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住所の表記

日本国内の住所は、「住居表示に関する法律」に基づく住居表示、または法務局などの登記所が定める地番のいずれかを用いて表記されます。

住所は、以下の要素から成ります。

都道府県
都、道、府、県

区市町村
・東京都特別区:区
・政令指定都市:市-区(行政区)
・政令指定都市以外:市、郡-町/村
※東京都の島嶼部など、郡のない町村もある。

町字
・「……丁目」、「……町」
・大字(おおあざ)-字(あざ)
など
※「丁目」がつくものは、例えば「本郷三丁目」で一続き。また、「丁目」の前に漢数字を用いたものが正式名称であるところがほとんど。

住居表示/地番
・住居表示:番(街区符号)-号(住居番号)
・地番:番/番地-枝番

建物名
・「……マンション」-号室(部屋番号)
・「……ビル」-階
など

上記の要素を、大きな区分から順に続けて書きます。郵便番号、都道府県から住居表示/地番までの2行、若しくは建物名を加えた3行で表示するのが一般的です。

102-8688
東京都千代田区九段南一丁目2番1号
九段第3合同庁舎・千代田区役所庁舎1階

区市町村の後で改行したり、住居表示や地番の「番」「番地」「号」などを省略して、ハイフンマイナス(Unicode:U+FF0D)で繫げたりすることもあります。

102-8688
東京都千代田区
九段南一丁目2-1
九段第3合同庁舎・千代田区役所庁舎1階

京都市では以下の表記が一般的です。

604-8571
京都府京都市中京区寺町通御池上ル上本能寺前町488
(京都市役所の所在地)

これは、その土地が寺町通に面しており、御池通との交叉点から北にあがった上本能寺前町488番地にある、という意味です。

交叉点から南の土地は「下ル(さがる)」、東西に進んだ所はそれぞれ「東入(ひがしいる)」「西入(にしいる)」と書きます。

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