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ヒカリへ

10数年前、当時関西に居たが、その当時の支店長から「中国北京」と辞令を告げられ時、とてもワクワクした。支店長はまさかの海外辞令にとてもニヤニヤしていた。ドメスティックな会社で海外事業、当時はまだ誰もが国内に目が向いていた。私も当時本社東京に行く覚悟はできていたが、まさかの海外。希望していたわけでもなかった。まして関西弁なら話せるが、英語を話せるわけでもないし、中国語すら勉強したこともない。よく会社もそんな人間を海外に行かせるなと思ったが、個人的には嬉しかった。海外事業って、人生が変わる気がした。世間では中国のイメージはあまりよくなく、家族も反対だった。私の中では中国のイメージは悪くなかった。大学の卒業旅行は北京だったし、何より中華料理が好きだった。あれから10数年経過したが、やはり今想い返すと、中国に行ってよかったと思う。人生に幅ができたように感じる。しかしながら、特に何か成し遂げたということはない。今も尚、試行錯誤して生きている。私は新しいことを始めること、知らない場所にいくのが好きだ。だからといって、古いものを捨てるということではない。今まで行った場所が嫌いということでもない。現にフィンランドには何度も行くし、自分に合ったものは大事にする。好きなことはずっと続けていきたい。ただ今よもよくなりたいという思いから、色々探求したいと思うのである。現在人生の折り返しを少し回ったところではあるが、まだまだ何かで達成感を得たいと恒に思う。そういう意味で自分の習慣として、人から薦められることには恒にチャレンジする。最近では、ルアー釣りとドラムを初めた。この歳で新しいことをやるには少し頭と体力が付いていかないが、やはり人として、いつか何かを成し遂げたいと思う。それが釣りかも知れないし、ドラムかも知れない。新しい出逢いに感謝である。誰もが人から認められたい、褒められたいと思う。だからこそ頑張れる。ただ一生懸命やったとしても、認められるかわからない。ただ自分を信じて突き進むことができるか。それがいつかヒカリがさすと私は信じている。

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