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夢のゆくえ - 銀河鉄道の夜 -

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the side story of Galaxy train.
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記事一覧

夢のゆくえ -銀河鉄道の夜-

 第一章 プロローグ 「――それはなつかしい星めぐりの歌を、くりかえしくりかえし歌ってい…

takeoka
10か月前
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夢のゆくえ -銀河鉄道の夜- ②

 第二章 旅のはじまり  月日はながれ、寒さのきびしい冬の季節がやってきました。  タル…

takeoka
10か月前
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夢のゆくえ -銀河鉄道の夜- ③

 第三章 たったひとりの乗客  汽車はシュウシュウと白い煙を吹き出しながら加速して、廃駅…

takeoka
9か月前
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夢のゆくえ -銀河鉄道の夜- ④

 第四章 蜃気楼の町  やがて、汽車はつぎの停車場に到着しました。  とびらを開け、プラ…

takeoka
9か月前
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夢のゆくえ -銀河鉄道の夜- ⑤

 第五章 動物たちの楽園  つぎの停車場に着くまでのあいだ、かなりの自由時間があったため…

takeoka
9か月前
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夢のゆくえ -銀河鉄道の夜- ⑥

 第六章 サウザンクロス  星屑のなかを走りつづける汽車は、そのあいだにも幾度か停車場に…

takeoka
9か月前
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夢のゆくえ -銀河鉄道の夜- ⑦

 第七章 脱走  船着き場までたどり着いた二人は、さっそくどこかに妹がいないかさがしてみることにしました。  停泊している船の前にはたくさんの人が列を乱すことなくならんでおり、乗船する順番がまわってくるのをじっと待っています。ならんでいる人たちの顔をみると、大半は老人ばかりにみえましたが、なかにはぽつりぽつりと若い男女や幼い子どもたちの姿も混じっていました。みんなぼうっとうつろな表情をうかべたまま前方だけを見つめ、だれも二人のほうを見向きもしません。ただ、その中に妹らしき女

夢のゆくえ -銀河鉄道の夜- ⑧

 第八章 汽車の墓場  ――タルカは夢をみていました。  ずっと以前、まだ幼かったころの…

takeoka
8か月前
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夢のゆくえ -銀河鉄道の夜- ⑨

 第九章 鉱山の町  暗闇の底から脱け出すことができた汽車は、ネズミたちの案内のもと、彼…

takeoka
8か月前
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夢のゆくえ -銀河鉄道の夜- ⑩

 第十章 はじまりとおわりの駅  旅の終わりが少しずつ近づいていることは、汽車に乗ってい…

takeoka
8か月前
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夢のゆくえ -銀河鉄道の夜- ⑪

 第十一章 夢のゆくえ  それからじつに七年の歳月が、大地を吹きわたる風のように過ぎ去っ…

takeoka
7か月前
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