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私の備忘録

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独学我流で写真を学んでいる私の立場から必読の記事を掲載させていただきます。
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2020年12月の記事一覧

戦後75年

書架にある本の中には、いたみをおぼえる一冊があります。  『加賀の千代女』(川島つゆ著 小学館 昭和17年9月30日初版発行 定価1円40銭 8,000部)は、私が大学生だった昭和50年前後に神田の古書肆にて低廉で購ったものです。子供にも分かり易く、嚙んで含めるような語り口調の文章です。  その表紙の見返しには、次のような若い女性の水茎の跡があります。  「昭和18年4月2日 村山中尉殿ヨリ   なつかしき 君の残せし おくりもの おくりし君の 姿を偲ばる」  この女性の歌

銀座に店を構える ジュエリー職人の想い

銀座に10年、ジュエリーのお店を構える職人私は30年ジュエリーの世界におりますが、 オリジナルジュエリーを製作し、 その一方では、自らがお客様の声を聞き、 デザインを手掛け、手創りする職人は 田村有弘氏の他にはいないと思います。 とても高い技術を持ち、すべてひとりの手で行い、創り上げていく職人です。 そうすることで、お客様の安心と信頼を、得ているのではないかと思います。 今回、その職人田村氏の職人としての思いを聞いてみました。 ジュエリー創りの喜びとは何でしょう一点も