５Ｇ線上のアリサ【第２章#２話】
#２話：別名謝罪神、アイムソーリーの謎
【視聴時間＝02:30】
一体
と ネット中が騒ぐ中、アイムソーリーに唯一フォローをされた清水愛利沙は出社。
１０００万人の十分の一の１００万人にフォローをされた、アリサは突然、日本の中でも有名人へと変化した。
「来た、来た！ 愛利沙ちゃん！」
「おはよう……ど、どうしよう、加護さん、池田さん……あたしやばい……井口さん、平野さん―――」
「―――清水ちゃん！ タイムラインがえらいことになったなぁ」
「先生をフォローしとる俺らのフォロワーも鰻上りで増えとるぞ！」
「この人たちはあたしたちなんかに興味はないの。アイムソーリーがフォローをしたアリサちゃんに興味を持っているだけ」
「今日の深夜、アイムソーリーがアリサアカウントにフォローをして、つぶやきをしたことが始まりのようです」
話していく間に１００万人から１０１万人に増えたフォロワー。
それを見ながらアイムソーリーのつぶやいたことと今までの偉業、二つをまとめロートルズたちは状況整理を開始した。
「令和の予言者アイムソーリー。５年ほど前から土下座をしたスーツ男のアイコンと共に現れて、政府の政策を未来予知するかのように如く的中させてきた……」
「お決まりのセリフは朝の“アムソーリーヒゲソーリー、おはようございます”。これだけで今もイイネが１００万超え。リツリートも１００万近くいく。なぜなら―――」
「―――そこから続いてつぶやかれる言葉が株価さえ動かす力を持ったつぶやきやからや」
１００％の予言率。
まったく無駄なツリートもしない。
的中率がその目に止まりフォロワー数が大急増後、過去に一度も言った言葉を外したツリート内容がなく、彼の言葉に従っていれば日本は必ず幸福になる。
そんな予言者がＳＮＳに登場したのが始まりだ。
「別名謝罪神。世の事情を天気予報レベルで当てる現代の神であり予言者……」
「私たちで良ければ頼りにして。みんなで助け合って解決しましょう」
生徒たちにフォローをされ愛利沙は少し安心しながら、アイムソーリーの最新つぶやき内容を見つめだした。
新着記事と作品は19:00頃にアップします。
『”Magic Wizards”perfomed by Dekibo,used under license from Shutterstock』
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