勝負の分かれ目は忍耐力の差
こんにちは。
緊急事態宣言が延長し、事業継続(成長)のために今後どういう策を講じていくか日々模索しています。
経営者はもちろん、自営業者や個人事業主においても今後どうしていくべきか本当に悩む毎日だと思います。
「何か新しいことをしなきゃ」と心がざわつき浮足立つ日々だと思います。
そんな僕自身ももちろん心中穏やかではありません。
でも、今一番求められていることって兎にも角にも忍耐力じゃないかと考えています。
1,息止め競争
今って、水の張った洗面器に全員一斉に顔をつけて「よーいどん」で息留め競争をしている状況。だれが最後まで耐え抜くことができるか、競争の終わりを告げるホイッスルが鳴るまで、どれだけ耐え続けることができるかを求められていると感じています。
息ができないからといってバタバタ動くと、余計に酸素を使ってしまい、息が最後まで持たなくなってしまう。
今、僕たちがすべきことは、静止を保ち余計な酸素を使わないようコントロールしながら、脳みそだけはフル回転させる時間なんだと捉えています。
次にまた訪れるであろう機会で再勝負できるよう、今は耐え抜く時間。
市場は必ずまた以前の勢いを取り戻します。時間がかかるかもしれませんが一生このままなはずはありません。
今は、次の機会でしっかり戦えるよう、また、結果がだせるよう、戦況をみつめながら、浮足立つことなく、粛々とできる準備をしていく。
これ以外にできることは無いと思っています。
2,通常でも同じ
今回は、新型コロナウイルスの影響で、強引に忍耐力を求められてしまったが、忍耐力って市場が通常の時でも同じだと思う。
よく焦って結果を出そうとする人たちがいるが(そんな僕自身もせっかちな性格なので結果を早くだしたがる 苦笑)、それぞれの勝負所って違うと思う。
■〇〇会社が今勝負しているから、自分たちの会社も勝負に出なきゃ。
■○○さんがこんなチャレンジをしているから、私もすぐにしなきゃ。
といった、他社(他人)との比較の中で、勝負所を決めている会社(個人)は本当に多い。
でも、環境や状況によってそれぞれの勝負所は違うし、そもそも勝負するに値する準備が伴っているのかも大いに問われる。
にも関わらず、他社(他人)との比較で焦るあまり、いきなり勝負に出ようとする会社(個人)は多く、その結果がネガティブだった時には、会社の力量や個人の能力の差だと簡単に諦めてしまう。
これは、チャレンジでもなんでもなく、ただの博打(ギャンブル)。
勝負に勝つ、結果を出すには、この勝負所の見極めが重要であって、この勝負所が訪れるまでいかに粛々と準備できるか、忍耐力が要求される。
勝負とは勝つことよりもまず負けないことが重要だと思う。なぜなら、負けて大きな負傷を負ったら二度と戻ってこれないから。(個人ならメンタルダメージ、法人なら資金ショートといったところ。)
会社にせよ、個人せよ、今何が足りていないのかを冷静に分析し、その足りないことを補強するために日々できることを粛々とやる。そして、戦況をみつめながら、自分の戦力で勝てる機会(タイミング)を逃すことなく勝負に打って出る。
新型コロナウイルスの影響があろうとなかろうと、そういう勝負所まで耐え抜く忍耐力が重要なんだと思う。
3,一緒に耐え抜こう
新型コロナウイルスの影響で収入がなくなったり、資金繰りが厳しい個人や事業者は本当に多いし、一事業者としてもその大変さは心底理解している。
だからこそ、なんとか今は国、自治体、銀行、仲間など、頼れるところに頼りまくって、とにかく今を耐え抜き、次の勝負所でしっかり戦えるよう、勝負に勝てるよう、浮足立つことなく粛々と戦力を整える毎日にしてほしいと心から願っています。
みんなで頑張ろう!!
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