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「炎のランナー」という映画をみて。

こんにちは(^○^)

炎のランナーという映画をみて思った事。について書いていきたいと思います。

この映画は1981年公開の映画であり、第54回アカデミー賞の作品賞を受賞しています。

本日は以下の二本立てで紹介したいと思います。
1. この映画の概要
2. この映画を見ての感想

1.この映画の概要 
時は、1919年にイギリスの体育学校に入学した、ユダヤ系のイギリス人のエブラハムズという人物。そしてもともと走力には自信のあったエブラハムズは、短距離選手になり世界で優勝するという目標を掲げ日々精進していた。そこのには、自分が優越感に浸りたいなどという気持ちはなく、その目的は彼がユダヤ系であるということが大きく関係していた。ユダヤ人が本格的に差別し始められたのは第二次世界大戦がはじまってからですが、このころからユダヤ人に対する潜在的差別はあった。例えば、水辺に行ったとしても水が飲めないなんてことはざらにあった。そのことが、許せなったエブラハムズはユダヤ人は社会的弱者ではないという事証明したかったのだ。そして1923年のロンドンで開かれたイギリス内の選手権にエブラハムズは、出場した。しかしここで大きく彼の前に立ちふさがったのが、エリック・リデルだった。この選手は、技術的というよりかは天性の体の強さを持っていた。だから100メートル走でもいけるし中距離でも十分に勝てる選手であった。そのような選手と対決することとなったエブラハムズは、あと約二歩のところで負けた。この時エブラハムズは、ユダヤ人の期待を一身に背負って戦っていため、この負けはかなりショックを受けていた。その時救いの手を差し伸べてくれたのが陸上のプロコーチである、サム・マサビーニである。そのコーチは、かなり落ち込んでいたエブラハムズ対してこのような言葉をかけた。
「お前の二歩を保証しよう」それからマサビーニによるマンツーマンの指導が始まった。しかしこの時エブラハムズは周りから叩かれていた。その理由としては、アマチュアがプロのコーチに教えてもらうことは、禁忌ということが暗黙の了解としてあったからである。しかしそのような事よりもユダヤ系の人々を救いたいという思いが強かったため、そのようなことには、耳を貸さず常に努力を続けた。もちろんリデルも寝ても覚めてもトレーニングを行いお互い良いライバル関係を保ちながら努力していった。その様な姿勢が結果にも表れてついに二人ともオリンピック出場を決めたのだ。そして、1924年のパリオリンピックで二人は、もう一度勝負する気でいっぱいだった。しかしそこには、短距離に強いアメリカ人がいた。この大会は、どの選手が勝ってもおかしくない大会だった。そして大会の日程が発表された時リデルは愕然とした。予選が日曜日だったのだ。実は、リデルの宗派として日曜日は家から外出せず、家でしっかりと体を休めようというものだった。しかし、これまでこの大会のためにすべてを尽くしてきたリデルだったので、大会にでるか、それとも宗派をしっかりと守るのかという事で大きく悩んだ。しかし宗派を否定するという事は、それを信じている家族も否定するという事になる。それだけは、嫌だったリデルは国の幹部に予選の日をずらして欲しいということ事をフランスの方に伝えて欲しいという事を頼んだ。しかし、イギリスの幹部もプライドがあるのでそれは出来ないという。しかし、リデルも絶対に宗派だけは守りたいと言い続けた。どちらかが一歩引かなければならないのかと思っていた時、イギリスの400メートル走の代表の選手がもう障害物のリレーでメダルを取ったからと言ってその枠を譲ってくれた。もともと天性の体の強さを持っていたリデルがオリンピックでメダルを取れる可能性は十分にあった。そして、リデルもエブラハムズも順調に決勝まで進みなんと二人とも優勝を成し遂げたのだった。そしてエブラハムズは、一時的ではあったが、ユダヤ系の差別を少なくすることができたし、宗派を守り抜いたリデルは、その国の英雄と称されるようになったのだった。

2. この映画を見ての感想
この映画を見て感じる事は人それぞれ違うと思います。もちろん目標に向かって一生懸命努力し、結果を残した二人の選手の姿勢を学ばなければいけないと思います。しかし私がこの映画で一番感じたのは、win-winの関係を具体的な形で見れた事です。リデルがイギリスの幹部と交渉するシーンでは、どちらかが譲るのではなくどちらも納得できる内容に合意したことは、この映画の中で最も学ばなければいけない事だったのかなと思いました。この映画は教会などのシーンが多く、神にあまり依存していない日本人からしたら少し理解しにくい部分はあるとは思いますが、音楽なども多く混ぜられており、気分を良くしながら見れたので非常に心地良かったです。また、昔の人の走り方と今の人の走り方は、全く違うという事も理解できました。このように現代の社会の進歩を過去と比較することで知ることもできるという事を理解できた作品でした。
 
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました😆
次回も面白い記事を書けるように頑張るので宜しくお願いします🙇‍♂️

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