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4月から新しくなった我が家とわたし

4月が終わろうとしている。
高校生になって6時半に家を出るようになった息子に合わせて、朝食やら弁当やら作る必要があり、今月から日曜日をのぞき、4時起き生活になった。
4週間たった今、なんとか感覚がつかめてきて、脳とカラダが同調しはじめた感じだ。息子も5時半には自分から起きて来られるようになった。
そして6時前に朝食を食べ始めるという…今までの自分からしたら、なんとも信じがたい生活サイクルに少しずつ慣れてきた。

おかげで夜の10時をすぎると眠くなる。自律神経は正常に仕事をしてくれているようで、疲れて、息子より先に寝てしまうことが多くなった。
この生活があと3年続くかと思うと、気が重いのも少しあるけれど、弁当作りに楽しさを感じている自分もいる。
3年後に弁当作りをしなくなる頃。それは子育ての終わりの時期と重なってくる。子どものためにしてあげられることが、日々減っていると実感する中で、はっきりと出番がある弁当作りはなんだか楽しくて、無理をしてでも手のこんだものを作ろうとしてしまう。

さらに今の時期は私の更年期とも重なっている。
最近は、しんどいのが当たり前な感じで日々が過ぎている。人それぞれ違いはあるけれど、辛さを抱えながら子育てのラストスパートをしている人はたくさんいるだろう。
急に汗かいたり、頭痛があったり、眠気がハンパなかったり、めまいがしたり、耳鳴りがしたり、顔面痛があったり…それはそれは不調のオンパレードなのだけれど、私の場合、それらの症状が毎日は続くわけではない。だから医者に行ったりはしていなのだが、レパートリーが多彩すぎて本当に困っている。それでも唯一「イライラする」という症状がないのが救いだ。

先日NHKで放送された「#みんなの更年期」という番組を観た。私より症状のひどい人たちがたくさんいて驚いた。会社や周囲とうまくいかなくなる人も多くいるということを知り、私も他人事ではないなあと、怖くなった。

番組内で有森也実さんが、「自分が駄目な人間になっちゃった気がして…。でもそうではない。」「絶対に終わりがくるもの。そしてこの経験は無駄にはならない。」という言葉にとても勇気をもらった。

Googleで何気に検索をしていたら、某大手下着メーカー「グ●ゼ」さんが、「更年期」のことを「オトナ思春期」って言い換えていた。これは賛否両論あるみたいだけど、私は嫌いじゃない。
とにかく過ぎ去っていくはずのこの辛さ。言葉を変換するように、少しでも軽くしていきたいと思うばかりだ。


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