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フリーランスエンジニアになって1年経った感想

フリーランスエンジニアになって1年が経ちました。以前、半年経った感想を書いたのですが、半年でだいぶ状況が変わったので、また定点観測的な感じで書いていこうと思います。

現状

今は、3社からお給料をもらっています。全部合わせて、週4勤務的な感じで、月収は85万です。

半年前は受託開発メインだったのですが、今は準委任契約メインで、月々の収入が安定したし、増えもしました。詳しく後述します。

エンジニア歴3年半で、フルリモート・週4勤務・年収1000万ペースなので、フリーランスエンジニアすげえという感じです。

必ずしもコネ>エージェントサイトではない

半年前は知り合いの会社からの受託開発がメインでした。エージェントサイトに登録して案件を探すという手もありましたが、週5・常駐型の案件がメインであること、社会人2年目であること等から、あまり案件がないのではないかと敬遠していました。

ただ、先日エージェントに登録して案件探しをしてみた結果、それは杞憂だったとわかりました。年齢関係なく実務経験3年(大学生インターン時を含む)として扱ってもらえ、週3・フルリモートの案件に参画できました。さらに、単価も受託開発の時からUPし、準委任契約なので月収も安定するという。

今までは、コネで得た仕事のほうが、エージェントサイトより何となく優れているみたいなイメージがありました。コネのほうがコミュニケーションが楽だし、エージェントだと中抜きされるし、みたいな。

でも、一度エージェントサイトに登録して自分の市場価値は知っておいたほうがいいなと痛感しました。市場価値を知った上で、それより安いコネの仕事は一度考えたほうがいいかもしれません。

準委任契約 vs 請負契約

フリーランスになって、準委任契約と請負契約どちらも経験しました。結論から言うと、準委任契約のほうがオススメ(一部例外有)です。

準委任契約

  • バイトみたいに、時給X円でY時間働くからXY万円ちょうだいという契約

  • 正社員に混ざってチームで働くことが多い

  • 成果物に責任を追わなくていい

  • 月収が安定する

請負契約

  • サービスを開発したり保守運用してよという契約

  • 一人で開発するか、自分でチームを作って開発する

  • 成果物に責任を追わなければならない(瑕疵担保責任)

  • 保守運用を自動化できればなんちゃって不労所得になる

請負契約で新規開発案件を受けるのはやめたほうがいいです。途中で仕様が変わったり予想より時間がかかったりして、最初に見積もった金額では割に合わない状態が頻発するからです。

正直、どこにどれくらい時間がかかるかを正確に見積もるのは不可能です。人間は往々にして自分の能力を過信します。予想より時間がかかったので、報酬増やしてくださいと交渉するのも大変でしょう。基本的に個人開発になるのも孤独だし、できることに限りがあります。

請負契約が優れているのは、最後の一点のみです。僕は、正社員で働いていた会社から、独立後もサービスの保守運用や毎月の定例業務を請け負っていて、ほぼ自動化してなんちゃって不労所得が実現できています。

が、そんなケースはレアなので、もらえたらラッキーくらいな感じで、基本的には準委任契約にするのが良いと思います。

大企業 vs ベンチャー

エンジニアになって、ベンチャーでほぼ一人で開発した時期もあったし、反対に大企業でのチーム開発も経験しました。働くならどちらがいいかというと、僕は「1社目はベンチャー、2社目からは好きなほう」派です。

大企業

  • 分業体制なので楽だが、成長は遅いかも

  • 先輩からレビューしてもらえる

  • 報酬は高め

  • 人脈が広がる

ベンチャー

  • 幅広く仕事を任せられるため、大変だが成長が早い

  • レビューしてもらう人がいないと、無駄な努力をすることも

  • 報酬は低め

  • 人脈は広がりにくい

ベンチャーで働くのは本当に大変でした。自分の代わりはいないという状況だったので、嫌でも仕事が身につきます。ほとんど自分一人でシステムを作ったので、ここを直してと言われたらわりとすぐ対応できるし、AWSはルートアカウントでゴリゴリいじれるし、俺ならなんでもできる感すら出てきます。

逆に大企業では、チーム開発なのでシステムは全部理解しているわけではなく、AWSアカウントも権限が制限されていて、テストとかドキュメントがしっかり整備されていて、一つ直すのにかなり時間がかかります。あ、自分こんなに仕事遅いんだ…って思います。

まぁ、どちらが合っているかは人それぞれだと思うんですが、僕は1社目はベンチャーを選んだほうがいいと思います。1社目に大企業を選ぶと成長が遅いのと、「せっかく大企業に入ったんだしなー」と転職に消極的になるんじゃないでしょうか。

僕はベンチャーも大企業も、受託開発も準委任契約もどちらも経験して良し悪しがわかったので、やはり今の時代、何社か経験して自分に合っているのを探すのがいい気がします。

今後について

元々僕は脚本家になりたくて、エンジニアには効率よく稼ぐためになったのですが、いつの間にか脚本そっちのけでエンジニアで稼ぐゲームを楽しんでいた節があります笑

結果、20代で年収1000万稼げるとわかったので、今後は働くのを週3、週2に減らして、脚本書いていきたいなーという所存です。

それで言うと、性分はベンチャーのほうが合っているのですが、エンジニアとしては大企業でぬくぬくするのもいいかもしれません。笑

いつもありがとうございます!