WEBメディア編集者としてのポートフォリオをまとめました

 本記事の成分としては以下の通り。ひと言で言うと、ライターさんへのラブコール。

・ポートフォリオをまとめようと思ったきっかけの説明
・担当記事リスト
・企画を考えるうえで僕が大事にしていること(興味を持ってくれたライターさんへのラブコールみたいなもの)

ポートフォリオをまとめようと思ったきっかけの説明

 まず今回ポートフォリオ的なものを作ろうと思ったきっかけと目的について簡単に説明していきます。

 おもな要因としては以下の2点。

目的①自分の担当した記事をまとめておける場所を作ろうと思った
目的②これを見て「いっしょに仕事したい」と興味を持ってくれるライターさん探し

目的①自分の担当した記事をまとめておける場所を作ろうと思った

 ゲーム攻略ライター(フリー)として5、6年、編集としてインタビュー系の記事もちょこちょこ担当(それ以前も何件か書くことはあった)するようになってから2、3年になりますが、自分の担当記事をまとめことはありませんでした。

 とくに必要性を感じなかったのと純粋にめんどくさかったのが理由なのですが、最近ひとつ気になることがあって……。

 記名記事の場合、飛び先はTwitterアカウントなんですが、僕のTwitterは「好き」「かわいい」「えっち」で埋まっているんですよね。

 もし記事で興味を持ってくれた方がいたとしても、「なんだこいつ」で終わってしまう状況なわけで。

 実際にそういう方がいるかいないかはおいておいて、少しくらい“担当者の顔”が伝わる場所を用意しておくのもいいんじゃないかと思ったしだいです。

目的②これを見て「いっしょに仕事したい」と興味を持ってくれるライターさん探し

 ↓でまとめている自分の担当記事を見ていただくと一目瞭然なのですが、「編集」と名乗りつつ、多くの記事において自分で“執筆”を担当しています。

 実際に自分がライター出身で書くのが好きという理由もあるのですが、

「実際に書いて記事の“当て勘”を養わないと、ライターさんからいただいた原稿に対していい編集はできない(意訳)」

という編集長の教えから、まずは地力(自力)をつけましょうと、実際に自分で書く動きをメインとしていました。

 で、この2年やってきて、最低限ではありますが自分なりの“当て勘”を持て(気がする)、編集としてのスタートラインくらいにはたてたと思いはじめ、つぎのステップとしてライターさんといっしょに進める企画というのもやってみたいなと。

 僕自身、フリーでライターをやってきたこともあり、“編集とライターの相性”の大事さっていうのは身に染みてわかっているつもりです。

 なので、自分の担当記事を見たうえで「いっしょに仕事をしたい!」と思ってくれるライターさんがもしいるのであれば、そういう方とお仕事をしたい。そう思い、ポートフォリオをまとめてみようと。

担当記事リスト

 ここではここ2年くらいで担当したインタビュー系の記事をまとめています。それ以外の記事の編集をしていたり、兼業でゲームのプレイレポート記事も書いてはいますが、そのあたりは省略しているのでご留意を。

■やりこみゲーマーはなぜ苦行に挑み続けるのか──「普通に辛いです」それでも縛りプレイに身を捧げる理由【おやつの人インタビュー】
RT:約2790 はてブ:約230
2020年11月11日掲載

■藤井二冠の自作PCについて最強将棋ソフト開発者に聞いたらトンデモないことが判明した件 ※担当は進行と入稿メイン。
RT:約1180 はてブ:約890
2020年10月29日掲載

■藤井聡太はなぜ矢倉でタイトルを取ったのか【勝又清和七段インタビュー 聞き手:白鳥士郎】
※担当は進行と入稿メイン。
RT:約420
2020年10月5日掲載

■声優・鈴木達央流“最強系主人公”の演じかた──ハチャメチャに強い『魔王学院の不適合者』アノス様を「スマートな上司」に落とし込んだ言葉や音へのこだわり
RT:約2440 
2020年9月26日掲載

