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5G線上のアリサ【第1章#5話】

#5話:授業の終わり、事件の始まり



【視聴時間=03:20】


「では加護さんから、そもそも5Gとは?」
清水

復習スタート。
今まで覚えた授業内容の確認をする。
「簡単に言うなら通信方法5世代目」と伝えた加護は、肩下げ式からポケベルになった時代を共に懐かしんだ。

「そう、1980年代から1G時代が始まりました」
清水

池田と井口に続き平野がアイモードやEZWEBイーズィーウェブのネット黎明期3G時代を思い共に懐かしんだ。

「そうですね。では2010年からの時代は? また加護さんからお願いします」

「4G時代です。10年単位で進歩を遂げてーーー」

「―――5G時代に至り、みんなと出会い今があるのです」と、愛利沙は改め感謝を告げて四人の生徒を導きながら、井口のVRメガネネット検索カンニングも見逃さずに履歴を追いかけーーー

「―――登録情報ログ知っているからって、赤メガネ押さんといてぇ」
井口

同時にツリッターで相互フォロー関係になったのならば、承認後すぐに自分目線のVR世界が見られることを生徒に伝え、機能に慣れていくようにスタートアップした。

この五人は百戦錬磨。

今まで知識を出し合いながら、5GとIOTの使い方を学びながら、社会に応用できる手段を現実的に考え出した。

「未来はこういうテクノロジー化を果たしたら良いな」と言える、議論や疑問を応酬しながら愛利沙を起点に話した結果―――

「ーーーまるで予言のようにこの社会がみるみる変わっていったわよね」
平野

謙虚に「それは過信」と返し、愛利沙は自分の持論を展開。
「自分程度に思い付くことはすでに他の人が気付き、やっていると思う」からこそ予言や“アイムソーリー”ではない。

とあるツリッターのアカウント名を出した愛利沙は笑わせた。
令和の予言者アイムソーリー”のフォロワー数は1000万人。

ツリートをする言葉がすべて予言のように叶っていくと、知られ今ではフォロワー数が日本一の有名人。

「遠い世界の人の話よねぇ。1000万人のフォロワーなんて。私は愛利沙ちゃんと加護さんと……うん、この二人がフォローしてくれたらいいわ―――」

「―――わしらは入っとらんのかい!」

「―――俺も入れてくれぇ!」
平野/池田/井口

自動運転や遠隔手術も可能と伝えおさらいが終わるとーーー

「ーーー5Gのおさらいはバッチリね。みんな、合格よ。アリサのパソコン教室初、ロートルズでツリッターを始めるわよ!」
清水

パソコンやスマホを一から学びツリッターを始めたことが、教師の人生を狂わせるとはこの時、誰も知らなかった。


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