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30歳になるということ...

この記事を書いた1週間後、2022.10.14(金)で30歳。30歳なんて他人事で、無理な話だが一生20代でいれる思っていた。そんな未知の30歳という年齢に突入しようとしている今、すごく感じていることがあってその記録をここに。

大人たちは若いひとに向かってこう言う「若いんだからなんでもできる」

20前半の頃が1番言われたかな。仕事の先輩、お客様(僕は美容師)。飲みの場でも年上の友人からも。なんの疑いもなく「そうだよな。うんうん。」と聞いていた。自分もそう思っていたし、周りが言うんだから尚更間違いないと。

海外旅行10カ国、寝る間も惜しんで飲みに行ったりクラブ行ったり、休みは朝から外出、ライブで前線に繰り出したり、朝までカラオケ行ったり、、、あげるとキリが無いくらいこの20代時間と体力とお金をそれなりに使ってきた。

ところが30歳が近づいている今、思えば「若いんだからなんでもできる。」という言葉を最近あまり言われなくなったような。たまに言われるが確実に回数は減った。そっか、もう若くないのか、、、うっ。

そんなことを考えるとなんか急に自分が正真正銘大の大人になった気がした。なんだか淋しい。しかし、僕が最近感じている感覚はそれとは真逆で、

『30歳。これからの方がなんでもできる。』

そう思えてしょうがない。なんだろう、本気でそうとしか思えない。

20代を美容師一筋で歩んできた。場所もお店も変えず。紙面、ヘアショー、美容師向けセミナー、母校の特別講師とかもかなりやった。ホットペッパーなどといった広告も使わず自力を信じて地に足つけて人間臭くやってきたつもりだ。一生懸命やってきたと言ってもバチは当たらないだろう。

そういう自負があるもんで、この先何をするのにもなんだか自力を信じれる。仕事に限った話ではなく遊びも。例えるなら根っこや幹がしっかりしているからこそ枝分かれしていける木とでもいうか。出会いや経験、そして自信という栄養をしっかり得た根っこや幹があるからこそ豊富な枝(道)がある。十分な栄養がなく貧相な根っこや幹だとその先の成長に限界があるが果たして自分はどうだろう?。少なからず自分では自分に対して前者だとそう思える。我ながら図々しい話だが、自分で自分くらいは讃えてあげたい。

そう思うと「若いんだからなんでもできる」「若いうちに色々やりな」「今のうちだぞ」。そんな言葉を下に向けるのはなんだか人間の先輩として申し訳ないんじゃ無いかという気がしてきた。捻くれているが言葉の裏を返せば『歳を重ねるとやりたいことできなくなるぞ』と聞こえる。聞き手のその人が未来に期待できない言葉に聞こえてしまう。だったらむしろ、

「人生今以上にこれからどんどん楽しくなるぞ」「歳を重ねるって最高だぜ」と、そんな言葉をかけれる大人でありたい。歳を重ねることは誰もが逆らえない現実だからこそ、それを醍醐味に楽しめる人間でありたいしそういう姿を下の代には見せたいものだ。

少し逸れるが、僕と同い年で尊敬してやまない大好きなやつがこう言っていた「私にとって人生はスタンプラリーだから」。やりたいこと、なりたいこと、いきたいとこ、、、それらを着実にクリアしてスタンプを押す。歳を重ねるごとにスタンプが増えていき気が付けばスタンプラリーはスタンプでいっぱいになる。歳を重ねるのが楽しくなる考えだこと。

そんなマインドで生きているそいつは側から見ていてまぁ楽しそうに生きている。本人は自分の生き方をどう思っているか知らないが、僕にはめちゃくちゃキラキラして見える。そいつがいれば僕も自分らしい生き方ができる気がするくらいだ。

僕にそんな想いをくれたそいつがいるように、僕も誰かの気持ちをほんの少しでも動かす大人でありたい。そう思うと「若いんだから今のうち、、、」みたいな言葉を下に向けるのはちょっと僕にはできないかも。歳を重ねることを羨ましがる言葉をかけたい。

未来に待ち受けてる結果はどうであれ、自分が楽しいと思う道を進む歳の重ね方をしたい。歳上だろうが歳下だろうが平等に流れる時間ならば、明日を迎えることを楽しみに生きたいものだ。

30歳、めちゃくちゃ楽しみ。
そして言いたい、、、

「30歳最高だぜ!人生って最高だせ!」

(ps.30歳の誕生日は滝行に行ってくる。)

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