■なぜ『メギド72』運営はトンチキしてしまうのか──「ピックアップガチャ」「俺らイケメン」誕生秘話から見えた開発チームの遊び心【宮前Pインタビュー】
RT:約2470
2020年9月18日掲載

■マックスむらいが人気の頂点で見た地獄──「私は好きなことで生きてはいけない」仕事への責任や使命感を背負って戦う生き様
RT:約1330
2020年8月21日掲載

■「殺し合いはものすごい百合」「TSは百合なのか」──百合愛好家たちが語る“尊いだけじゃない濃密な百合の世界”【菅沼元×永田たまインタビュー】
RT:約470
2020年8月3日掲載

■『プリコネR』コッコロはいつからママになったのか──コッコロ役の声優・伊藤美来さんから見た”真面目なガイド役”から”ママ化”するまでの経緯とは
RT:約17000 はてブ:約210
2020年6月26日掲載

■コロナ影響で献血者が減少。コミケ中止だからこそ「コンテンツの力で人の命を救う手助けを」コミケ献血実施への想い【コミケ献血担当者インタビュー】
RT:約700
2020年5月2日掲載

■Yostarがアニメ制作会社を設立した理由──労働環境の改善、チーム作り、作品への愛…いいアニメを作り続けるために変えたかったこと【李衡達×稲垣亮祐×斉藤健吾】
RT:約1100
2020年11月11日掲載

■再生数以上に大事にしたい「出すからには自分がおもしろいと思うものを」というこだわり。あくまで趣味として楽しむTRPGとの付き合いかたとは【ゆっくり動画投稿者・ダニエルさんインタビュー】
RT:約980
2020年3月18日掲載

■追求したのは「TRPGのおもしろさを最大限伝えられるか」。シェアの取りかたを研究し、趣味の範囲を超えて動画づくりを目指す理由とは【肉声動画投稿者・まにむさんインタビュー】
RT:約920
2020年3月18日 掲載

■【 #タイツの日 】創業72年を迎える老舗タイツメーカーに直撃取材! タイツの秘密をいろいろ聞いてみた【聞き手:よむ】
RT:約5000 はてブ:440
2019年11月2日掲載

■常人には理解できないやりこみゲーマーの世界に迫る──「ゲームプレイ開始まで準備に半年」「リセマラで1ヵ月」絶望と不可能を超えた先に生まれる感情とは【ゲーム実況者:shu3インタビュー】
RT:約6980
2019年8月8日掲載

■タイツとはフェロモンの真空パックである──「タイツの匂いと湿度」まで描き切るアニメ『みるタイツ』原作者・よむ氏が語り明かした“タイツへの想い”とは?
RT:約1980
2019年5月9日掲載

■「狂ってると感じて貰いたい」──ポプテピ「星色ガールドロップ」予告コーナー監督・山元隼一が語る”短編アニメ製作の仕掛け”【アニメ『おとなの防具屋さん』監督×プロデューサー対談】
RT:約850
2019年3月6日 掲載

■VRの理想と現実「二次元のキャラに会えると思ったらゾンビばかりだった」『狼と香辛料』作者がVRアニメで萌え作品を作るに至った理由が切なすぎる
RT:約130
2018年9月24日掲載

■ニコ動で毎話1位の話題沸騰おパンツアニメ『嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい』原作者・40原氏に訊く誕生秘話「10代の子たちの性癖をこじらせたい」
RT:約820
2018年8月7日掲載

■バーチャルYouTuber ミライアカリへ独占インタビュー! 「申し訳ございませんでしたぁぁぁぁあああ(´;ω;`)」アカリ砲炸裂でのサーバーダウン騒動を語る
RT:約5360
2018年2月15日掲載

■岸田メル「自分が女の子に同化していく」、いとうのいぢ「顔がいちばんの基本」現代のトップイラストレーターが語る“かわいい女の子を描くコツ”
RT:約690
2018年2月13日掲載


