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DXは"される側"も大変という話

こんにちは。
今回は、DX(デジタルトランスフォーメーション)について、視点を変えてお話しします。

1.DXとは

まず、DXという言葉。もはやビジネスマンでなくとも、目にする機会は少なくないと思いますが、ざっくり定義しておきます。

DX(デジタルトランスフォーメーション)
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること(引用:経済産業省、2018年、「DX推進ガイドライン」)。

テクノロジーの力で、企業文化やビジネスの仕組みを再構築=変革していくということです。よく、業務効率化のための"デジタル化"と混在されがちですが、単にアナログな業務をデジタル化するのではなく、データやデジタル技術を新しい価値や文化を生み出す手段として活用すること。私は目的別に使い分けをしています。

2.DXを推進してみて分かったこと

「企業変革を進めていきたいが、想いが伝わらない」
「新しいことを始めようとしても、あまり共感を得られない」
「変化する必要があると分かっているはずなのに、なぜ変わらないのか」

DX推進を担当している方は、上記のようなジレンマを感じているはずです。リーダシップを発揮し、ひたすら先頭に立って走り続け、周りはついてきてくれているか、不安になることもしばしば……。とても大変です。

一方で、「DXされる側"も大変だ!」ということです。

DXを推進する側の人間のほとんどは、激しい環境の変化に対応するために、"常に変わり続けなければならない"というマインドがセットされています。一方で、これまで既存の業務を支えてきた担当者は、今ある業務を回すことで精一杯で、新しいことに挑戦する余裕がありません。そんな中、これまで慣れ親しみ、洗練された業務の形が、まったく別のものに変わるという不確実な未来は、マインドセットが十分でない人にとって、不安や苦痛以外のなにものでもないのです

3.最後に

DXされる側も苦しい、DXする側も大変、ではどうしたら良いのか?

・既存業務を支えている担当者のペインポイントを探してみる
・ペインをより深く知るために、その業務に首を突っ込んで体感してみる
・現状が「より良くなるんだ」という熱意を伝え続ける
・「お互いに成長したい」という想いを持って、コミュニケーションする

DXとは、言葉ほどスマートなものではなく、かなり泥臭くて、地道な取り組みの積み重ねの先にあるものだと思っています。私もまだ道半ば、もしかすると半分にも至ってないかもしれませんが、着実に進んでいきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
よかったら「スキ」してくれると、モチベーションが上がります。笑


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