【サッカー解読記 byたけま】南葛SC vs エスペランサSC /2022.7.31 関東リーグ1部 後期第3節
"謝罪"
こんにちは!
たけまです。
暑い日が続いたり、某ウイルスが観戦拡大していますが、皆様は元気に過ごしていらっしゃるでしょうか。
私は7/24に観戦およびnote投稿予定でしたが、娘が手足口病に感染し、note投稿を勝手に予告しといて勝手に休みました。
その節は深くお詫び申し上げます。
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気を取り直して、このnoteは、大学までサッカーをプレイした私が、勝手に、客観的に、誹謗中傷なく、サッカーをより楽しめるよう、わかりやすく"解読"していこうというのがコンセプトになっています。
今回から「サッカー解読記byたけま」と名称を変えて書いていきます。
宜しくお願い致します。
※私は書くプロでも、戦術分析のプロでもないですので、指摘反論大歓迎です。サッカーを楽しむひとつの意見として、ご参考になさってくださいませ。
"先発メンバー変更"
今回の相手はエスペランサSC。監督はアルゼンチン人、選手にも数人アルゼンチンの選手がいるという珍しいチームですね。
所用でウォーミングアップ見れなかったため、今回はスタメン(先発メンバー)から見ていきます。
ここのところスタメン、特に前の選手に関しては選手の入れ替わりが激しいですね。
出場停止や負傷その他諸々あると思いますが、なんとか乗り越えて欲しいところです。
気になったのは右サイドバック(最後尾右端)。
ここのところ安定した守備とパス繋ぎで存在感を見せていた#6三原向平選手ではなく、長身の#23柳裕元選手が先発でした。
柳選手起用の理由は、試合が始まって間も無くわかります。
"エスペランサのシンプルな狙い"
エスペランサの狙いはシンプルでした。
190cmぐらいある長身の50番に高いボールを蹴り入れ、その周りの7番や32番がこぼれたボールを拾い、シュートチャンスに繋げていく。
2000年代によく見た戦術な気がしますが、50番の競り合いスキルの高さもあって、南葛SCの脅威になっていましたね。
おそらくそれを見越して、競り合いの強い長身の柳選手を右サイドバックに起用したのだと思います。
50番はやたらと南葛の右サイドに流れてきていましたしね。
(関係ないですが個人的にはデイビッソン選手と50番のスキンヘッド大男大空中バトルを見たかったです🥹)
立ち上がりは例の如く、南葛はしっかりと守ってリズムを掴むところから始まりました。
森監督は、50番に高いボールを蹴ってくることは分析済みのようで、長身の#23柳裕元選手が空中線でそれを阻止。
また、4バックで構成される最終ラインと、一番前線にいる選手の距離を詰めることによって、こぼれ球(セカンドボールと言います)を拾いやすく守っていた印象です。
"南米特有の威嚇(?)"
少し話がズレますが、相手の立ち上がりの振る舞いは個人的に非常に興味がありました。
南米サッカーに見られるというとステレオタイプかもしれませんが、立ち上がり「相手にカマす」振る舞いが見られました。
荒くコンタクトしにいく、激しく抗議しにいく、ボールと関係ないところで接触する等等…
あくまでルール内ですが、相手をイラつかせたり、ビビらせたりして主導権をとろうとするのはなかなか日本人はやらないので、新鮮でした。
ただ、南葛の選手も経験豊富でやり口がわかっていたようで、あまり影響なし。
怪我なかったのは良かった。
多くのJリーグの試合を主審としてさばいてきた、家本政明さんがこう呟いてらっしゃったのが印象的でした。
"攻撃の糸口を掴んだ、チャンスの後に"
繰り返されるエスペランサの放り込み作戦に押される+味方の布陣もコンパクトに敷いていたこともあり、南葛の攻撃はカウンター(守備からの長距離反撃)主体になりました。
攻撃の中心は、長い距離のドリブルが得意な#17村越健太選手と、低い位置に降りてきて繋ぎの起点になれる#11楠神順平選手。
特に個人的には楠神選手のトラップは改めてすごいなと思いました。相手が食いつく逆に、ポンとボールが置ける。ピッチ中央でボールを受けてクルッとターンし、周りの味方に繋いでいく。これは地味ですがスゴイ技術です。是非注目してみてください。
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相手の攻撃耐えて、カウンター。この流れが続いた南葛SCは、村越選手と楠神選手のコンビネーションからファウルを貰い、#7関口訓充選手の惜しいFK。
(関口選手はようやく人工芝でのキックの感覚が掴めてきた模様です!)