 ジャンルとしては、アニメ・ゲームをはじめとするネット文脈からくるエンタメ系。すべての記事がそうではないですし、そもそも文字数どうこうに関してはそこまで気にしていませんが、わりとがっつりボリュームの記事が多いです。

 もともとはゲーム攻略畑の人間なこともあり、最初のころはなにをどうすればいいかさっぱりでした。

 企画の考えかたもお粗末、企画書の書きかたもわからない、取材知識もそれをまとめる技術もない。そんな状態から、編集長やデスクにアドバイスをもらいながら、企画提案から記事掲載まで進められる程度にはなってきた、というのが現在の僕の状況です。

企画を考えるうえで僕が大事にしていること

 もし上の記事を見て、「いっしょに仕事したい」「こういう企画やりたい」と少しでも興味を持ってくれた方、DMでもリプライでもなんでもいいです。連絡をいただけるとうれしいです。

竹中プレジデント(@takepresident

 その判断材料に少しでもなればと、僕自身が企画を考える際にどのようなことを意識して大事にしているかについて、ざっとまとめておこうと思います。まあ、ライターさんへのラブコールみたいなものです。

 ちなみに、完全に自分のスタンスです~って顔して書いてますが、ほぼほぼが編集長からの教えだったりします。


 まず、大前提。「企画としておもしろいかどうか」

 当たり前のことすぎるので、もう少し僕自身の言葉として書くならば、「企画を提案する人がそれ(企画先)に対して興味と熱量を持ち、少なくとも自分のなかでおもしろいと感じているかどうか」

 当然のようで意外と難しい。よく「おもしろいってなんだっけ?」って迷走してしまいます。でも、ここがブレてしまうといい企画にならないと思うんですよね。大事。

 そして、そんな「おもしろい」という下地の上に3つの柱があるイメージです。

ひとつ、「読者が楽しんでくれる。喜んでくれる」

 まあこれも当然ですけど、その記事が出ることで読者が楽しんでくれる。それが理想ですよね。

 それを目指すにはどうすればいいか。個人的に大事にしているのは、誰に届けたい記事なのかは明確に。そしてどう広がりどう反応があるのか。それ込みで取材の切り口だったり記事をまとめていくってのは意識しています。

 原稿を書いて終わり、記事が公開されて終わり、ではないわけで。多分同業種の方ならあーっと思う人もいるかもしれないんですが、「記事を出すことが目的」になってしまうことってあると思うんですよ。出して満足しちゃう。学生の宿題みたいに。

 そうじゃなくて、出したその先まで見据えて企画を考えていきたい。(できるとは言っていない)そんな気持ち。

ひとつ、「先方が喜んでくれる」

 記事として取り上げることで、話題になったり、その界隈が盛り上がったり、ニッチなジャンルだったらより多くの人の目に触れるきっかけになったり。

 取材先が企業だったら企業が、個人だったら個人が、数値うんぬんはおいておいて「(取材を受けて)よかったな」と思ってもらえるような企画でありたい。ってのも大事にしたいなと。

 とくに僕は、好きという熱量だけで「ニーズ? 話題性? 知らぬっ! えいやえいやっ、そこをまかり通る~~~~」って、自分の欲望しか考えずに企画を進めがちなので、戒めの意味でも大事にしている要素です。

ひとつ、「ニコニコに紐づいているか」

 「ニコニコニュースオリジナル」(記事を書いているとこ)というメディアとしての軸足ですね。

 ですので、企画をご提案いただいても、まったくニコニコと関係ないジャンルだと「うちだと難しい」とお返事する場合があるので、そこだけ先にごめんなさいしておきます。まあ、でもわりとだいたいなんとかなります。


 改めて文字化してみると、いやそれ当たり前じゃん? ってことばかりですね。書いてて途中から恥ずかしくなってきました。

 以上です。