日韓外交問題、今だけを見たらダメ。

 わかっていたことですが、ヤッパリこうなっちゃったのね。自分なりの分析と予想からすれば

やっぱりなー

と感じてました。というのも、

これまでスルーだったのに何で急にダメなんだ!

だからね、あちらの本音は恐らく。(苦笑)

 ずっと見てて感じたのは、韓国側の

日本たたきが韓国政界での困ったときの何とやら

だったってトコ。だから、日本の妥協しない姿勢に戸惑っていた。明らかに

これ位したらもう許してくれるよね?

と内心思いながらも、表では韓国政界での振る舞いにのっとって反日・侮日での言い回ししかできない。だから、韓国国内の報道内容が実際の振る舞いと違うことになる。日本側はそれをこれまでならスルーしていましたが、明確に違うと公式に発信することであちらのごまかす余地を与えなかった。この点も韓国側が日本の”本気度”にすごく困っていたところなんでしょう。

 結局、文大統領は自分の演出による逃げ道がなくなり、あのような激しい表現で責任転嫁することでしか自分を守れなくなった。この点についてはまさしく

自業自得

です。私は反韓ではありませんが、文大統領のやり方については言い訳の余地はないと思ってます。

 ただし、ここが本題になりますが

そもそも韓国の政界がこのような反日・侮日を常套手段とした原因はどこか

をちゃんと考えないといけません。ハッキリ言って、

相手がそういう手法が使えない・損だと思わせてたら今に至ってない

のだからね。この点が片手落ちになって韓国の方ばかり批判。これは本当の原因究明と解決にはならないと思っています。

 つまり、この点についてはむしろ

歴代の自民党政権

に罪があるのです。65年に締結した日韓基本条約についての文面も、今になってかなり知られるようになりましたが、10年前位に内容を知ってる人はあまりいなかったんじゃないかなと思うし。

 だから韓国の態度に腹を立ててる人たちも向こうばかりに敵意を向けるのではなく

ムカつく態度を許してきたのはどこのどいつだ!

という視点をもってくれないとね。答えは簡単、自民党政権なんだからさ。

 そもそも、日本は外交的に戦後、

争う=反省してない

と思われたくないあまり、自己主張を過剰に控えすぎてきた。90年代での謝罪外交など、相手が本当のところどう思っているのか、事実に即しているのか、などの論理的なアプローチが曖昧なまま

とりあえず詫びておこう

という杜撰で一律的な対応が目立った。当時のことは覚えてますが、相手国から

いや、いらんよ

といったケースもあり(どこはあえて言いませんが)ちゃんとリサーチしてたのか?という点がむしろ疑問に感じた。日本の外交的態度がレベルが決して高くないのは、今に始まったことじゃないんですよね。歴史でひも解いても割とお粗末ことが起きてましたから。

 自虐的になりすぎてもいけませんが、今の韓国の振る舞いを許してきてしまったのはこういう日本の対外的姿勢が原因であることは

100%

です。それを国内の不満解消など、政治的意図のために利用している部分が少なからずある。にわかにそれと一緒になって反韓一色になることは

本当の国益を損なっている

ことにつながります。だから、私は韓国の対応は間違っていると思うが、その政治的責任は双方にある、と思っています。

 だから、今後どうすべきかという事は個人的に提案することとして

1:日本政府はこれまでの対韓外交での反省点と問題点を併存して提示する(自己批判を加えることで、一方的な保身との批判を封じるため)

2:日本としての外交的の新たな一線を韓国側に分かるような提案を公式に発する(反日・侮日といった表現から、新たな線引きを提示する)

3:韓国側の報復措置がエスカレートしたとしても、対抗措置はこれ以上取らない(論点を絞ることで、対外的にもわかりやすく、理解されやすい外交的環境の維持・整備)

が挙げられる。

 1が私としては大事なところで、過去の自民党政権による見逃されてきた点を改めて洗い出す必要があるから。先輩議員たちの事績にメスを入れることになるから嫌がるでしょうが、これをやらないと正当化にはつながりません。

 2については現状の反日・侮日の表現を韓国政界で見逃してしまうと、現状の様に相手が手詰まりにしかならない。相手をさげすむような行為をしている以上、むこうは妥協したり歩み寄ったら

弱気になった、負けた

といったことにつながる。だから、降りてこられない。よってこういう手法そのものを撲滅しておく必要がある。そうしないとお互いのためにならないのだからね。だからこそ、フェアな線引きを一緒になって決める必要がある。

 そして3は極めて重要です。私の持論だと

嫌いとか言ったって、国防上韓国が友好国であることは必須だぞ

だからね。考えてみてほしいのは、

防衛ラインが韓国が敵になったら、対馬が最前線だぞ

という点。明治政府はそれが嫌で、韓国に最低限中立を求めたがっていたんだし。どうしてもうまくいかなかったから、植民地化という政治的選択をとったという事はあると思う。現代においても同じで、38度線が防衛ラインになるのと、九州に近い対馬からでは全然違う。こういう点がボケてる人たちがあまりにも多い。

 こういう軍事を語ることがある意味日本でタブーみたいになってますがラクに自衛したいなら韓国が味方だったほうがいい。好き嫌いじゃなくて、国益は利益計算だから、感情論で判断したらろくなことがない。もうすでに、感情論で

太平洋戦争

をやめられず、多くの人たちが無駄死にしたことがあるのにまたやるのか?と声を大にして言いたいよ。歴史を勉強してるだけに、あんなお粗末なことを繰り返してはいけないと思うよ。

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元図書館ギョーカイの人。元職として図書館関連、歴史や経営・組織論、興味の沸いた分野中心に書いてゆきます。現在離職して通教で大学生やってますが、お仕事も募集中です。
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