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思春期の自分⑨(高校③)
さて、最近書くペースが落ちてきています。
書きたいことがいっぱいあるので、どこから書こうか悩んでいることもあるのですが…。
前回までの記事はこちら。
さぁ、どうやって友達(?)ができたのか…今回はその辺りを書こうと思います。
授業はついていけたけど移動は…
受験勉強は、本当に裏切らなかった。
わからないことはほとんどなく、過ごせていた。
まぁ、中学の振り返りだったということもあったのだが…。
それは問題なかったのだが、教室移動は厄介だった。
特に理科…2階の別棟に移動しなければならなかったのだ。
当時の自分は…
友達もいないし、誰かに頼むこともできなかったため、
教室移動がある度にオカンが来て手伝って2階へ移動していた。
階段昇降機はあったが…時間かかるのよ!
そして、乗ったことある人はわかるけど、めっちゃ怖いのよあれは!!
使わなきゃならない理由ってあるけど、出来る限り使いたくなかった。
休み時間は10分…
よく間に合ったよね。
オカン、よく付き合ってくれてたよね。
昼メシもトイレもオカン頼みだった
自分でご飯を食べる、トイレに行くなんて微塵も考えていなかったため、
昼休みはいつも別教室でご飯を食べてトイレに行って…と過ごしていた。
当時は、介助が必要ということを知られることが恥ずかしかった。
他の人とは違うことが受け入れられなかったのだ。
恐らくこういった心情が、友達を作るという行動に対して臆病にさせたのだと思う。
そして、周囲の人は恐らくそんなこと気にしてなんていなかったと思う。
こうして考えてみると、高校時代って自立なんて全然していなかったなぁ。
甘っちょろい妄想の中で、一人戦場にいるかのように戦っていたなぁ。
そんな生活を3ヶ月続けていたら…
忘れもしない中間テスト…
ここが自分の分岐点となる。
クラスもすっかり落ち着いてきていた。
あ…そういえば、自分のクラスで自主退学した子がいた。
理由はわからなかったが、休みがちで一人でいることが多く、どこか親近感が湧いていたのに担任から退学したことを伝えられた。
もしかしたら、自分もそうなるのか?
そんな不安も持っていたなぁ…。
そして、高校に入って初めてのテスト…。
自分の実力が通じるのか確認出来る、最初のテストだった。
授業もふざける余裕もなく、ただ自分の実力を示さないといけないプレッシャーに押し潰されそうになりながら必死に過ごしていた。
で、テスト前にクラスもざわついたわけよ。
男子なんて寝てる奴なんてざらにいたし、全然授業聞いてない奴もいたから、
ノート全然取ってないんだよね。
そう、ここから運命が動き出した…。
不真面目な奴らが周りを見渡して、ノート取ってる奴探してるわけ。
まぁ…いるよね、真面目にノート取ってた奴が…俺ね笑
あんまり俺に話すことに抵抗のなかったSが、「ちょっとノート見せて」って言ってきた。
私
「う、うん。良いよ。汚い字だけど…。」
S
「お前、口で書いてこんな書けんの?すごくね?」
そんな感じで、少し会話出来たんだよね。
正直、全然良いエピソードじゃないんだけど、自分にとっては自分が認められる感覚だった。
そして、テスト期間が始まった。
1科目ずつテストが行われていく。
時間配慮もなく、ただただみんなと同じに受けていく。
でも、別にそこまで難しいわけではなかった。
あっという間にテストは終わった。
手応えとしては、そこそこだったかな。
少なくとも、全くわからなかった訳ではなかった。
当時は、テスト結果が廊下に張り出されることになり、学年順位も発表されていた。
科目ごとに出ていたなぁ…。
結果??
確か学年は320人くらい居たんだよね。
そのうち…
総合順位は40位!!
すごくない??笑
マジで自分で自分を褒めてあげたかったよ!
ついていけてるじゃん!!って本気で思ったよね笑
朝登校して、すぐに掲示を見て「うぉ!」って思いながら教室行ったのよ。
内心「よっしゃーーーー♪」とか思いながら教室入ったら、
Sが「お前すげー勉強できる奴じゃん!」とか言ってきて、
それに続くように男子達がニコニコで話しかけてきたの。
…あれ、みんな普通に話せてる??
これね、今思えば「この先のテスト対策にコイツ使える」と思われたのかも…
と考えられるんだけどね笑
当時はそんなことあんまり思えなかったし、少ししてからそんなことも思ったんだけど、それでも良いか!って思ったんだ。
そう…これが高校生活の友達が出来るきっかけとなったのだ。
そして…この日から1年生が終わるまで、テスト期間直前に私の手元からノートが消える事態が続くことになったのだ。
今回はここまで。
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