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思考の整理―インプットとアウトプットー

猛烈なアウトプット期間を過ぎると、再びインプットが恋しくなります。

私はこの激しく多動なときと、引きこもって思索にふける日々を定期的に繰り返しています。

インプットとアウトプットのバランスは様々に論じられていますが、

自分の思考の整理も兼ねて、少し考えてみます。


自分のタイミングに合わせて

僕は「3年で次のステージへ」というのを20代のときから意識してきました。

大学院→カウンセリング→お寺→説教、講演→YouTube→now

これらの段階がそれぞれ3年ずつ、

特定のテーマにどっぷり浸かり、全力でレベルアップを目指してきました。


それぞれのレベルは実はまだまだなのですが、笑

複数の分野にまたがって突き詰めようとするなら、

それぞれを「専門家」として自信が持てるレベルにまでは

集中して一気に引き上げるのが効率的です。


私は飽き性なので一つのテーマに長く滞在できず、

次々と変化するなかで、また元のテーマに戻るというのが自分らしいなと思っています。


それからこれ、

狙って積み上げていくというのは実は難しいよなー、と振り返りながら考えています。

学生時代から、なんとなく「仏教と心理学だ!!」とは思っていましたが、

そこから先の経験は狙っていたというよりは、

たまたま目の前で出会ったご縁を積み重ねてきたという感じです。


自分に必要なご縁は自然と目の前にあるような気もします。

今、迷っている人は、

とりあえず身近ななかで、興味のあることや好きなことを一回、本気で取り組んでみると、

自然と、次の自分のテーマが見えてくるんじゃないでしょうか。

これがご縁ですね。


まずは行動、しかし本質からは外れぬよう

よく言われますが、「勉強だけして行動しないのはダメだ」という考えがあります。

私も賛成です。


「勉強してある程度のレベルになったら」はいつまでもレベルあがらないでしょう。

本を読んでも自転車には乗れません。

本を読んでも泳げません。

まずは乗って、水に入って、それからでしょう。


しかし、一方で、むやみに行動ばかりして迷子になっている人もいらっしゃいます。

とにかく人と会って、とにかく行動して、とにかくポジティブで。

それも素晴らしいのですが、さあ、その行動は誰が決めたものですか?

「行動すればするほどいい」

と思っている人は、実は自己啓発本やどこかのすごい人の言葉に振り回されているだけです。

他者に行動させられています。


行動は自分の想いから動き始めるから意味があります。

そういう意味では、

不安で動けなくなっている人は、自分の不安に向き合い、乗り越えたところには、きっと自分の道が見えてくるでしょう。


お釈迦様のお言葉、自灯明法灯明という言葉があります。

私たちは自らの生き方は、自分の心に聞け、仏法に聞け、ということです。

動くべきか考えるべきか、

本質とは何か、

その答えは、自分の心の中にあります。


あらためて深みを覗く

と、偉そうなことを申しましたが、

私も定期的に迷子になります。

「何のために頑張ってたんだっけ?」

「これって大事なことだっけ?」

しょっちゅう分からなくなります。

そのたびに、仕事が止まり、引きこもり、本を読んだり、YouTubeを見たり、無駄な時間を過ごしたり、迷走します。

自分の想いやこれまでの経験、これからのビジョンを書き出したりします。


それはもうスッキリしないモヤモヤな時間です。

でもきっとこの時間大切なんだと思います。

(と今の自分に言い聞かせています)


諸行無常

私たちの人生の流れや想い、これも常に移り変わります。

本質はなるべくブレないようにしながらも、

社会や自分の状況は常に移り変わります。


「今」

この瞬間に大切なことは何か?

それは表面的なことではなくて、

自分の心の深くにあります。

立ち止まるときは心を深く覗いてみましょう。


次の猛烈アウトプットに向けて

とはいえ、何もしない日々は焦ります。

自分の生産性の低さに嫌気がさします。


私は今、35歳。

自分で言うのもなんですが、

僧侶としても臨床心理士としてもそこそこ経験を積んできました。

これからは誰かから学ぶだけではなく、

自分のオリジナリティを探したいところです。


YouTubeをはじめて9カ月。

勢いよくアウトプットをして自分が空っぽになった感覚です。

ここからのインプットは、入ってすぐアウトプットできる気がしています。

YouTubeは猛烈にアウトプットすることで、インプットの質を高めるには非常に優れた場であると思います。


ぜひ今、モヤモヤしている人は、

まずは何らかの形で、自分の中にあるものをすべて吐き出して、

次の自分への道を探してみてはいかがでしょうか。

一緒にがんばりましょう!


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