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『習慣超大全』(感想)

継続は力なりという言葉がありますが私はこれ、座右の銘でもあります。(唐突に)

なぜならマズローの欲求階層説の最上位概念とされている『なりたい自分になる(自己実現欲求)』を実現するためには大小問わず何かしらの『継続』が必須だと思いますし、一方で簡単に理解できる概念であるにも関わらず決意を持って始めたことを継続できている人は意外に少ないと感じるからです。
※欲求階層説については上位概念ではなくて、相対的なボリュームを指しているとの指摘があることについても理解はしています。

そして自己実現をしている人を分かりやすく言うならば『その道のプロ』
例えばトップアスリートやミュージシャン、作家や画家などがあげられるかもしれません。あるいは最近ではYouTuberや各種インフルエンサーなども憧れの職業とされていますし、コロナ禍をきっかけに人々の価値観に変化が起き、物質的な豊かさよりも『なりたい自分になる』自己実現欲求が高まっているように感じます。

大手企業を退職して田舎でフリーランスを始めたり、本当にやりたいことでのベンチャーを立ち上げる話もよく聞くようになりました。

そして自己実現により生計を成りてている人は『その道のプロ』に他ならず、また例外なく人一倍の努力を継続してその地位を確立したことは想像に難くないでしょう。

そんな簡単なようで難しい『継続』ですが本書では『継続』するためにできることは3つしかないとされています。

①天啓を得る(え?)

②環境を変える

③小さなことから習慣を変える

天啓を得るだとほぼ神頼みになってしまうので、無視するとして環境を変える・小さな習慣を変えることについて徹底的に(だけど簡単にできることを中心に)掘り下げた本です。

内容は著者でもあるBJ・フォッグ先生が提唱されている『フォッグ行動モデル』が基本的でありながら衝撃的なレベルで腹落ちできるのでそれを知ることができただけでも読む価値があったと思いましたよ。


『フォッグ行動モデル』

要は上記の行動曲線の上にあるものは継続できるし、下にあるものは続かない(にくい)との概念です。年始に立てたはずの目標が早くも続いていない方は是非一読してみることをお薦めします。なりたい自分になるために何か継続できていることはありますか?
僕はありません恥
あ、ベッドでのスマホは継続してますね汗

そんなあなた(僕)でも本書を読めば環境を変え・小さく始める方法を余すことなく学ぶことができるのでこれを機に最強の習慣を身に付けたいと思います。

ちなみにタイトルはスタンフォード行動デザイン研究所の自分を変える方法『習慣超大全』で原題は『TINY HABITS(小さな習慣)』ですが、これ原題の方が良かったですね。スタンフォード式〜とか、〜大全とかすごくたくさんあって食傷気味な気がしますので・・

まあ『小さな習慣』だとスケールが小さい感じであまり売れなさそうですが笑

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