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商品を変えずに価値を変える「Promotion Strategy」前編


今の時代は買い手よりも売り手の方が多い。
物を置くだけでは売れない時代である。

1、感動値

例えば、八百屋さんをやっているとしましょう。
りんごが欲しい人よりも、りんごを売りたい人が多い。

りんご

価格勝負になるから昔に比べて安くなっている。
「りんごが欲しい」という人には、りんごをより良い方法で与えれば満足する。

満足度

近くのコンビニで100円で売ってるりんごの方がちょっと高くても、便利だから買ってしまう。

良い方法
・よりお得に
・より早く
・より便利に  が「満足」に繋がる!
ただし、この3つには限界値がある!!
今の時代はもうこの限界値に来ている。
amazonも翌日着で荷物を配送。十分早いのでこれ以上が早くできない。

顧客満足度を追及する企業が多いが、それは限界が来ているので、顧客感動度で勝負することが必要!

感動値

2、Customer Delight Structure

商品の価値に納得してもらうには2種類の方法がある。
・PRODUCT VALUE(商品自体の価値)
・BRAND VALUE(商品の回りの価値を高める)

BRAND VALUEとは、高級ブランド品のお店でドアマンがいたり、シャンパンサービスがあったり、そういったところで価値をあげること。

 ①PRODUCT VALUE

モスバーガーはハンバーガーをライスバーガーとして売り出した。
 =商品を変え、売上を上げた。

▶PRODUCT VALUEの作り方
・CROSS THINKIG
お寺×ヨガ、お寺×キャバクラ、お寺×カフェ、お寺×オフィス

・CONNECT THINKING
カフェ→女子会→学生→受験→塾
のように連想されるものを繋げていく。
 =塾カフェ??
    家庭教師を一人置いて、質問が自由にできるカフェ


 ②BRAND VALUE

商品の外部環境を変える方法
・TIME
・NAME
・PLACE
・PEOPLE
・CAMPAIGN

▶TIME

ユニクロ

ユニクロ創業時 (学生もターゲットに)
①服屋は午前11時からが主流
②学生はその時間は来れない
③だから時間をずらし、朝6時に開店

時間をずらすことでターゲットを広げた。

時間軸

ドミノピザ:美味しさよりスピード
アルマーニ:閉店後のVIP接客
開演前ディズニー:開演前に宿泊客のみ入園
ランチ時間貸し:ヤドカリカレー

ヤドカリカレー
ランチ時間帯のみBARを借りて営業
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48855700S9A820C1KNTP00/

深夜カフェ/深夜美容室/朝キャバクラ/朝ヨガ教室/朝英会話教室

鎌倉にあるドーナツ屋さん
毎週2日営業で12:00~16:00まで。
時間を限定し、希少価値を高める! =スノッブ効果

常識だと思っている開店時間、販売時間、速度、時間を変え、価値を生み出せる。

▶NAME

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行事やイベント、観光地名、カテゴリーから名前を変え、新たな価値を生み出す

▶PLACE

場所を変える

その場所に足りないものを見つけ出して置けば儲かる。
例:コンビニのビニール傘は、駅前のパン屋、カフェ、レストランでも売れる

ファミリーレストランもカフェも海外から日本に入ってきている。
これも同じこと。

【魔法の焼肉のタレ】
①お客様に好評だった
②タレをオンライン販売
③内容を秘密にした
④オフラインで聞きに来る

Q、母の日に本をプレゼントすることを普及させたい

A、フラワーショップ
①カーネーションじゃ安すぎる気持ち
②棚に「母にお勧めの本10選」と表示し置く。

この商品がどこにあったら高くても買いますか?
その商品と相関性のあるシーンや商品はなんですか?
オンラインオフラインを繋げてPRできないか?

3、おさらい

サービスや商品の改善は限界がある。
起業後に重要なのはPR戦略である。
時間やスピードをもう一度考えてみよう。(ラインクロス)
用途を広げて名前を変えてみよう。(イベントや時期、地名など)
場所を再度考え、商品を変えずに価値を変えよう。

本日はここまで。
次回は残りのPEOPLE、CAMPAIGNについて。


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