今が紡ぐ過去

よく思うこと。

現実は、偶然が積み重なってよりあわさってできていく。

過去と今の偶然が合わさって、現実となって、過去となる。

何が、どう影響するかなんて、誰にも分からない。


誰かが車を止めて塞いだ道を、通ろうとしていたその人が、遠回りをしたが故に、昔の幼馴染にばったり会ったかもしれない。

逆に、元々の道だったらばったり会えたのに、そのチャンスをギリギリのところで逃したかもしれない。

子供の頃潰してしまったあのアリさんは、あの後、生きていたら横断歩道の前を歩いて、それに気づいた子供がそこで止まって、車に轢かれずに済んだかもしれない。

逆に、アリさんは横断歩道のど真ん中を歩いてて、それを見つけた子供がそこにしゃがみ込んで、交通事故にあったかもしれない。

わからない。

何がどう影響するかなんて。

何気ないその動作が。今あなたが置いたそのペンの向きが。

未来を変えてるのに。そんなことに気付きもしない。

1パターンしか知らないからね。最後まで。


でも、なら、せめて、迷ったら、自分が今正しいと思うことをしたいなと思う。

せめてわかる範囲では、選択していたい。


それがどう影響するかわからなくても、せめて、自分の意思で、自分の正しさで、選んだ行動であってほしい。

でも、人によって正しさは違う。

同じ状況でも、私の中の正解と、あなたの中の正解は違う。2人は歩んできた人生が違うから。

どちらも、それぞれにとっての正解で、それらが入れ替わったら不正解。

誰一人として全く同じ過去を持った人間はいない。だから答えは違って当然。正解は人の数だけある。ただ、私の正解はひとつだけ。

私の正解はこれ。って自信持って選べる人でいたいね。そうやって選んでいく人生がいいね。

それがどう、影響するかわからないからこそ、なんでも、自分の意思で、噛み締めて、楽しんで、抱きしめて、いきたい。かも。

なんでもきっと繋がってる。絶対に私に関係ない、意味がない、と思えるようなタスクも、絶対にいつか、納得する。これだったか、こんな時に役に立つとは、ってね。

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