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Vol.80 幼保小の架け橋プログラム

 昨日の職員会議でこれまでとは違った入学式の提案がありました。これまではきっちりとした態度で入学式会場に向かわせ、入学式をはじめるといった他の儀式的行事と変わりのないやり方でした。自分自身も小さい頃からこのやり方が当たり前だと思っていたので、教師になってからも特に違和感を感じることなく入学式を迎えていました。
 ただ、幼稚園、保育園での生活のことを知れば知るほど、小学校での生活はこれまでとのギャップが大きすぎるんじゃないかなと感じていました。もちろん「スタートカリキュラム」ということを意識して、入学後はゆるやかに学校生活へと馴染んでいきます。小学校生活のスタートである入学式も、一人ひとりが安心できる場となるように新しい形を僕も一緒につくっていきたいと思いました。

 今日は、朝から、ちゃんとスタートカリキュラムや、幼稚園・保育園での生活のことを考えたいなと思ったのでこちらの2冊を読んでいました。

 安藤先生とは、生活・総合の様々な勉強会でかかわりがあります。取り組まれている実践についてもお話を聴かせていただいたこともあります。朝から、あれこれ考えていましたが、なによりも「支えるって職人技だな」と思いました。

 『園での遊びに「なる」と支える要因』というところを読んだときに、先生のかかわり(支える)がすごいなぁと思いました。「これを置いたら遊びが発展しそうだな」と考え、さっと机を用意したり、近くで別の遊びをしている子たちとのつながりを自然な形でつくったり、アンテナ?想像力?視野?、いろいろなことが関係していると思いますが、その子がよりよくなっていくのを支える技術がすごいなぁと思いました。

 きっと、子どもたちと一緒になって楽しんでいること、一緒になって創っていくこと、同じ目線で感じながらも、大人として今ここで必要なことはなにかを試行錯誤していることなど、いろいろな要因があるのかなと思いました。

 今度の入学式でも、実際に子どもたちとかかわる機会がたくさんあります。僕も、一緒に楽しんでみます。

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