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書店/出版社ピックアップ #3

お勧めの書店や出版社、あるいはシリーズ本などの紹介3回目は、千葉幕張にある鋭く尖った書店、「本屋lighthouse」さん。(これまで「書店/出版社ピックアップ」は独立したマガジンにまとめていましたが、今回から「Books, Life, Diversity」にまとめます。)

昨年オープンしたばかりで、私はまだ実店舗には行ったことがないのですが、ぜひ行ってみたい書店のひとつです(上記サイトのトップページにて店舗ができるまでの過程を見ることができますが、個性的で魅力のある店構えです)。

lighthouseさんを知ったのは、この投稿の目的である出版文化支援のきっかけとなった「ブックストア・エイド基金」でだったか、里山社さんの「2020年4月以降、全国の通販で買える個人書店一覧」でだったかと思います(どちらも本記事のいちばん下にリンクがあります)。

私がlighthouseさんをお勧めするのは、先にご紹介したロカンタンさんと同じく書籍の品ぞろえが私の趣味にとても合っていたということが第一ですが、同時に、店主の関口竜平氏の、本が出版され、売られ、読まれるというそのすべての過程に対して真摯に向き合っているその姿勢が本当に素晴らしいと思うからでもあります。

本は、やはり売れれば良いというだけではなく――食っていかなければならぬというのは厳然たる事実で、だから難しいのですが――人が人として在るために絶対欠かせない基盤を支えるもののひとつだと私は思います。言うまでもなく、出版文化に力を入れられないような状況にある国や社会、そこで暮らす人びとが劣っているということでは決してありません。ただ、それが私たちの文化であるのなら、それは全力で、誇りをもって守らなければならないということも事実です。そしてできれば、ユーモアをもって。lighthouseさんにはそういった気概と信念があり、そういう人びとを見ると自分も甘えてはいられんなあと、いまさらながら気力がわいてきます。

また、それはそれとして、オンラインショップもとても良い雰囲気ですし、ぜひ覗いてみてください。

あと、lighthouseさんでは、いま『灯台より』という雑誌を創刊なさっています。これは、独自の活動として出版文化を支えていこうという試みで、デザインもしなやかで(それは強い、ということでもあります)美しい。とてもお勧めです。私は購入が遅くなり、紙版が手に入らなかった。非常に悔しい。ですがpdf版もとても素敵です。

実店舗は、現在は限定された時間帯のみ、要予約で開店するとのことですが、落ち着いたら絶対に行く本屋さんリストの筆頭です。皆様も、ぜひぜひ。

この一連の記事では、出版支援として以下のプロジェクト/情報へのリンクを毎回貼らせていただきます。


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