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たけひろ賞

こちらの企画に参加です!
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自分も短歌で参加したので、短歌部門から一句、選びました。選んだのは…




かさかさと
枯葉の揺るる
並木みち

止みし足音
不意のくちづけ


https://note.com/code_mary/n/n019b454585c6


勝手にたけひろ賞は、てまりさんの歌です。
おめでとうございます🎉



では、たくさんある中で、この一句を選んだ理由を少し書いてみましょう。


選評

全体的に構成が素晴らしい!

上の句での情景描写が素敵。
「かさかさ」という音の表現が含まれることでリアリティが増して届いてくる印象です。


ん?と思わせる、止みし足音

上の句で音が聞こえることを描写して、ここで一気に無音の瞬間を想起させています。

振り幅が広いので、自然と「何があったんだろう?」と読み手に疑問を想起させ、次へ読み進めるよう背中を押してもらえた印象です。

起承転結で言えば、見事に「転」を表現されているなぁーという印象でした。


感情表現をしない素晴らしさ


最後は「不意のくちづけ」とオチています。
私は中年男子なので、キスの描写にキュンとすることはないのですが笑、そんなおじさんの心にも響いた理由はひとつです。

それは感情表現をしていないこと。

会いたい、さみしい、嬉しい、悲しいetc…

このように主人公の心情を直接的に表す言葉が、最後まで使われていません。

だから、読み手の想像力を掻き立てる気がしましたし、粋というか、奥ゆかしさを感じます。品が高くなる印象ですね。

音が無くなって、突然キスされて…。

そんなワンシーンを、とても上品に描写されているなぁーと感服でした。

言い換えると、心情表現はせずに、心模様を詠んだ歌という印象です。

こういった構成になっていたことが、勝手に賞に選出させていた理由です。


翻って自分の短歌は…

異質で異端…。

勝手に賞を選ぶにあたり、投稿された短歌をすべて拝見しましたが、自分の短歌は浮まくりで恥ずかしくなるほどでした😭
だって…


コンビニで
肉まん一つ
110円

悲運!全額
キャッシュバック


「悲運」て言葉使ってるし…。

品がないというか、下世話だなぁと。

この度、自分の短歌を読み直して感じたのは、

悲運!を悲運?にすれば良かったなぁーということくらいです笑

ということで、勝手にタケヒロ賞は、てまりさんでした!


#白熊杯

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