スイス旅行に行ってきた① 出国~ルツェルン編
お久しぶりです。たけこです。一年ぶりに書きます。
その間の一年で、私事ですが結婚をしまして、新婚旅行でスイスに行ってきました。んまあさすがスイスという感じでとても楽しい旅行となったのでまとめてみます。
シーズンは7月。ルツェルン・グリンデルワルト・ツェルマットの三都市滞在の、現地7泊8日でした。
1日目 ルツェルン
羽田空港からドバイ国際空港、そこからチューリッヒ空港へ。乗り換え待ち時間を省いた総飛行時間は18時間ほど。エミレーツで快適な空の旅。
実は観光で海外に行くのは初めてでして(妻ちゃんは各国経験あり)、仕事のことを考えずにくつろげる最高気分でした。実際飛行機の中ではずーっと寝ている始末。見ていた映画も寝落ちすること数回(ダンジョンズ&ドラゴンズおもしろかった)、はっきり起きていたのは機内食を食べているときくらいだったかもしれません。僕の特技はどこでも眠れることです。
夢うつつのままチューリッヒに到着し、無事入国すると現地15時くらい。日本との時差はサマータイム期間なので-8時間のところが-7時間。つまり日本時間朝8時。日差しがきつい。
スイスは公共交通機関、特に電車がめちゃくちゃ発達していて、電車は定刻通りです。駅に改札はなく、車内で車掌さんが確認しに来ます。
僕たちはスイストラベルパスという、乗り放題券を購入していたのですが、それがなんとPDFデータ(スマホでスクショしてました)、そこにあるQRコード読み取りで確認してくれるのですごい楽です。それに目的地への電車(時刻と乗り換えがすべてわかる)を調べるのにも、公式サイト・アプリからできるという進み具合。
さて移動の話に戻ります。チューリッヒ空港から電車移動。チューリッヒ中央駅を経由し、だいたい1時間くらいでルツェルン到着。この電車の中で先ほどのQRコード読み取りでの切符確認がありました。
車掌さんが話しかけてくれる言葉は英語(観光客にはみなさん英語で応対してくれます)で、そしてフレンドリーです。というか車掌さんだけではなく、スイスのみなさんはすごくフレンドリーです。僕のひどい英語力でも、なんとかなるくらいです。
やさしい。
湖のほとりの街ルツェルン。水と街並みがきれいな街。
ホテルにチェックインしたあと、近くにある瀕死のライオン像と氷河公園へ。観光客丸出しで楽しみました。ルツェルン観光でおなじみの旧市街も歩き、シュプロイヤー橋とカペル橋も渡りました。すでにスイスすごいという感想ばかり。
さてスイス初めての晩ごはん。川沿いに席が並ぶところのお店へ。
ここでレシュティをいただきました。スイスの伝統的料理で、細切りされたジャガイモをフライパンで焼いて固める料理。これにソースがかかります。
おわかりいただけただろうか。このレシュティ、一人前でこのお値段だということが(高級店ではないです)。写真はないですが、クリームパスタも頼んでいて、それが25スイスフラン・日本円で約4000円でした(安めのお店でもパスタは基本3000円を超えます)。一人一品頼んですでに一万円近くしています。ここからさらにワインも飲んでいます。
スイスの物価どえらい!
にこやかに応対してくれる店員さんたちはきっと、時間当たりのお賃金が僕より高いことでしょう……。すごいぜスイス。ちなみにチップはありません。みんなに安心にこやか対応してくれます。
僕と妻ちゃんはめちゃくちゃビビりながらも、海外旅行力(ぢから)で思い切って頼んだのがいい思い出。
お味はいかがということで、それがまあおいしいわけです。高いからおいしいと感じているわけではないと思います。本当においしいです。味にうるさい日本人でも納得できるおいしさ。クリームの質が良いのです。
そしてワインもすごいおいしい。スイスでは白ばかり飲んでいました。スッと飲めてかつ、確かな風味がやってきます。スイスは国内でのワイン消費量がすごい、実は隠れたワイン大国なのだそうです。あまりの消費量で輸出量も少ないのだとか。まあこれも100ml(スイスでは1dl表記。デシリットルとか久しぶりに見た)で約1000円くらいはします。
お酒弱くて良かった。この一杯だけで満足。飲兵衛だったらえらいことになっていると思います。
初日は移動疲れもあるので、ごちそうさましたらホテルへ帰りました。
時間は21時前。ようやく日が暮れてきました。ルツェルンはバス・トロリーも発達しているので、それに乗ればすぐに移動できます。これもスイストラベルパスがあればフリーパス。
1日目はこれで行動終了。
2日目 ルツェルン
朝もしっかり目覚めてルツェルン2日目です。この日はしっかりルツェルンを楽しむ日でした。ということでまず街の教会へ。ホーフ教会。派手でもなく、すごく厳かでもなく、けれど静かで、地元の人々が集い祈りを捧げる場所として機能しているのだろうなと感じられる教会でした。僕はヨーロッパのほかの教会を知らないのですが、なんとなく生活を近くに感じられる教会がスイスには多いのだと思いました。
ホーフ教会を後にして、近くのパン屋さんでお昼用のパンを買いました。スイス国旗が刺さっているパン。次の目的地の近くで食べます。地元のパン屋さんのパンはリーズナブルな値段で売っているので、昨日の晩ごはんショックを受けた二人にはとてもやさしいものでした。
バスで10分近く移動して、今日一番の目的地へとやってきました。
その名もスイス交通博物館!
