「ウェブライダーのコンテンツ事業思考 2020」の巻。
今日は水曜日。
19時から【マケスタ×DMM MARKETING CAMP】10週間連続在宅学習応援プロジェクトの5週目。
株式会社ウェブライダー CEO 松尾茂起さんが、何を考え、どんなコンテンツを制作していくのか、その「思考」と「計画」をシェアしてくださいました!
1、打算的にならない
▶打算的とは?
何をするにも、自分の損得ばかりを計算高く考えていること
打算的な印象を与えてしまうと、マーケティングの裏側にある意図・目的・企みを見透かされてしまう。
▶SEOにおいて、打算的な印象を与える思考
①キーワード含有率は何%くらいが良い?
②記事の文字数は何文字がいい?
③滞在時間は何分を目指す?
などなど、、、
業界的にはよく飛び交っている話だが、よくよく考えると、この会話に検索ユーザーのことを考える言葉が入っていない。
もっと検索ユーザーに寄り添わないといけないが、打算的な思考を持っているとなかなか気づけない。
打算的な思考から離れないといけない。
サイトやページにも打算的な印象が表れてしまう。
人を「理解しようとする」のではなく、
人に「寄り添う」ことが大事
人の心は理解できないが、寄り添うことはできる
「理解する」という言葉は「攻略する」に近いものがある。
「寄り添う」という言葉は相手のことがわからないからこそ「そばにいよう」「見続けよう」という心理に繋がる
▶行動経済学
①人の行動は、ときに不条理である
②人は理性や論理より、感情で動く
③価値観には一貫性があるが、直感には一貫性がない
プライミング効果:最初に得た情報で無意識に行動する
➡人の行動を理解するのは非常に難しい
▶「バタフライサーキット」
人々の情報探索をかき立てる 8 つのモチベーション
この8 つのモチベーションは、大きく 2 種類に分類できます。
選択肢を探ろうとしているモードと選択肢を固めようとしているモード。
たとえば、選択肢をかためてきているのに、なぜかまた新たな選択肢を広げようとしたり、気晴らしに検索しているのに、そこで見知った商品を突然ためらいもなく買ってしまうなど「さぐる」と「かためる」をグルグル回っている。
だから人の行動把握は難しい。
▶「パルス消費」
何気なくスマホを操作する行動の中で、瞬間的に買いたい気持ちを覚え、
買いたいと思う商品を発見し、その同じ瞬間に買い物行動を完了する消費
行動のこと
消費者行動は思っているよりも複雑。
だからこそ「寄り添う」ことが重要!
これらの情報はあくまでもヒントとして活用したほうが良い。
人ぞれぞれ独自の正義・価値観・哲学がある。
人に関心を持ち、人に敬意を払う。
そうすることで良い世界になる。
マーケティングは「人を攻略する」という感じになっている傾向がある。
もっと喜んでもらうにはどうすればいいだろう?と考える。
SEOについても同じ。
SEO(Search Engine Optimization) 検索エンジン最適化は、
検索ユーザーの体験を想像する
SEO(Search Experience Optimizartion) 検索体験最適化
に置き換えることができるのではないか。
マーケターの仕事とは、
消費者を「攻略」することではなく、
消費者心理に「寄り添う」ことである!
2、プロセスの見える化
▶最近の傾向
企業サイト、大手サイトが評価されやすくなっている
なぜか?
googleが提唱している「your money or your life」という考え方があり、
金融、医療、健康、法律、子育てなど人々の人生や生活に大きな影響を与えるクエリには、検索ユーザーの安全・安心を重視しているため慎重に作る傾向があるから。
サイトの「信頼性」を重視している。
評価を高めるためには、ここを意識しないといけない。
情報や情報発信者の見える化、すなわちプロセス(過程)の見える化。
プロセスに信頼が詰まっている。
例えば動画に関しても、編集しないことで以下の印象を生み出す
①多くの情報量をスラスラと話せるということはそれだけ普段から意識し
ているということだろう
②多くの情報量を淀みなく伝えられるということは、それだけ自分のノウ
ハウに自信を持っているのだろう
③3時間近くノンストップで話続けられるくらい、テーマに情熱を持って
取りくんでいるのだろう
▶ライブアーカイブ
・美容院の研修風景。今であれば清掃や除菌の徹底風景。
・機器メーカーの耐久テスト風景
3、プレゼンスを高める
プレゼンス=存在感
SNSでの言及数、シェア数
外部メディアでの言及数、引用数、リンク数、指名検索数、リピートアクセス数、検索結果におけるCTR(クリック率)などを総合した「存在感」
▶存在感を高めるための要素
①ザイオンス効果(何度も目にする)を意識する
②想起される存在になる
③ポジティブな記憶に残る存在になる
④快適な存在になる
⑤期待される存在になる
4、エンゲージメントライティング
自分ではなかなか言えなかったことを他の人の力を借りることで言えるようになる。
この人といると自分の魅力がさらに伝わる。
相手の魅力を引き出す存在になろう
➡「誠実な関心」を寄せよう!
5、マイクロコンテンツ
プレゼンスを高めるために小さなコンテンツをたくさん作る。
大きな記事では注目されないようなことがクローズアップされる。
一つのコンテンツが完成したら、そこから細分化して小さなコンテンツが作り、頻度高く発信する。
そうすることでどこかのタイミングでユーザーの「感情トリガー」を引くことになる!
6、言葉を定義する
「分かりやすい」という言葉ほどわかりにくい言葉はない
「わかりやすい」=分割して咀嚼しやすい状態
例:箇条書き
普段使っている言葉を定義する。
言葉の意味の共通認識がずれていると、ことがうまく進まなくなる。
例:「関心」と「興味」
セットで使われることが多い。実際は全然意味が違う。
関心は関わる心を持つ。
興味は興奮した状態で味をしめる。
そもそも関心を持たないと興味は湧かない
関心→興奮が正しい順序
言葉を使うときは、どういう意味なのかを考える。
意味をしっかり定義して使うことで深い情報伝達が可能になる。
7、切り口を増やす
▶googleが求めてる未来
世の中にない情報がを充実させインデックスすること
▶SEOで重要なこと
googleを攻略するのではなく、
googleのデータベースをつくる手伝いをする。
どこにでもあるようなコンテンツを作ると評価が下がる。
情報を増やすためには切り口を増やす、変える。
例:ヘアワックス
・なぜ高いの?
・洗い流しやすい?
・有名人誰か使ってる?
・似たものある? などなど
▶情報は文字情報だけじゃない。
画像、動画、音声、スライド
どんな写真を撮るかもSEO上で重要。
他と同じような画像ではなく、消費者視点で新たな情報が得られる写真。
以上!!
めちゃくちゃ情報量が多かった!!!!
少し前に、仕事関係の方になぜ色々と学ぶのか聞かれたときに、
「誰かにとってのスーパーマンになれる可能性があるから」
と答えました。
ウェブライダーの企業理念は
「すべての人をヒーローに」
もうね、鳥肌が立ちました!!!
困っている人のヒーローになる。
マーケティングの本質も一緒。
私は間違っていなかった。
たくさんの学びをありがとうございました!!!!!!
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