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試合撮影と選手の両立

 2022年秋からJBJJF主催大会の写真撮影スタッフをしています。選手と兼任する大会もあるので、両立について撮影スタッフ目線で書きました。誰の参考にもならない可能性が高いです。

JBJJF大会撮影のきっかけ

 撮影のきっかけはK太郎さんとの何気ないLINE。私が元々音楽ライブ等の撮影をしており、試合撮影も面白そうと話したことでした。K太郎さんから撮影スタッフをされている橋本欽也さんに話が進み、柔術ナビの編集長・新明佑介さんを紹介してもらう流れになりました。2022年10月の「GroundImpact 2022」が撮影デビュー。

「GroundImpact 2022」のひとコマ

撮影スタッフの1日

 試合撮影のメインカメラマンは橋本欽也さんと八木沼志保さんのおふたり。私が撮影するのは試合場が6マットあるような大きな大会や(1人2マット担当)、メインカメラマンが不在の場合、あとはインタビューなど試合以外の撮影があるケースです。

撮影チーフの橋本さん。柔術黒帯
八木沼さんも黒帯で、2014年の世界チャンピオンでもある
左が柔術ナビ編集長の新明さん。やはり黒帯

 試合当日の撮影スタッフの入り時間は厳密に決められていませんが、もちろん選手よりも早く会場入りします。今年の全日本マスターは選手の入り時間が9時、全試合終了が20時過ぎくらいだったので前後+30分くらいの拘束です。

 全日本マスターは選手としてもエントリーしており、だいたい10試合前くらいから撮影を抜けさせてもらいました。決勝まで4試合やり、表彰を終えた後に再び撮影に戻りました。

スタッフベストに道衣パンツで撮影。レンズは70-200mmのみ

選手と撮影を兼務するメリット・デメリット

 全日本マスターを思い出すとなかなかキツいスケジュールだったと思うんですが、良かった点・悪かった点がそれぞれあります。

デメリット:入り時間が早い

 これがほぼ唯一の難点です。減量の微調整を当日朝にできなかったり、試合時間によっては待ち時間が長く集中力が切れるといった影響が出ます。
 撮影で疲れないのかと聞かれたことがありますが、腕が張ることもなく特に問題なかったです。撮影しながらよくストレッチはしています。

メリット:試合の雰囲気に慣れる

 緊張しやすく、トーナメントが発表された日には心臓の鼓動が爆速になるような性格なんですが、長時間試合を見続けることで場の空気に慣れ、緊張が緩和されていきました。試合というか、緊張している選手を見続けたことで「自分だけが緊張しているわけじゃないんだな」という考えに至ったことが大きかったのかもです。

 選手と兼務する上での良い点、悪い点をたくさん書き出そうと思ったんですが上記1点ずつくらいでした…。あと良い点はスタッフのまかないが美味しいこと。

トロトロに煮込まれた日本的なカレー。とても旨い

意外といる、選手兼スタッフ

 試合を見続けていると、さっきまで働いていた人が試合場にいる場面を見ることがあります。私が所属するUNITED GYM TOKYOにも審判や運営スタッフをされている方がいます。

審判と選手を兼務する石田さん

 UNITED GYM TOKYOの裏番長、石田さんは審判をよくされています。プレッシャーが大きい仕事だと思うので、審判×選手は1日の心労すごそうな印象です。

UNITED GYM TOKYO柔術クラスのマスコット、柏木さん

 柏木さんは運営スタッフと選手を兼務しています。UNITED GYM TOKYO会員で試合運営スタッフに興味ある方は柏木さんにご相談ください。

写真は柔術ナビで見られます

 JBJJF主催大会の試合写真は柔術ナビでダウンロードできます(要有料会員登録・月額500円)。試合の思い出にぜひどうぞ。どんな写真が掲載されているのか、参考に私が撮影したジムメンバーです。




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