ヨーロッパでもかなり大規模な交通博物館。すごい広い館内に、自動車・鉄道・飛行機・船と、それぞれ大きな展示棟があります。ルツェルン出身の美術家ハンス・エルニの美術館もあります。
それぞれの展示棟はすごく大きくてかつ凝っていて、なかなかしっかり見ようとすると一日全部かかってしまうくらい。
ちなみにここはスイストラベルパス提示すると半額で入館できます。(32スイスフランが16スイスフラン・日本円約2560円に)
全部すごかったのですが、印象深かったのは自動車棟。中には機械式駐車場があって、そこに本当に古い自動車から最新の自動車まで、歴史解説をしながら実車が出てくるという展示がありました。
さらにどうやらこの博物館、スポンサーにレッドブルがいるみたいで、レッドブル・トロロッソのマシンが展示されていました。これを撮ってTwitterで上げると、界隈の人たちがすごく喜んでくれたのが嬉しかったです。
見どころが多くて困る博物館を出ると(また来たいですね)、すぐそばのルツェルン湖のほとりでお昼ごはん。先ほど買ったパンを食べます。これまたおいしい。
スイスのみなさんは天気がいいこともあり、湖に入ったり、日光浴したりとのんびり過ごしています。のどかです。
ルツェルンへと戻ります。戻りは遊覧船。スイストラベルパスで乗り放題。今回はルツェルンに戻るために使いましたが、周辺の観光地もこの船で行くことができます。
船上から見る景色はまた違ったものがあって素晴らしいです。
ルツェルンへ帰ってきました。本当は妻ちゃん希望もあり、ここからルツェルン美術館へ行く予定を立てていたのですが、前日に休館日ということを知り、断念。気になるのでまた来なければならない。建物もすごい近代的デザインできれいなんですよ。
というわけで予定を変更し、ルツェルンの新市街エリアにあるローゼンガルト・コレクションへ。
美術商のローゼンガルト家が収集した美術品を展示しています。ピカソとクレーが主なところ。特にピカソ。僕はまったく美術に明るくはないので、妻ちゃん解説を聞きながらふんふん言っていました。どんな分野も奥が深いものです。教養。
見終わった後は新市街を少し歩きました。新市街とは言うのですが、建物の雰囲気は旧市街ともなじむよう作られていました。総合的な街づくりを感じます。
建物の高さも揃えられているので、条例があるのかもしれません。こちら側で宿泊するのも雰囲気あっていいと思います。
新市街を歩き、ロイス川の方へ行くとまた雰囲気は旧市街となり、教会めぐりです。
いやあ、海外の観光客の方が日本の寺社仏閣へ行く気持ちがよくわかります。違う文化が心をわくわくさせてくれます。イエズス会教会では礼拝が行われていました。17時から大きな鐘が鳴り、それが夕方の礼拝合図のようですね。
フランシスコ会とイエズス会、二つの教会をめぐりましたが、こうも雰囲気が違うものなんですね。同じカトリックでもやはりいろいろ違うようです。ルツェルンはイエズス会教会が一番大きく、一番人が集まるようです。
これもまた現地へ行った醍醐味ですね。実際に行ってみないとわからないことです。
スイスの湖は水鳥が多いです。特にハクチョウがいっぱいいます。
時間は18時くらい。妻ちゃんが調べてくれた、レストランで晩ごはんをしました。まだこの時間では食べる人が少なく、空いていました。
このレストランは川沿いから少し入ったところにある、地元の人がいくレストランだったようで、お値段も安くかつおいしかったです。店員さんもやはりフレンドリーで、「どう、おいしい?」といった感じで話しかけてくれます。もちろんつたない言葉で「おいしい」と返しました。
言葉を交わせば店員さんも僕も笑顔で、良い気持ちです。
ここでルツェルンの名物料理、ルツェルナー・クーゲリパステーテをいただきました(写真なし)。仔牛肉のパイ包み。ここもクリームソースでよく合います。
晩ごはんを終えた後、まだまだ日は高いまま。というわけで一度ホテルに戻り、日没後にまた歩こうということになりました。夜のルツェルン散策です。
夜のルツェルンを満喫し、ホテルへと戻りました。日が長いおかげか、みなさん深夜帯でも元気です。僕は時差ボケもなく、日が暮れるとどんどん眠たくなっていきました。
ルツェルンの滞在はこの日まで。まだ見れていないところもあるので、ぜひまた来たいですね。
翌日はグリンデルワルトへ移動します。ルツェルンだけでもスイスを満喫しているのに、さらに!という体験の待つ地でした。
それは次に記事に。
→グリンデルワルト前編
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?