株式会社Jocyは7歳になりました。

本日10月30日は株式会社Jocyの設立記念日で、会社は7歳になりました。

まずは起業してから僕らのサービスを使ってくださっている皆さま、今も助けてくださっている・過去に助けてくださった方、弊社サービスに関わっているパートナーの皆さま、メンバーの皆さん、本当にどうもありがとうございます。

今もこうやって会社経営が出来ているのは皆さまの応援あってこそ、本日が迎えられたと思っています。

過去を振り返らない性格なのですが、会社設立記念日は過去を振り返ります。本当に波乱万丈な事がありすぎて走馬灯のようにフ〜〜〜っと色々と思い出します。

思えば7年前、社長の鈴木と起業すると決めて会社設立する時に色々と回ってエンジェル投資家の方から3,000万円投資が決まっていました。

ただ条件は株式の70％を渡すことが条件で、実質そのエンジェル投資家の方の子会社になることで鈴木も僕も同意していました。

ただ忘れもしない。
3000万円の調印式の前日、鈴木が泣きながら「良く考えたらやっぱり自己資本で自分が経営権をもって会社経営をしたいです。断っていいですか？」って言い出したものですから、「サービスもまだないし売上も0円でお金どうするの？」（※頭の中ではローンとか家族もいるし、売上0=給料0だし、どうしよう×100と焦っている私）と聞くと、鈴木は「どうにかします！」という根拠0な回答…。

サービスがある訳じゃない、売上が見込める何かがある訳でもない。
普通に考えたらこの状況で起業したらリスクしかない。凄くハラハラする意思決定の瞬間。
足がガクガクしながらも自然と息を吸うかのように「わかった、明日の3,000万は断ろう」と回答しました。

ただ、この時が1番良い決断したと思っています。
リスクを負う覚悟が出来た。失うものは何もない。自分たちがどうにかして資金を集められなかったら終わりだから絶対に結果を出さなければならない。

そこから自分たちが必死なもんだから色々な人が助けてくれて、夜な夜なプレゼンの猛練習を行い、政策金融公庫から1,500万満額の融資をゲットし、表参道のマクドナルドで1週間ほど早朝から深夜までMEZONのサービス設計などをしていました。

そんなこんなで3月30日にMEZONのサービスがリリースし、テレビやネット記事などでも話題になり、サービスは垂直で立ち上がっていきましたがまだまだ投資のフェーズで資金調達でVCの皆さんに回っていました。

投資の意思決定をするおじさまたちはMEZONの事を上手く理解出来ず、調達に苦労していました。

この時に鈴木がため息が酷く「何かあった？」と聞いても「いや、何でも無いです」というだけでため息の回数は止まりません。
そんな時に鈴木のスマホに連絡が入り、投資が決まりました。

鈴木「石黒さん、投資決まりました！あ〜良かった後、会社の残高18万だったんで！」

私の心「おい…」
私の心「おいおいおいおいおいおいおいおい…全然聞いてねーよ。滝汗しかでねーわ！」とこんなことも今では良き思い出です。

会社を設立してから7年経営をしてきて思うことはたくさんの失敗をしてきたのですが、失敗からしか学ぶことは出来ないということです。
実は去年の今ごろ一番苦しい時で多分病院に行ったら、うつ病と診断されるだろうな〜と思うくらいドン底でした。
その時に多分今までに無いくらい色々と行動した結果、乗り越えられました。
だから行動あるのみ。僕が尊敬する先輩が「走りながら考えろ」との教えは本当にそうだなと思い、今も大切にしている僕のスタンスです。

それとここ最近でとっても嬉しかったのは全メンバーの給料をアップ出来たことです。ずっと一緒に頑張ってきてくれて、ここまでついて来てくれて適正に評価しても本当に頑張ってくれていると思っています。
良きメンバーに恵まれている僕は幸せ者です。今後も会社のメンバーを大事に会社・サービスを大きくしていきたいと思います。

それとご報告があります。
この度、新会社を設立して新事業を展開しています。
その会社も鈴木が社長で僕が副社長です。
（※まだ内緒です。知っている人もナイショにしておいて下さい）

7年目は第二創業期とし、今まで以上に気合い入れて全身全霊で会社経営と筋トレを頑張っていきますので、皆さま引き続き応援宜しくお願いしますm(_ _)m