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5年後(仮)の隠居に向けて改良版Hot&Coolコミュニケーションを始めてみる

「想いは言葉にしないと伝わらないよ」

個人的に好きなドラマ「やまとなでしこ」で、真理子さんが欧介さんに言ったこのセリフ。

何年も心の中に残っています。

なぜ、心の中に何年も残っているのか。

理由はよく分からないけれど、なんとなく思い当たることはなくもない。

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周りからはどう見えているのか分かりませんが、私にとってコミュニケーションは苦手で不得意なものの代表格です。

(中小企業診断士がコミュニケーション苦手ってどういうこと? みたいな感じですけれど……)

でも、「苦手だ」「不得意だ」と言っていても、どうにもならない。

苦手なりに、不得意なりに、どうにかしようと工夫を続けた結果、「人の話を聞く」が中心で、その中で感じたことをポツポツ話すというスタイルに落ち着いています。

ただ、これで満足しているわけじゃなくて。

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自分には、まだまだ成長できる余白があると信じています。

普段なら、忙しさを言い訳にして、作った自分のスタイルを一旦キープしてしまうのですが、この1か月の間、ちょっとしたきっかけがポツポツあって……。

◆ 若手の頑張りに感動する日々

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7月中旬に大学での授業(キャンパス起業体験実習)が終わり、小6生向けの思考力イベント、中3生向けの4日間アイデア創出キャンプ、中2&中3生向けのSDGs学習……。

1か月くらい、いつも以上に濃厚に、各年代の皆さんとご一緒していました。

この1か月の間に関わった案件に共通していたのは、アイデアの種を生み出すというもの。

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出会った皆さんそれぞれが、考え、悩み、生み出した、アイデアの種。

どれも発想の柔らかさがある素晴らしいもの。そして、どれも社会を良い方向に変えられそうなものでした。

一方で、私自身が数年抱えてきた不安も……。

◆ 隠居したほうがいいんじゃない?

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私個人としても、中小企業診断士として活動する1人の人間としても、視野を広く、多面的に物事をみる重要性は感じているし、そうなるべく多様な仕組みを取り入れ、try&errorを繰り返し、改善しています。

自分で言うのもなんですが、私、多少は柔軟な視点を持っているはずです。

でも、時々、若い才能の原石たちの邪魔をしそうな一言を発しそうになります。

グッと堪えて、言葉を選び、選択のヒントになるような材料をいくつか提示して……。

今はなんとか踏み止まれていますが(多分)、今のままだと数年後には、若い皆さんがもつ、柔軟で尖った発想を潰してしまうような老害人間になりそうな気がして仕方がありません。

私自身が嫌悪している老害に、自分がなるくらいなら、さっさと隠居して、ひとり静かな余生を暮らしたほうが、若い皆さんの邪魔をせず、世のためになるのじゃないかと、真剣に考えるようになりました。

◆ まだあるんじゃないの?

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で、先日。

とある人たちに、この“私はさっさと隠居したほうがいいんじゃないか"の話をしてみました。

すると、私にとって予想外のフィードバックが。

私にとっての次なるヒントに繋がる気付き満載だったのです。

姐さんに教えてもらいたいこと、まだまだたくさんあるんで、まだ隠居しないで。

姐さんに聞きたいことがあるけれど聞けてない人、結構いると思うよ。

おぉ、なるほど。。。

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ここ数年、聞く姿勢から入るコミュニケーションを主としていたことで、グイグイ聞いてくれる皆さんのニーズは(多少)満たすことができたはず。

一方で、グイグイ聞くことが難しい皆さんのニーズは、関係する時間が長ければどうにかなっていたかもしれませんが、そうじゃなかったら満たされていなかったのかもしれません。

そうか。そうか。反省。。。

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最近、中小企業診断士としての活動とは別に、レゴ®シリアスプレイ®メソッドと教材活用トレーニング修了認定ファシリテータとしての活動も増えています。

そこで重要視されるのは、グイグイ聞くことが難しい皆さんのことも考慮したコミュニケーション。

声の大きい・小さいに関係なく想いを可視化し、共有できます。

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そのメソッドは、それはそれで大事なことなのだけど、私自身としては、言葉でできることも、まだあるんじゃないかと思えるようになって。

若い皆さんのヒントになるような”普段着のコミュニケーション”も“伝えておいたほうがプラスになるような想い”も、まだあるんじゃないかな、と。

ただそれは、私からの一方通行的な話し方ではありません。

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言葉のキャッチボールを通じて、「これかな?」と思えるような多面的で多種類なヒントの芽を、自分の中にある引き出しの中から取り出して、私の話を聞いてくれた若い皆さんの前でわーっと見せる。

で、見せたヒントの芽の中で「これかも?」みたいなものを持ち帰ってもらって、咀嚼したり捏ねたりしてもらう。

その結果、若い皆さんが一歩でも前に進めるよう
背中を押せたら……。

こういったことができるなら、あと5年くらい隠居せず活動していてもバチが当たらないですかね?

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ということで、まずは、来月頭に新卒1~2年目の皆さんにお話しする「20代女性のこれからのキャリア形成について」というコンテンツ(新作)を作り始めました。

鬱陶しすぎず、温かさはあって、でも冷静に。

自分の余白を広げる活動。苦手なコミュニケーションからやってみます。

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