見出し画像

ダイソンホルダーブラケット製作

ダイソンがうちにやってきました。

機種は「Dyson DC35」。2011年に販売開始されたずいぶん古いタイプ。

まだ使えるし軽くて持ち運べるから、車内の掃除にぴったりだと、実家から貰ってきました。
ダイソンを収納する充電ホルダー、アタッチメントも全部揃っています。

ただ、問題が。ダイソンの充電ホルダーが壁にタッピングネジで止める奴だった。
うちは賃貸なので、壁に大きな穴をあけるのはダメ。
でも、せっかくダイソン使うなら壁に付けたいよ。

そこで、賃貸でも壁に付けれるように、ダイソンホルダーホルダーを作ることにしました。
ややこしいのでブラケットと呼んでいきます。


ブラケット設計

まずは、ダイソン充電ホルダーはこんな感じ。
ネジ2本で壁に直接つける固定方法になっています。
実家で固定に使っていたタッピングネジ2本も貰ってきましたが、長さが25mm。むっちゃ長い。
まぁ仕方ないから、あるやつ使うことにしました。

画像1


そこから、サクッとCADでモデリング。
ネジ長さ25mmを許容しつつ、全体の強度を持たせて、せっかくなら変な形にしてみようと設計しました。
あんまりボスが長いと折れる可能性があるので、土台からこんもり盛り上げる。

画像2


ちなみにこの部品の壁への固定方法は、ホッチキス。
画像の黄色く塗ったところにホッチキスの針をバンバン指して固定する。
ホッチキスなら壁の穴が目立ちにくいし、どれくらい保持できるのか実験として挑戦。
ちなみにホッチキス部の板厚は0.4mmで設定。

画像3


3Dプリンターで造形

設計が終わったので、いざ造形!
余ってたオレンジ色のPLAフィラメントで造形しました。

画像4


裏はこんな感じ。
ホッチキスを付けるところは板厚0.4mmなだけあって透けてます。

画像5


壁にブラケット取り付け

ホッチキスでブラケットを壁に取り付けます。
板厚0.4mmならなんの問題なくホッチキスの針が通ります。
14本のホッチキスで止めました。

画像6


ダイソンホルダーをタッピングネジ2本で止めました。
横から見たら、こんな感じ。

画像7


ダイソンを支えられるか

ダイソンホルダーは軽い部品なので、問題なく取り付けが可能です。
しかし、ダイソン DC35は本体重量約1kg。
本当にホッチキスだけで、保持できるのか心配です。

ダイソン DC35をホルダーへ優しく取り付けます。
なんとか保持してくれました。

画像8


横から見ると、こんな感じ。

画像9


実際の使用状況のように、少し乱暴にダイソンをホルダーに戻すと。。。
壁からブラケットが取れました。

結局、ホッチキスの本数を増やし、28本で打ち直しました。

すると、ある程度乱暴にホルダーへ戻しても全然外れなくなりました。
ダイソンを収納したまま、3日間経ちましたが、落ちる気配はありません。


ミッションコンプリート

なんとか、壁に大きな穴を明けずに、ダイソン掃除機を固定できました。

今回使ったホッチキスで壁に固定する方法は、壁収納の便利アイテム「壁美人」から着想を得ています。

壁美人の開発者さんのコメントでは、ホッチキス1本を石膏ボードへ指した場合、壁に対して垂直方向の耐荷重は、1.07kg、水平方向の耐荷重は、3.75kgとおっしゃっていました。

本当にそこまでの耐荷重があるのか気になったので、今回検証も含めブラケットを製作しました。

結果は、思っていたよりホッチキスは固定具として使えることがわかりました。
賃貸物件に住んでいる方は、ぜひホッチキスを活用していきましょう!


オススメ記事



良かったら、サポートよろしくお願いします。 製作活動の励みになります! いただいたサポートはコンテンツ制作へ使わせて頂きます。