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苦手だけど嫌いじゃないもの

映画は難しい。

基本的に2〜3時間ぶっ通しで画面を見続けないといけないし、小難しい映画ならずっと頭を使う。
話の大枠が分かるまでの序盤で飽きてしまうこともあるし、最後まで見ることができたとしても結局理解が追いつかない…なんてこともザラにある。

おそらくわたしは映画を見るのが苦手な人種で、映画を楽しむセンスがあんまりないんだと思う。
小説なら時間をかけて読み込めばきっと分からないことはないけど、映像から情景を把握するのは難しい。
少しでも目を離せば場面は変わっていて、何がどうなったかさっぱり。

洋画はなおさら。
馴染みのない外国圏の名前を覚えるのは難しいし、見慣れない人の顔は全部同じ印象に見えてしまう。
だから、洋画のラストシーンでも「この人の名前なんだっけ?」となるので、楽しむ域にはいささか遠い。

ここまで映画の苦手な部分を挙げてきたけど、決して映画のことが嫌いなわけじゃない。

映画館の雰囲気とポップコーンの香りが好き。
一人で見に来ている人も、友達や恋人と見に来ている人も、映画館にいる人というだけでなんだか知的で素敵な雰囲気に見える。
予告が終わって本編が始まるときの、さあっと照明が落ちて静まり返る雰囲気も好き。
映画が終わって帰るときの、なんかちょっとふわふわとした気持ちも好き。

普段は地上波で放送されてるアニメ映画のキャラクターがちょっと映画仕様になる感じも好きだし、全く変わらないのもそれはそれでいい。
展開のスピード感も、伏線回収のスッキリ感も(気づけないこともあるけど)、映画ならではのものがたくさんある。

だから、映画を見るセンスはあまりないわたしだけど、もっとたくさんの作品を見て、いつかは「映画好きだよ!」って名乗れるようになりたいなぁ。なんかかっこいいしね。

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