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銀座の木挽町に住む 野良猫の“ぶーちゃん” 近寄ろうとすると、 あっという間に姿を消しちゃう。 お世辞にも可愛いとは言えない顔つきで 誰がつけたのかはわからないけど、 “ぶーちゃん”と呼ばれていました。 警戒心が強く ずーっと誰も寄せ付けずに生きていました。 そんなぶーちゃんが 近所で仕事をする心優しいお姉さまと出会って、 変わっていきました。 心優しいお姉さまは、 この銀座の街で生きているぶーちゃんが とても心配でなりません。 近寄ろうとするお姉さまに ぶーち
いつか母について書いてみたいと思っていました。 けれど どこからどう書いたらいいのか迷い、なかなか書くことが出来ずにいました。 そんなとき、ある出来事が起こりました。 母の人となりを知るに至る出来事がたて続きに起こりました。 その出来事が私を書く気にさせてくれました。 ある日、父の病院の付き添いで母と待合室で待っていたときのことです。 前に座る老夫婦か、話しているのが耳に入ります。「冷房が効いていて寒い寒い」とお婆様がお爺様に訴えかけてます。お爺様はなすすべもなく、ただ
茨木のり子さんの詩集を読みました。 職業柄「娘たち」の詩が心に沁みたので書きます。 「娘たち」 イヤリングを見るたび おもいます。 縄文時代の女たちとおんなじね ネックレスをつらねるたびに おもいます 卑弥呼のころと変わりはしない 指輪はおろか腕輪も足輪もありました 今はブレスレット アンクレットなんて 気取ってはいるけれど 頬紅を刷(は)くたびに おもいます 埴輪の女も丹(に)を塗りたくったわ ミニを見るたびに おもいます 早乙女のすこやかな野良着