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Vol.69 伴走者

 ずっと孤独に学び続けるのはしんどくなってしまいます。だからといって、ずっと誰かに頼って学ぶのは「自分の学び」とは言えない学びだと思います。

 クラスの子どもたちの自律した学びも大切ですが、自分自身も「毎日考え続けること」を大切にし、自分自身が学ぶということや成長するということも大切にしています。

 ただ、どうしても一人で学び続けるのは楽しさが減っていく感覚があります。学ぶこと自体は楽しいですし、自分自身の成長を実感できるからこそ、「学ばなくてはいけない」というような嫌々学ぶようなことはないです。ただ、学ぶ時に「だれかとともに」というのがあると楽しくなります。

  • 新しく知ったことを聴き合う

  • 自分とは違った視点で捉えている人もいる

  • 強烈なインパクト

  • 知識ではなく経験を聴くことができる

 だれかと話すからこそ得られるものってまだまだたくさんあると思います。もちろん、ぶつかることもありますし、わかり合えないこともあります。ですが、全部含めて、自分の学びにつながります。あと、やっぱり楽しいです。

 だからこそ、だれかと学ぶために僕はこれからもっと目の前にいる「その人」を大切にしないといけないなと思いました。この「だれか」や「その人」の中には、大人も子どもも含まれています。やっぱり、一緒に場を過ごしてくれている相手を大切にするという意識が薄れないようにしたいです。

 あとは、これからさらに「目の前にいる人の学び」とか「その人も楽しいと思っているのか」とか「楽しいと思えるような場づくり」も意識できるようになりたいです。自分はまだまだ自分のことだけしか考えられていません。

 タイトルにもしましたが、今年度自分を支えてくれる「伴走者」がほしいなぁと思った時期がありました。あと、クラスの子たちの伴走者になろうと意識していた時期もありました。でも一人一人の伴走者としてかかわろうとしてしまうと必要ない人からすると、すっごい邪魔ですよね。僕も必要ない時にあれこれ声をかけられても困ってしまいます。

 きっと本物の伴走者は「その人が求めていることを察知してその人が必要なことをする」みたいなことができる人なんだと思います。ちゃんとその人のことを見るという意識が大切です。伴走者という言葉がいいのかはわかりませんが、ちゃんとその人を見て、知ってかかわることができる人でありたいです。

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