから、何とか参戦しようと、甲子園の最終戦のチケット争奪戦にトライしたものの、残念ながら敗退。見切れ席という、通常は売らない席の販売も敗退。しかし、なんとか日本一の瞬間を大阪で味わいたい!ということで、甲子園で劇的な逆転劇を演じて王手を掛けた第5戦を終え、大阪へと向かうことにしたのでした。

常連のSポンとともに樽見鉄道で出発。
学生の授業終わりともかぶり、えらい混雑で大垣駅に到着した。


そのまま列車を乗り継いで、一気に大阪へ。
流石にこの時間ではユニフォーム姿でウロウロしている人はおらず、ちょっと浮いている気もしなくはないが、あまり気にしない。
昔なじみで通っていたたこ焼き屋さんが復活したっぽいので、行ってみようと思ったが残念ながらお休み。
実はこのシリーズ、僕がたこ焼きを食べると必ず勝っている!(食べていない日は負けている)ので、ゲン担ぎにと思ったのだが、ここは仕方がない。

今日は、甲子園でのパブリックビューイングも無料のチケット制で完売しているので、スポーツバーで盛り上がりながら観戦しようと目論んでいる。なんばにちょっと気になるところを見つけたので移動するのだが、真っすぐに地下鉄で向かう…なんてことはせず、阪神電車でまずは尼崎へ。

ここは商店街を挙げて阪神を応援していることでも有名なところ。日本一早い優勝マジックナンバーもしっかりと出している。

日本シリーズでもしっかりとマジックナンバーを出しており、王手を掛けた今日は「1」
いよいよか…とちょっと感慨深いものがある。
商店街まで来ると、ユニフォーム姿もちょくちょく見かけ、一気に阪神のホームタウンに来た感覚だ。

ここでパワーフードのたこ焼きを投入。なんと20個で600円という安さは関西ならでは。たこ焼きを焼くオッちゃんと、もういよいよですね~!と話をしながら少しノンビリ。
いよいよ阪神なんば線で決戦の地・大阪ドームを通り過ぎ、なんばへと向かう。



やってきた大阪なんば、ダイジェストというスポーツバー。
予約制の席もあるが、当日受付も受け入れているということ、そして他のバーだと飲み放題4000円などとなるが、ここは2000円でワンドリンク付きというのも、酒を飲まない僕にとってはありがたい。

受付には既にたくさんの阪神ファンが行列を作っていて、会場内は熱気でムンムンだ。
数少ない中だが、手近なテーブルを見つけて陣取る。丁度隣の人と自然に会話する流れになり、これもこういったところの醍醐味か。
こんな大人数のスポーツバーは初めてだが、こういう中で観戦するのも面白いものだ。
その人によると、ここは熱狂的な層と、ほどほどな層とが上手く混ざっていて、盛り上がりたい人にはちょうど良いのではないかということ。

阪神ファンばかりかと思いきや、バファローズファンも一角に陣取り始める。
とはいえ、せいぜい比率としては全体の5%程度か。
受付をする列から…というより多分家からユニフォーム姿なのは阪神ファン。
対するオリックスファンは、会場に入ってから着替えている様子の人が殆どだ。
そんな様子の違いも見ることが出来て面白い。

後から来た人は、テーブルを確保することもままならないほどの混雑。
まもなく試合開始、ドーム内の様子がスクリーンに映し出されると大歓声が沸きおこる。
テーブル席を予約していた一団に、なんと笛や応援プラカードを用意して応援をリードしてくれる一団が。
まるで私設応援団だ。
その合図に合わせ、かっ飛ばせ!とか突撃!そして選手別の応援歌を大合唱して鼓舞する。
勿論、ここはなんば。直線距離でも2km以上離れたところ。どんなに騒ごうが選手に声が届く訳はないのだが、おそらくこれだけのパワーは何かしら、届くだろうと思わせる。
室内ということもあり、まあ凄い一体感。初めてこういったところで野球観戦をするが、こういうのも悪くはないなと思う。

阪神の先発は1戦目で好投した村上、対するオリックスの先発は山本。1戦目も同じ組み合わせで、山本をKOしたこともあり、これは今日もいけるだろうか?と少し期待を持つ。
先制は阪神!
今期から加入・ノイジーのソロホームランで1点を加えた。
助っ人とはいえ、じつはペナントレース中はあまり打撃面は期待ができなかったのも事実。むしろ守備面での評価は非常に高く、打球判断や捕殺であまり表に出ない活躍を続けていただけに、ここでやってくれたか!という思いだ。
これはいけるか!?とここぞとばかりに大盛り上がり。
しかしその裏、あまり調子のよくなさそうだった村上があっさりと逆転を許すと、流れは一気にオリックスへ。
山本も最初はあまり絶好調ではなさそうに見えたのだが、野手陣の好プレーにも助けられながら、調子は尻上がりに良くなっていった模様。阪神打線もランナーは出すものの、ここぞという時にギアを上げるピッチングになすすべなく、その後はスコアボードにタコ焼きがどんどん焼きあがっていく。
キレッキレのフォークと、終盤でもMax158kmを計測する速球に翻弄され、日本シリーズでは新記録だという14三振を喫して完投を許す。

一方オリックス打線は好調。2本のホームランを浴びせられ、気づけば4点差。
安打数では上回り、なんとか攻める姿は見せていたが、残念ながらそれ以上及ばずに5-1で敗北。逆王手を掛けられることになった。
予定では明日に帰るはずだったが、そのまま居残りが決定した瞬間だ。

同じテーブルの人たちと、また明日、頑張りましょう!と声を掛けあい、なんばを後に。
もう足が棒のようだ。入場開始の17時過ぎに入り、それからずっと立ちっぱなし。明日の参戦も決まったことだし、一旦疲れをリセットしなければと、久寿川駅近くの今津温泉(銭湯)に。
ノンビリと浸かって本日のお宿…というより、お家。GPSランナーナオキさんのお宅へお邪魔した。

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