否定は何もうまない
昨日の新型コロナウイルスの回復者数が一気に2,000人以上増え、感染者数15,000人強に対して50%を超えてきた。このまま終息に向かって欲しいと心底願ってやまない。
そんな中、今日のテーマは「否定」に関して。
様々な人と話す機会は多く、こんな状況下なので経営者や個人事業主をはじめ、サラリーマンからも相談を受けることが少なくないのだが、相談を受けた内容に対し僕なりの意見を述べるわけだが、否定的な意見を言う人が思っていたより多い。
もちろん、僕の意見が正しいとも思っていないし、言った通りにしなさいとも全く思っていない。ただ、否定を繰り返した挙句、実行に移すまでに至らないのがすごくもったいないと感じている。
例えば、
Aさん
今の本業では稼ぎが安定しないから新しこと始めようと思ってるのだけど、何か良いアイディアないかな?
といった相談に対して、
(そもそも白紙ベースでアイディアだけもらおうとするなよ、、、汗 と内心思いながらも、今自分にできることはしたいと思いグッと我慢)
ぼく
今の本業で○○やっているなら、その得意な部分を活かして○○をやってみたら?
といった、僕の意見に対して、
Aさん
それって、○○なリスクもあるし、手間も時間もかかるよね、、、とりあえず今を乗り切りたいからできるだけすぐキャッシュが得られる事業を始めたいのだけど、、、
それに対して僕は、
ぼく
即効性が欲しいなら日雇いバイトじゃダメなの?
Aさん
バイトはちょっと、、、汗
といった具合のやりとり。もちろん、時間軸(直近、数カ月後、1年後)やその人の置かれている立場・規模によって、相談内容やパターンはさまざまだが、相談の半数くらいは具体的な実行に落とし込む前(落とし込まず)に終えてしまう。
そもそも、事業化(キャッシュ回収)することを安易に考えていると心底感じながらも、困っているのは理解しているし、言いたいことも理解できるので、できる限りの相談に乗りたいと思っている。
(もちろん、こんな最中、自分の事業も先行き不安定なのでキャッシュ確保のワークと共に、脳ミソをフル回転させて先へ向けて粛々とやれることをやっている。)
相談を受けていて一番残念(もったいない)と感じるのは、能力があるにも関わらずプライドが高い人。要は、周りからの見え方を気にする人。
そういう人は、問題もスマートに解決したい(周りから困っていると見られたくない)といった考えなのか、自分のイメージにそぐわないと二言目には「でも」をつけて否定する傾向がある。あげく、何もせず(行動に移さず)時間だけが刻々と過ぎていってしまう。
逆にプライドが無い人は、「とりあえずやってみます!」や「ここの部分が不安なんですけど、どうしたら良いと思いますか?」と素直に質問をし、実行に移そうと努める。
繰り返しだが、僕が言っていることが必ずしも正しいと思っていないし、言った通りにやれとも思っていない。僕以外の人にも相談をしているだろうし、既に他の抽斗をもっていることもある。
ただ、ここで言いたいのは、やる前から自ら選択肢を減らすのは本当にもったいないということ。
1分の1で成果が出せる自信があるならそれでも良いと思うが、基本的には選択肢が多い(チャレンジ数が多い)方が成果は出しやすいし失敗リスクも分散できる。
やりもしないで選択肢を減らす行為は、将来への可能性を狭める行為だと思う。
また、
とりあえず深く考えずにやってみたら?
という投げかけに対しても、
行動力がそこまで無いからなかなか、、、
と自己否定する人もいたりする。
他人否定であっても自己否定であっても、否定からプラスに転じることって自分の経験を踏まえてもほとんどないと思う。また、否定は単なる思い込みであることは大いにある。
先行きが不安定で見通すことが難しい時代だからこそ、少しの可能性でも無駄にせず模索する日々を過ごしてほしいと思う。
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