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「抱腹絶倒」という表記が多いようですが、本来は「捧腹絶倒」と書きます。「捧」は両手でかかえるという意味です。

「捧腹」は『史記』からの出典です。

司馬季主捧腹大笑曰「觀大夫類有道術者。今何言之陋也。何辭之野也」
司馬季主(しばきしゅ)、捧腹大笑して曰く、「大夫を觀るに道術ある者に類す。今何ぞ言の陋(ろう)なるや。何ぞ辭(じ)の野(や)なるや」
(司馬季主は腹をかかえ、大笑いして言った。「そなたは学があるお方とお見受けする。なのに、どうしてそのような浅薄で下卑なことを仰るのか」)

(『史記』日者列伝)

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