やっぱり対話って大事 第99回e-cala cafe

「なかよし」ってどんな関係?
小学1年生道徳「ぼくとシャオミン」という教材で国際理解について考えました。

「ぼくとシャオミン」は、幼稚園のころから中国に住み、現在日本人学校に通っている「たろう」と、中国人の友達「シャオミン」との交流を描いたお話です。話す言葉、好きな食べ物、好きなこと、文化の違いがあるにもかかわらず、毎日一緒に遊ぶぼくとシャオミン。
最後は
だって、ぼくたち、なかよしだもん。
で締めくくられます。

話す言葉、好きな食べ物、好きなこと、文化の違いがある二人が、どうしてなかよしになれるのかについて考えてくことを通して、他国の人々や文化に対する理解やそれらを尊重することの大切さを学び、違いを認め合うよさや大切さを感じられるようにします。

さて、
e-calaでは、1年生にとってのなかよしってどんな関係なのかについて話題になりました。
一緒にいて、楽しい
面白い
好きことがいっしょ
やさしい
こんなことを話してくれるかなと話がでました。
そんななかよしのイメージをもとに、「ぼくとシャオミン」を読み、話も通じない、好きなものも違うのに、どうして二人はなかよしなのかを子どもたちと考えるといいのではという意見が出ました。

話す言葉、好きな食べ物、好きなことが違うから、一緒にいて楽しい、知らなかったことを知ることができる、やったことがないことができる…

こんな言葉が子どもたちから出てきたらとてもすてきだねという話になりました。

この教材を通して、国際理解はもちろん、学級の友達の見方も変容してくれたらいいなぁと思いました。

今回は3人の先生が参加してくれました。
あーでもないこーでもないと話をしていく中で、少しずつ整理されていく…
やっぱり対話は大切だなと感じました。しかも、最終稿ではなく、思考途中のたどたどしい言葉。この対話を通して、それぞれの思考が深まっていくのだと思いました。

#教育 #授業 #子ども #小学校 #e -cala cafe

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