スイス旅行に行ってきた⑦ チューリッヒ・帰国編
「スイス旅行に行ってきた⑥ ツェルマット編」の続きです。
前回のあらすじ。
ツェルマット三日目。そこそこ回復したたけこ。ツェルマット最後の目的地、ゴルナーグラートへと向かう。
見事快晴なゴルナーグラートの絶景を眺めることができ、妻ちゃんと甘食を食べ、マッターホルンを見つつおいしいコーヒーとケーキをいただき、さらに下山してはイタリアンを味わうといった、そんなずっと食べている一日を過ごしたのであった。
そしてついに最終日を迎える。まだ帰るまで時間はある。なぜ旅はすぐ終わるのか。まだ終わらせはしない。
8日目 チューリッヒ
スイス最終日。ツェルマットをあとにし、空港のあるチューリッヒへと向かいます。飛行機の時間まで、チューリッヒを見て回ろうというわけです。
朝起きてチェックアウトし、慣れたもんで電車へと。
ここからのんびり3時間ほどの電車旅。スイス旅行と言えば氷河急行ですが、今回は乗車せず。
氷河急行の列車はツェルマットが始発。ちょうど駅に停まっていたので、「また今度乗りたいなあ」と思いつつレッツチューリッヒ。チューリッヒもまたよいところでした。
チューリッヒ湖のほとりの街、チューリッヒ。スイス最大の都市。
世界で最も住みやすい都市ランキング1位(2023年版は6位)にもなったことがある、誰でも聞いたことがある都市。
そんな大都市に降り立って最初の感想は、
「めっちゃ暑い!」
容赦なく降り注ぐ直射日光。照り焼きにされていく肌、流れだす汗。
あまりにもこれまでいたツェルマットとは違い過ぎる気候に、体もびっくりしていました。これぞ下界。
ちなみにチューリッヒは飲んでもいい水がそこらの泉で垂れ流しなので、あまりの暑さに飲んでみました。冷たくて最高でした。まわりのみなさんも飲んでましたね。とてもわかる。
というわけで、まずは第一の目的地へと。
トロリーに乗り、チューリッヒ湖のほとりを進んでいきました。
ル・コルビュジエ展示館です。ル・コルビュジエ・パビリオンとも言います。近代建築で超有名、日本でも国立西洋美術館でおなじみル・コルビュジエ建築。1967年完成。地下一階、地上三階建て(一番上は屋上)。
妻ちゃんがぜひ行きたいとのことで、やって来ました。
全体がうまく撮れていないですが、どんな感じかはこちらから。
というわけで、中の様子はこちらから。
ここももちろんスイストラベルパスだと無料。とにかく写真で見る以上に素敵建築なので、チューリッヒへ行く機会がありましたらぜひ。その日その日で印象の変わる、人それぞれで見えるものが変わる、そんな建物だと思います。
そしてその中にある機能性の美しさ。
一応僕も技術系のお仕事をしているので、
ちなみにここは公園内にあるところなので、外ではみなさんが日光浴をしたり、遊んだりとにぎやかでした。水辺でもないのに、普通にみなさん水着でうろうろしているのでなかなかびっくり景色。おおらかです。
街の中心部に戻ってきたら、次はおなじみ教会巡りです。
まずはグロスミュンスターへ。あの塔に登るのにはお金が必要なのですが、中を見るだけなら無料。そして書いた通り内部の撮影は禁止。厳かです。
すごいパイプオルガン、ジャコメッティのステンドグラスなど、見どころいっぱいな教会です。行ってみないと見ることができない、撮影禁止というのはなんだか自分だけのものにできて、それもまたいいものですね。
妻ちゃんはここを一番の楽しみにしていました。なぜならば。
妻ちゃんはシャガールがお好き。というわけで何としてでも見たかった作品。いやあ、しかしすごい色使いで、確かによく見るステンドグラスと雰囲気が違いますね。妻ちゃんの話も聞きつつ見ていました。
地下へと続く道があったのですが、下りてみると、そこにはこの教会の遺構が。今のフラウミュンスターになる前、ここにあった修道院の跡が残され、展示されていました。