また、前半39分、#23柳裕元選手のロングボールから#11楠神順平選手が抜け出し、GKと1vs1。
ここも惜しくも相手GKの守備に阻まれ、得点ならず。
すると、、
その直後でした。
相手の高いボールが上がり、クリアしきれなかったボールが相手選手の元へ。
ヘディングで押し込まれてしまいます。
前半40分 失点
南葛SC 0-1 エスペランサSC
警戒していた選手に注意が集中するあまり、別の選手が空いてしまったという状況。
対策していたにも関わらず、相手の狙い通りの得点だったことで、選手の落胆が見られました。
(※余談ですが、この得点した18番の選手、CBでありながらとんでもないロングスロー投げまくってました。スローイングのパーソナルトレーナーもしている模様。色んな選手がいて面白いですね。)
"追い掛けるという焦り"
今シーズン、私のハンドカウントでは1試合1得点をギリ下回っている南葛SCにとって、1失点は大打撃。
(14試合13得点)(間違ってたらごめんなさい)
ハーフタイムを経て、徐々に南葛はセットプレーで攻勢を強めていきます。
※セットプレー…コーナーキックやフリーキックなどのボールを置いてスタートするプレー
コーナーキックから二度チャンスを迎えますが、一度目は外れ、二度目はオフサイド。
二度目のオフサイド、スタンドからは見づらかったですが、佐々木選手(かな?)がしっかりとオフサイドだった模様。
(オフサイドのルールがわからない方説明省略しますが、ご要望いただければ説明します)
ボールを持ったプレーときは良いシーンが多かったので、オフ・ザ・ボール(ボールを持たないプレー)での相手の背後への飛び出しや仕掛けを期待したいところ。
(#20佐々木竜太選手が何度も相手の裏を狙ってたので、そこも狙っていきたい!)
"攻めたら攻め返す"
ここから少しずつ南葛の攻撃は左サイドに比重が寄っていきます。
投入早々、#18森山翔介選手が迫力あるドリブルで左サイドを突破。
最後の中へのパスは中央の選手に合わず。
#29下平匠選手が、相手の頭上を抜くドリブルをして、中の選手にパスするシーンもありました。
これは本人が解説してくださっているので是非記事をご覧ください。
75分、
#44相沢祥太選手
out
#33河本明人選手
in
#33河本明人選手は流通経済大学以来、約10年ぶりにプレーを観ました。
クルクルと小回りをきかせながらターンするプレーは10年前と変わらず、キレがありました。
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南葛SCが左サイドに圧力をかける中、エスペランサは戦い方を変えてきます。
前半はこちらの右サイドに流れてきていた長身の50番が、後半半ばあたりから左サイドに流れてきました。
この仕掛けによって、攻撃のために高い位置をとっていた#29下平匠選手が徐々に自陣に押し込まれます。
また、#29下平匠選手の背後を狙ってくる相手の10番の選手の投入により、こちらの左サイドの攻撃力が削がれていきました。
「相手の攻撃を守備で耐えるのではなく、逆に攻撃することによって主導権を奪う。」
先制点も、相手は攻められた直後に攻め返した結果生まれました。
エスペランサからは、南米サッカーらしい「攻められたら攻め返せ!」な攻撃的な考えが感じられました。
正直、この試合はこの相手の振る舞いで勝負が決したと個人的には思いました。
"敗戦から気付くこと"
そのまま、南葛SCはビハインドを跳ね返すことが出来ず、敗戦となりました。
試合終了
南葛SC 0-1 エスペランサSC
なかなか勝てないですが、私個人的な意見としては、狙いのある戦いもしていますし、連携面も成熟しつつあるし、戦う姿勢も、フィットネスも、開幕当初からは比べ物にならないぐらい良くなっていると感じます。
だから、現状をしっかり見つめた上で、自分達のやれることをやれば、間違いないんじゃないかと。
(具体的にはこう!!っていうのは私の言うことじゃないので言わないですが、
これだけは言わせて欲しい。
#27長澤皓祐のプレーが早く見たい)
そして、特に良いのは、選手やスタッフの方々、サポーターが、SNSを通じて前を向こうとしているところ。
これは他のチームにはない特徴だと思うのですが、SNSを通じて励まし合っているところ。
このクラブの魅力は、励まし合える仕組みづくりをしているクラブと、関わっている選手、スタッフ、サポーターの人柄にあるんだな、と改めて感じました。
まだまだ、シーズンは続きますが、これからも変わらず応援していきたいと思いました。
"最後に"
ここまで読んでくださった方々、ありがとうございました。
毎回記事を自分で読み直して色々直してみるのですが、もっと上手く書きたいなあ、と思うのが本音です。
次回はおそらく8/28になると思いますが、是非またお付き合いいただけると嬉しいです。
宜しくお願い致します。
暑いので、体調気をつけて過ごしてくださいね!
たけま⚽️
P.S.新加入で大学同期の赤﨑について記事書きたいという願望あり