反応しない練習「読書日記」

人間のすべての悩みの原因は「心の反応」
反応しないことですべての悩みが解決する。

『すべての悩みは心の反応』

我々は生きているといろんな悩みがある。
・会社に嫌な上司がいる。
(これは怒りを生む反応)
・大事な場面で失敗しそうだ。
(これは不安や緊張を生む反応)
どんなときでも心は反応してしまう。
悩みの始まりは「心の反応」があるから。

つまり反応しなければすべての悩みは解決
するということ。
反応しなければ怒ることもないし、
落ち込むこともしないし、緊張もしない。
過去の事も後悔しない。
未来に不安も感じない。

『どうやって心が反応しなくなるのか』　

反応せずに、まず理解する。
「心の状態を見る」ことでムダな反応をおさえることができる。
この「心の状態を見る」方法を２つ紹介。

①ココロの状態を言葉で確認する
(仏教用語でラベリング)
苦手の人の前で緊張してしまったら
「わたしは緊張している」
普段の生活の中でも
「疲れを感じてるな」「イライラしているな」「気力が落ちている中」というように、
目をつむって客観的に確認する。
こうして、心の状態、体の動作を、客観的に言葉で確かめる習慣を身につける。
これを実践していくと反応から抜け出せることができ、心は落ち着きを取り戻す。

②カラダの感覚を意識する
目を閉じて、自分の手を見つめる。
暗闇のなかに「手の感覚」を感じる。
その手を上に挙げる。「動く感覚」を感じる。このとき
「手の感覚がある」「手の感覚が動いている」と意識する。
今度は手のひらを上に向けた状態で、脚の上に置く。そこで手を握ったり、開いたりする。「手を握るとこのような感覚が生まれる」と確認する。
同じ要領で呼吸をし、「お腹のふくらみ、
縮み」「鼻先を出入りする空気の感覚」を感じるようにする。
こうして、日頃のカラダの感覚を、よく意識しながら感じるようにする。

『心の状態を見ることでうまくいく』

これらの２つの方法は
禅の世界では「念じる」
瞑想の世界では「マインドフルネス」
と呼ばれている。
心の状態をよく見ること、意識すること。
そのことで、ムダな反応は止まり、心は静まり、落ち着きと集中が可能になる。
世に出回っている自己啓発本はたくさん
ありますが、最終的にはこの本にある
「ブッダの教え」に行き着くのかと思います。悩んでいる人は一度読んでほしいです。