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どうして私は美術鑑賞が趣味になったのだろう(その2)

環境は美術に興味を持ちはじめる上で、とても大切だと思います。

当たり前といえば当たり前、家に美術全集がある子と、そうでない子はやはり美術への興味に差がある気がします。(確認したわけでもないので、言い切ることはできませんが)。

私の場合は、通勤経路に2つも美術館があったことが「環境」だったわけで。

それまでも美術館にはい行っていました。しかし。「ほお」「へえ」で止まってしまい、別に宗達の屏風見たところでだから何だ、くらいしか思っていませんでした。

しかし。

まったくの偶然ですが、何気なく「美術の勉強」とか検索していたら。

「美術検定」なるものを知ることになり(その経緯はなぜか覚えていないのですが・・)。

「体系的な知識が得られたらもっと美術が楽しめるかも」と直感しました。

「知らないことは大事。いったん知ってしまたら、知らない状態には戻れないから」という識者のコメントを聞いたこともあり、「なるほど。そうだよなあ。」と思うこともありました。しかし、(後になってわかったのですが)現代アートは「そのままを感じる」という側面がありながら「過去(歴史)を踏まえた上で」アーティストが「俺なら(私なら)こうするね。」ということを言っているケースが多いので、過去(歴史)を知ることはとても重要です。

日本には平安時代くらいから昔から歌の世界で「本歌取り」という習慣があります。先人の名作を踏まえ「俺なら(私なら)こうするね。こっちのほうがイケてるだろ?」的なことを脈々とやってるわけです。それを(過去を知っている人は)「そうきたか!面白い!」と楽しんでいるわけですね。

というわけで、ひょっとするともっと美術を楽しめるのではないか?ということで美術検定の勉強を始めることにしました。




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