エンジニアとしての思考法「事象、原因、対応」と「なぜなぜ」
普段、私が使っているフレームワークについて紹介します。
「事象、原因、対応」と「なぜなぜ」
事象、原因、対応にまとめると他の方との問題共有に役立ちます。
何か困っていることがあったとします。
例えば、目の前で子供が泣いているとします。
フレームワークに当てはめた結果を先に書くと、
事象:目の前で子供が泣いている。
原因:転んだから。
対応:声かけて励ます。
となります。
書いたら、そうでもないのですが、
対応を決めるまでの流れは以下のようになります。
まず、最初は事象です。この場合、事象は明確です。
事象:目の前で子供が泣いている。
これは、見た現象をそのまま、文章にすればOKです。素直が大事。
次に原因です。原因はわかりません。
ここで「なぜなぜ」をつかいます。
なぜ、事象が発生しているのでしょうか?
この事象の場合、子供に聞くのが一番早いですね。
「なんで君は泣いているの?」と警察に捕まらない範囲で問いかけて、
なぜなぜする中で原因を引き出します。
原因:子供が転んで、膝が痛かったから。
最後に対応です。事象と原因から、対応を決めます。
対応:声かけて励ます。
ここで、一巡目終了です。ここから「なぜなぜ」を「事象・原因・対応」のそれぞれに繰り返していくことで、解像度を高めていきます。
繰り返していくうちに違った対応が出てくる可能性もありますね。
安宅さんの「犬の道」論でいうと、Issueの質を高めることにつながります。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00MTL340G/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_RNTN0HD3WZ57BSF8VAAN
OODAループとの比較
言い方が違うだけでほぼ同じです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/OODA%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97
観察(Observe)⇒ 事象
情勢への適応(Orient)⇒ 原因
意思決定(Decide)⇒ 対応
行動(Act)⇒ 対応
マッキンゼー式フレームワーク「ソラ・アメ・カサ」との比較
似ているフレームワークにマッキンゼーで使われているフレームワーク「ソラ・アメ・カサ」があります。
https://www.excite.co.jp/news/article/Bijodokusyo_31668/
ソラ⇒事象
アメ⇒事象
カサ⇒対応
ですね。原因の追究は薄いですね。
そんな感じです。
どれでもOKだとおもいます。
自分にしっくりくるやつをお使いいただければ。
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