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良いサービスを創ったら広がるは大きな間違い。創る=顧客を見つけて届けるまでがセット(広告以外で顧客にサービスの届け方)

おはようございます、石黒武士です。
美容室どこでも通い放題MEZONを経営しています。
僕の経験軸を元に、今ビジネスをされている、これからビジネスで挑戦しようとしている人に向けて、お役立ち出来そうな事をお伝え出来ればと思っています。

どれだけ素晴らしいサービスや商品を創ってもお客さんに届けるところまでをデザイン出来ていないと最初から無いものと一緒で、その届けるところのデザインについてのお話です。

今日お話させて頂くテーマは前回、前々回の続編なので、まだご覧になっていない方は前回、前々回を読んでからのほうが理解しやすいと思います。

今日は「良いサービスを創ったら広がるは大きな間違い。創る=顧客を見つけて届けるまでがセット(広告以外で顧客にサービスの届け方)」というテーマでお話していきたいと思っています。

前にもお話させて頂きましたけれど、とても重要なので再掲ですが、良いサービスや商品を創ったら勝手に広まると思っていて誤った理解をされている方々が余りにも多いですが、それは大きな大きな間違えです。

昔のようにモノがなかった時代と比べて今はモノが有り触れている時代で、情報が簡易に取れなかった紙中心の時代から誰でも簡単に情報を取得出来るスマホの時代に変わった事で誰もが取得する情報量が何百倍と増え、サービス提供者は良いサービス(商品)を創ったとしても顧客に届けるまでをしっかりデザインしなければいけない時代になりました。

これはあらゆるサービス提供者に言える事で、とても良いサービス(商品)なのにマーケティングが下手で広まらなくて無くなったサービス(商品)も沢山見てきましたが、良いサービスなのに無くなっていったサービス(商品)に共通して言える事は創ったサービス(商品)を届けるまでのデザインが全くされていなく、やっている事としては広告だよりの施策や自分たちのサービス価値を下げる値引きキャンペーンなどをやるのが大体共通して行っている事です。

サービス提供者は創ったサービス(商品)をお客さんに届けるために安易に『広告』というものを選択しがちですが僕にビジネスの相談頂く方々にもですが「広告」をリリース初期から行う事はオススメしていません。

理由は3点あります。
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①ザルで水を汲むような事
創ったサービスがプロダクトマーケットフィット(顧客の課題を満足させるサービスを提供し、それが適切な市場に受け入れられている状態)していないと広告を打ってもザルで水を汲むような状態なので効果が悪く、コストを無駄にしてしまう

②コストが掛かる
クリエイティブもABCDのパターンで作成する必要があり、広告配信のコスト、代理店に支払うコストなど多大に掛かります。
従来であれば広告のコストは頭を使って解決して他に必要モノ(採用費など)に投資したい

③広告依存体質になる
広告に頼りきってしまう事で広告をしなければいけない広告依存体質のサービス(商品)になってしまう
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これら3点が主な理由です。
また広告はユーザーが「テレビを見ている」「インターネットでニュース記事を見ている」「Youtubeなどでヒカキンさんを見ている」など全然違う行動や思考をしている時に突然広告を表示させる点のアプローチになってしまい、その人の1日の生活の中で必要と感じる時に広告は出てきてくれません。

例えば皆さんここ1週間を振り返って覚えている広告はありますか?
多分多くても2つ3つ覚えているかどうかのはずで、その覚えている2,3の広告を見て買ったものもほぼ無いはずです。
これが点のアプローチの威力なので相当金額を掛けて沢山の人に知ってもらわないといけないのです。

線のアプローチの分かりやすい例で僕が人前に喋る機会があって「髪型をカッコ良くしたいな」と思っている時に「美容室どこでも通い放題MEZONで髪型をカッコ良くキメないですか?」といった、その人のライフスタイルの延長線上にスラっとMEZONを知ってもらう線のアプローチの方が何百倍もサービスの良さや必要性が伝わりやすい訳です。

線のアプローチは下記にまとめていますのでご参考にしてもらると幸いです。

多分ほとんどの方々がやっていない広告以外で顧客にサービスの届け方を別の手法で行っている事として


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