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【たけポン通訳ガイドに挑戦!?北海道旅 その10】

【早起きは三文の徳】
気合の5時半起床で数人で朝日を見に行く。ステファンやクラウディンも勿論参加だ。
外に出たら駐車場の脇にシカが屯している。
早足で海岸に向かうと、丁度朝日が昇るところ。キンと冷えた空気で気が引き締まる思いだ。



海岸線を見ると、波が凍っている?後で訊いたら、この時期は恒例らしく、寧ろ高温が続いたので今は控えめ。最盛期には波の先端?が凍ったものがどんどん盛り上がり、身長を超えることもあるとか。

朝食を頂き、ボチボチ出発。他のゲストさんも出てきて一緒に見送ってくれる。なかなか遠いところではあるが、ここはぜひまた訪れたい場所だ。
まずは霧多布岬を目指し、岬周辺に住んでいるというラッコを狙いに行く。
本来なら今日は納沙布岬を目指す予定だったが、日程変更の関係もあり、それは断念。まあ納沙布岬でしか見られないという野生動物は特にないので、問題はないだろう。




太平洋に突き出す霧多布岬、駐車場に停めて先端を目指して海を眺めながら歩く。
途中から見えるかも!という情報もあったが、なかなか見つからない。
しかし、最先端についたところでよ~く海を見渡してみると…
流木?いや、明らかに一直線に泳いでいるような。
やっぱりラッコだ!


ラッコがいる🦦


かなり遠くだが、確かにラッコが見えた。ステファンやクラウディンにもあれだよ!と教え、暫し観察。よく見ると他のところにも時々浮かんできたり潜ったりしているみたい。
エサとなる貝でも獲っているのだろうか。

帰り際にはキツネとも遭遇。
するとステファン、なんとかキツネを撮ろうと静かに、しかしすばやく移動している。
今まではどちらかというと常にゆっくりと動くイメージしかなかったので、思わずクラウディンと、ステファンも早く動くことがあるんだね!とジョークを交わしていた。

根室本線に沿って走るアップダウンを繰り返しながら海岸線を走る道を選び、根室市街地へ。このエリアに来ると、景色から全く雪がなくなった。少雪に加え、もともとこの辺りはあまり雪が降らない地域。



この辺りは海岸まで台地がせり出し、ストンと断崖で海に落ちるような特徴ある地形。一直線ではなく、アップダウン・カーブを繰り返す道路は変化があって面白い。国道ではないので、景色が良いところや野生動物のいるところでふっと止まることも容易だ。
キツネも何頭か発見。この北海道旅で一番見たんじゃないかな?フォックスロードと名付けたいぐらいだ。

【流氷と出会う】

丁度お昼時なので、市街地のエスカロップが有名な喫茶店へ。
あまり沢山食べない彼らにも、サンドウィッチがあるので好都合なお店だ。
アメリカンな店内ミュージックがクラウディンにはヒットしたらしく、クラウディンはノリノリ!
バターライスにカツが載った、ボリューム満点なエスカロップを頂いた。

食後にシマエナガがいるという、根室市街地の公園に行ってみるも、バードウォッチング小屋への道が凍結していて怖い思いをした割には、あまり収穫はなかった。

そして昨日聞いた通り、根室には流氷が接岸していた。天気は快晴。空の青と、流氷の白、そして海の青のコントラストが美しい。
遠くには知床半島や、北方領土の国後島が見える。
確か昔、根室(納沙布岬も行った)に来たときはあまり天気が良くなく、あまり景色は良くなかった気がするので、今回アップデートできてよかった。



本日のラストポイントは風連湖畔。もう夕陽が落ち始めるころビジターセンター側から入っていくと、海と湖の境目の砂浜で道は途切れる。ここから歩いて春国岱に入っていけるのだが、今日はもう遅い。流氷&白鳥を撮影したりして、今日の撮影は終了だ。

今夜の宿は、まきばの湯しまふくろう。最初は他のところに泊まろうと思っていたが、別海町の旅行支援割でお得に泊まれると知り、ここに決めたのだ。
まあ何の変哲もない温泉施設に併設の宿泊施設。安く泊まれることもあり、ここは各個人、個室を抑えた。ここまではステファンと僕はシェアルームが続いていたので、それぞれにちょっとプライベートタイムも必要なタイミングだ。
気づけば今日で6日目…ということは、彼らとの旅もこれで道半ば。あっという間に過ぎたような感覚だ。
温泉でリフレッシュして、後半も頑張るぞ!


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