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皇室の結婚問題は、本人だけで決められない。

 こないだ、結婚問題に揺れるお相手の人が文書公開という事だったので読んでみました。個人的には情実に関わることなので特にこうして書く必要はないな…と思っていたんですが…。その内容を見て、ん?と思ったので書いておきます。

 まず、私自身は内親王ご自身の人生の選択については…

100%自由という事はありえない

と思っています。これには二つの理由があります。

1 国民の象徴としての義務を果たすため、税金で生活している以上契約関係の様なもの

2 皇室という特殊な背景がある以上、個人の判断や志向だけで独り決めできる環境にない

これらは皇籍離脱しても、一定の範囲でついて回るもの。こればかりは生まれの不幸を…になってしまうでしょうね。

 ただ、私としてはこうした道義論を振りかざして二人の結婚を阻止したいとかはない。一般人のことなら、普段そうですが

当事者がリスクを負うのだから、ほっとけ

と思うだけ。ゴシップに興味がないので、そういう考え方でスルーしてます。

 でも、この問題に関してはことが皇室だけに、個人的なことで片づけられない背景がある。コレだけ長引いてしまうと内親王本人だけでなく、現に

親である皇詞殿下と天皇陛下

にまで影響が及んでいる。客観的に見て、本人のこだわる姿勢によって悪影響を及ぼしているのは否定できないんですよね。

 だからこそ、私としては

どうしても、彼との結婚が自分の人生にとって不可欠

というなら、英国の例のように

国外に居住し、基本的に帰国しない

という形で結婚するしかないんじゃないかな?と思う。

 悲しいことですが、私が本人の文章を読んでの感想は…

思ったほど何も書いてないな

というだけ。結局、従来報道されている範囲の

相手が二転三転、こちらは悪くない

というものにすぎない。

相手がこちらの主張を認めていた

むこうがこちらを尊重しない

だから情報も出せない

こういう趣旨に終始していた。全体を見るに、要は

私は結婚をあきらめない

報道されている内容は嘘

相手の方も信用できず、ウソを並べている

という域を出てない。ロジカルな弁護士をこれでも目指しているのかな?と、ビックリしてしまう位一方的かつ中身のない話に終始していた。

 これだと、何のために手記を公開したのかな?という感じで余り意義が感じられなかった。うがった見方をしてしまうと、

これ以上全くの無反応だと、流石に可能性がゼロになる

とか考えたのかな?といった想像しちゃうんだよね。それ位、相手の言動や行動に対するブレを主張し、自分たちの正当性を主張してる訳だけど、

あの程度の内容でそれが説得力を増すのか

となる。それが、読んだ者としての感想でしたからね。

 だからこそ、私としては彼個人の資質や性格云々より内親王と彼個人の人生を選択したい、という意向を最優先した場合…と言う提案になってしまう。別段二人の結婚はケシカラン!許さん!と息巻いてる訳じゃないから。(笑)

 味気ない位、内親王という立場と背景、それに伴う義務と制約いうトコしか勘案してない。ご本人が選択しようとしている方向によって、不利益やリスクを負わせることがあると思う。それでコレを見た時、

日本に帰らない位の覚悟がないと、コレって決着つかへんのとちゃう?

に過ぎない。

 のっけから諦めろ、といいたい訳ではないし、かといって現状で彼の主張を実際に読んでみても説得力は感じられない。この狭間での私個人の結論としては、そのようになってますね。それ位、あの文書の中身って乏しいと思いましたよ?で〆ます。

追記

 その後、四日後で早くも方針転換。(苦笑)これは悪手だよね…。あとだしじゃんけん程、心証を悪くするものがないのにね。世間が受け入れてくれなかった、これだと結婚できない…ヤバい!ならば、やはり払うしかないか…と、自分主体が直ってない。

 同業の弁護士の方の見解を見ても、そういう交渉のプロセスは

妥結する可能性はむしろ低くなるよ

と言うのに同感だったし。個人的には、コレによって完全に反対となってしまいましたね。考えも対応も稚拙だよ、これじゃあ…。

いぢょー。

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