【#6】 - My daily thoughts- 僕の人生を変えた英語学習
欧州旅では、前職の留学エージェント会社のお仕事を請け負ったプチビジネス旅行でもあった。
■ドイツ・ベルリンでのICEF (国際教育機関とクオリティーの高い留学エージェントを結びつけるネットワーキングイベント)での商談
■マルタ共和国での語学学校の新規開拓営業
数年前までTOEIC300点だった自分が、今や英語を使って割と不自由なく海外の人と商談・交渉ができるように。ふと今まで英語学習を振り返ってみると、英語力が飛躍的に上がった幾つかのターニングポイントがあったことに気付く。
今回はそんな確変ピリオドを振り返ります。
ワーホリ前の事前英語学習 (2017/6-9月)
もともと英語学習を本格的に始めたのが2017年。大学4年次に就活を失敗し逃げるようにオーストラリアへ国外逃亡をしたことがキッカケだ。
帰国子女でも無ければ、もともと中高での英語成績は中の下。英語という教科は得意でも不得意でも無く、大学の学部も経済学部で1回生の頃に学部援助で受けた無料のTOEIC試験結果は300点だった。外国人に道を聞かれたら「I'm sorry, I don't speak English」とだけ答える (このフレーズだけ発音も完璧に話せた)
こんなへなちょこ英語レベル自分が、英語を使って海外で働けるわけがない。
そんな危機感を感じた僕は、残された3ヶ月で猛勉強。バイト前、遊びに行く移動中の電車内や寝る前など、とにかく時間があれば英語学習に費やした。謎にバイト先で舞妓さんと外国人観光客の通訳もした。
その結果、目標だったTOEIC600点 (最低限の日常会話レベル)を取ることが出来た。
たかが600点、されど600点。やっとスタートラインに立つことのできた瞬間。
ワーホリ中の営業インターン (2018/1-3月)
オーストラリアでのワーキングホリデーでは、2ヶ月間の語学学校での留学を経て、現地の広告企業にてフリーペーパーの広告枠を売る飛び込み営業をした。ワーホリでありきたりな飲食店での接客業ではなく、オフィスワーク系でビジネスでの英語に触れたかったからだ。
しかし、ここで自分の英語力への自身は粉々に砕かれた。単純に英語力の不足から、自分が伝えたいことを十分に英語で伝えることができずに「英語で自分の言いたいことも言えないのに来るな、Get away!」と門前払いされることもあった。完全にやる気を無くし「営業行ってきます!」と嘘をついて終業時刻まで外のビーチでアイスクリームを食べて昼寝した日もあった。とんでもないジャパニーズだ。
結局、営業を3ヵ月間続けたが思い描いていた目標は達成することができなかった。清々しいほどの失敗。ただその中でも試行錯誤しながら英語を使って数件の広告枠を売ることが出来たこと、英語を使ってビジネスの場面で働くことが出来たことは、とても貴重な体験だった。
「ビジネスの場で英語を使って営業を獲得できた!」と大きな自信に。(無理やりポジティブに解釈していました。)
帰国後のTOEIC学習 (2018/4-2019/6)
ワーホリ後は日本に帰ってから就活をすることに決めていたので元々のTOEIC600点からアップデートする必要があった。一般的に業務レベルで求められる英語力はTOEICでいうと800点。どうせなら900点を取ろうと再び英語学習を始めた。
2017年6月 300点(渡航を決心したタイミング)
2017年9月 615点(ワーキングホリデー渡航前)
2018年5月 705点(ワーキングホリデー帰国後)
2019年4月 820点 (国内で完全に独学)
2019年6月 920点 (フィリピンでの1ヶ月の留学を挟む)
ワーキングホリデーから帰国して約1年かかってしまったが、900点を達成することができた。決して順風満帆ではなかったが、コツコツと積み重ねて学習を続ける過程で自分の英語力が伸びていくのを実感できた。
ただし調子に乗り、フィリピン留学時の卒業セレモニーにて大勢の人の前で英語でド滑りするという黒歴史も生まれた。
IELTSへの挑戦 (2019/12-2020/6)
前述のTOEICは科目がリスニングとリーディングのみだったので、自分の総合的な英語力が知りたいと思うように。そして、4つの総合的な英語力を図るIELTSに挑戦することにした。
社会人になってから学習を始めたので、半年ほど基本的に平日は仕事終わり2時間、休日は4時間の学習ルーティンをこなした。時間の確保や仕事終わりの疲労との闘いが辛かったけれど、まあ頑張った (適当)
IELTSはTOEICと比べて科目が増え、難易度も数段階上だ。その中で目標としていたO.A 6.5を獲得できた瞬間はホッとした。
このタイミングで今度は英語を教える側として副業起業として英語コーチングのビジネスを始めることに。
アメリカでの苦闘(2021/8-2021/12)
ひょんなことから観光庁主催留学プログラムに受かり、フロリダ州立セントラル・フロリダ大学・大学院に留学することになった。
ワーホリ経験アリ、TOEIC900点超え、IELTS O.A 6.5を引っさげて挑戦したアメリカ留学だったが、初日の授業から先生の言っていることが何も分からず、半泣きになった。パソコンと教科書で必死に泣き顔を隠した。(たぶんクラスメイトにはバレてないはず)
また、ネイティブの友達複数人と話している時は話に全くついていけなかった。いわゆるネイティブウルトラハイスピード英語現象である。相手の言っていることを理解もしていないのに適当に相槌をし、時に作り笑いをする自分が情けなかった。(おそらく1対1で話す時は気を使って簡単な英語で話してくれたから話せる気になっていたんだろうな…。)
そんなわけで完全に自信をへし折られたアメリカ大学院留学だったが、授業は何とか食らいつき、全力で教授に媚びを売る裏工作のおかげで奇跡的にオールAの成績を取ることができた。
授業⇢図書館で勉強⇢寝るのサイクルを無限に繰り返し、常に不安付きまとうアメリカ留学だったが、なんとか鬱にならずに乗り越えられたのは自信になった。
まとめ
振り返ってみると、僕の英語学習は「成功と失敗」ならびに「自信と絶望」の繰り返し。少し自分の英語力が伸びたなと得意気になると、すぐさま奈落の底に落とされ、得た自信は粉々に砕かれる。でもそれは行動し、挑戦した証だ。
先日、TOEICテストを久しぶりに受けた。950点を目指して引導を渡そうと思ったが結果は920点。スコアは2年前と変わらなかった。それでも、時には後退しながらだが、少しずつ成長はしていると確信している。
まだまだ、山程の知らない英単語・イディオムがある。
まだまだ、ネイティブ複数人と話す場面では僕の英語はひよこレベルだ。
まだまだ、英語を使って色んなことに挑戦したい。
自分が英語学習を続ける理由は「新しい世界を知ることができるから」に限る。英語が話せることで世界中に友達が出来て、価値観がガラッと変わり、仕事の幅も広がった。
大学4年次、就活に失敗し逃げるように海外へ逃亡した。でもそれが結果的に良い方向へと動き、今の自分につながっている。
英語学習は、僕の人生を変えた。
今、僕は自信を持ってこう言える。
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