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小説『昭和、渋谷で、恋をしたり』第1章

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NHKの朝ドラ感覚で読めるよう【1話=1000字前後】に収めて投稿しています。 心の底から、本気で「大学デビュー」を目指して上京した大学生が、渋谷でバイトを始めて、そこで出会った…
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2020年8月の記事一覧

【小説】昭和、渋谷で、恋をしたり 1-1

もくじ【昭和、渋谷で、恋をしたり】 ▼ 「みんな、どこから来るんやろ?」 初めて渋谷駅前…

【小説】昭和、渋谷で、恋をしたり 1-2

目次をみる ▶︎1-1へもどる  ▶︎1-3へすすむ #買ってよかったもの  指をくわえて遠目から…

【小説】昭和、渋谷で、恋をしたり 1-3

▼ 実は私もなんだ…… 毎年夏休みになると、サークルの天体観測合宿が軽井沢であるのだが、…

【小説】昭和、渋谷で、恋をしたり 1-4

目次をみる ▶︎1-3へもどる  ▶︎1-5へすすむ ▼ 和美は何も悪くない 1983年(昭和58年)…

【小説】昭和、渋谷で、恋をしたり 1-5

目次をみる ▶︎1-4へもどる  ▶︎1-6へすすむ ▼ 悪いことをしてなくても「すいません」 …

【小説】昭和、渋谷で、恋をしたり 1-6

目次をみる ▶︎1-5へもどる  ▶︎1-7へすすむ ▼ あんな風に笑うんだ プラネタリウムがあ…

【小説】昭和、渋谷で、恋をしたり 1-7

目次をみる ▶︎1-6へもどる  ▶︎1-8へすすむ ▼ 慣れた手つき それから他の従業員に佐藤さんのことを聞くと、その人柄からか、誰もが佐藤さんの復帰を喜ばしく話した。  博識、博学、そしてユーモアもある。ゆっくりとした口調は余裕を感じさせ、優しくて背が高くて、スマート。非の打ち所がない。そして誰かが言った。  「奥さんもきれいなんだよね」  「娘さんもかわいかったよな」  渋谷駅で見た夏奈恵のあの笑顔は、父親との再会の笑顔ではなかった。すると記憶の中のあの笑顔は色

【小説】昭和、渋谷で、恋をしたり 1-8.0

目次をみる ▶︎1-7へもどる  ▶︎1-8.1へすすむ ▼ CD聴かせてやるよ 梅雨入りした6月の…

【小説】昭和、渋谷で、恋をしたり 1-8.1

目次をみる ▶︎1-8.0へもどる  ▶︎1-9へすすむ ▼ 天の川を渡ったら1983年(昭和58年)6…

【小説】昭和、渋谷で、恋をしたり 1-9

目次をみる ▶︎1-8.1へもどる  ▶︎1-10へすすむ #また乾杯しよう  こうして宇田川町の交…

【小説】昭和、渋谷で、恋をしたり 1-10

目次をみる 1-9へもどる  1-11へすすむ ▼ 死ぬ前にやりたいこと 夏奈恵の部屋は、国立駅…