次はあちら。大きい時計の聖ペーター教会。向かっている途中、鐘が鳴りはじめまして、すごい音がぐわんぐわん路地を揺らしているかのようでした。
教会巡りが終わると、そこそこよい時間になっていました。
ここまで実は休憩らしき休憩も取っていなかったので、ぶらぶらしつつ休憩できるところを探していました。
この日、日曜日でした。スイスの日曜日はなんとまったくお店がやってないのです。ルツェルンでもそうでした。
それはたとえ有名ブランドのお店であろうと例外ではないくらいに。そういうわけで、空いているカフェとかもすごい少ない状況。
そんな中開いているお店を見つけることができました。それが。
スタバでした。
ありがとうスタバ。全世界どこでもおいしいぞスタバ。
日本よりやっぱり高いけど、それでもスイス価格に慣れると普通に買っちゃうぞスタバ(このコールドブリューがはっきりいくらかはもう覚えてないですけれど)。
スイスではイタリアに近いこともあり、ネスレが強いこともあり、なにやらエスプレッソを飲む機会が多かったので、こうした暑い日にコールドブリューは生き返る思いでした。実においしかった。
そしてこのスタバがあるエリアは普段だとすごくにぎやかなんだろうなあという雰囲気。日曜は本当に人が少ない。すごい。
飲み終わったらついに帰るときです。チューリッヒ中央駅からチューリッヒ空港へ。
空港ではまた追加でお土産を買ったりしました。僕も記念ということで、スイスの国旗デザインになったスウォッチを買いました(お出かけの時に着けてます)。
で、ここでさらに追加でカフェしました。それは空港にこんなお店があったからなんですね。
シュプリングリです。スイスの有名チョコレート屋さん。すごくおいしいらしくて食べてみたかったのですが、チューリッヒ店は閉店時間になってしまい諦めていたところ、空港で発見。
お土産用のショップとカフェが併設していました。ショップでも買い、そしてせっかくなのでということでお茶もしばく。
僕はチョコレート屋さんだというのにタルト。妻ちゃんはしっかりチョコレートケーキ。シェアしてそれぞれの味を確かめるスタイル。
最後の最後にすごい満足して、ついにフライトの時間。
フライト中、僕はまた一気に疲れが出た感じになり、もう機内食食べている以外はほとんど寝ていました、なので記憶があまりない。
気づいたらドバイに着いているわ、乗り継いだ飛行機の中でもまた同じようにとにかく寝ていました。僕、本当にどこでも眠れます。睡眠大好きです。
帰ってきました日本。気づいたら着地してました。そしてこのおなじみの長いムービングウォーク(関西人の一部でそう呼ばれている)を歩いていると、本当に一瞬だったなという気持ちに。
と、そんな思い出に浸っている場合ではありませんでした。
飛行機の時間が遅れてしまった影響で、終電かなりぎりぎりになってしまっていて、もしかすれば今日家に帰れない、というかこのまま始発まで空港で待つしかないかもしれないという状況に。
家大好きな僕はそれが嫌なので、全力で帰りましたよ。なんとか終電間に合い、タクシーも使いで、何とか家に帰ってくることができました。
もうね、我が家、我がお風呂、我がお布団最高でした。
スイスではずっとシャワーだったので、体が湯舟を求めていましてね。
復活の地、風呂布団。
というわけで約4か月かけて書いた「スイス旅行に行ってきた」いかがだったでしょうか。
僕自身の思い出を振り返る形で書いてきましたが、楽しんでいただけたならば嬉しいです。
本当に良い新婚旅行になってくれて、妻ちゃん、関わってくれたみなさんに感謝です。またスイスに行きたいという気持ちは今でも強いまま。
というかスイスだけではなく、色んなところに行ってみたい気持ちも。
次また行ったときは、同じようにnoteで記事にしてみたいと思います。
そんな日が来ることを祈りつつ、おしまいにします。
ありがとうございました。
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