なぜ人と深まっていかないのか#28

私のクライアントさんたちは、人と深い仲になるのが苦手な人が多いです。

特別人見知りというわけでもなく、まったく喋らないわけでもないのですが、人との関係性が深まらないようです。

「なんでなんだろうな~」と頭の片隅に入れて話を聴くようにしていたら、そういった方たちの話し方の共通点に気付きました。

人と話す際にふわっと話しているということに気付いたのです。

「最近あるアーティストが好きでよく聴いているのですが…」
「この前旅行に行ってきたのですが…」
「運動部に属していたのですが…」

みたいに話すのです。
癖のようです。
私に知られたくないというわけではないのは確認済です(笑)

あるアーティストとは誰のことなのか、
旅行はどこに行ったのか、
何部だったのか、

それを言わないと、深まらないのですよ。

しかも、「それは誰?」「どこに行ったの?」「何部だったの?」とどこか少し聴けない雰囲気があるのですよ。

わざわざぼかして言っているということは、聴き手にとっては、具体的に聴いてはいけないような気がしてくるのですよ。
言わない何か理由があるのだろうかと思って壁を感じるのですよ。

ひょっとしたら相手はそのアーティストが好きかもしれない。
ひょっとしたら相手はその旅行先につい最近行ったかもしれない。
ひょっとしたら相手はめちゃめちゃ詳しいかもしれない。

そのアーティストのことを相手が好きでなくても(あるいは詳しくなくても)、音楽全般が好きかもしれない。
または、相手が好きなアーティストについて話してくれるかもしれない。

その旅行先に相手が行ったことがなくても(あるいは詳しくなくても)、旅行全般が好きかもしれない。
または、その旅行先について質問してくれるかもしれない。

こうして具体名を出して話していくうちに、何らかの共通点が必ず見つかるのですよ。

言わないことがものすごく損なわけです。

こうして自分がふわっと話すので、壁を感じた相手もふわっと話すようになります。
傾向として、相手は自分がした自己開示の深さと同程度の自己開示をしますから、お互いふわっとするだけで深まらないのですよ。

極端な話、何も話していないも同然とも言えます(←これはさすがに言い過ぎです)。
「あなた」というものが見えてこないからです。
話す相手があなたである必要性を相手は感じられないのです(←これもさすがに言い過ぎです)。
表面的な会話過ぎるのです。

「自分の話なんて興味ないのではないか」と不安になるのはわかりますよ。
「自分の好きなものを否定されたらどうしよう」という気持ちもわかりますよ。
それはわかりますが、デメリットよりメリットの方が大きいですよ(←もちろん人によりますので押し付けるつもりはありません)。

こういうことを私で練習していただきたいですね。
私は好奇心旺盛な方だと思うので、知らないことでも、いや、知らないことだからこそ、聴きたいですね。


ということで、私はスピッツとミスチルのオタクです。
小5くらいから(現在38歳)毎日何かしら聴いてます♪


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