アウトプット大全【樺沢紫苑著】のまとめ
インプットとアウトプットの黄金比
あなたは毎月どれくらいのインプットをして、どれくらいのアウトプットをしていますでしょうか?
ここで言うインプットとは、本を読む、誰かから教えてもらう、日常の小さな気づきなどのことです。
逆にアウトプットとは、友達にインプットしたことを話す、ノートに書いてみる、ブログにまとめる。
などのことを指します。
大学生を対象として「インプット」「アウトプット」をそれぞれどのような時間配分で行なっているかと言うことを調べた研究では平均7:3(インプット:アウトプット)と言う結果でした。
ではインプットとアウトプットで最も良い比率はどれくらいなのでしょうか?
コロンビア大学の心理学者アーサー・ゲイツ博士の研究によればインプットとアウトプットの最も良い割合は
3:7(インプット:アウトプット)
だそうです。
つまりほとんどの人はインプットの量は多いがアウトプットの量が少なすぎるのです
たくさんのインプットをしているのにあまり身になってる感じがしないと言う人はもっとアウトプットをすることを意識するべきです。
また、筆者はこの本の中で
「アウトプットする時間がない」と言う人は、インプットの時間を減らすことをおすすめします。(234ページ)
と言っています、インプットする量を減らしてでも、アウトプット量を増やすことに集中するべきなのです。
自分を成長させるためのアウトプット3ステップ
多くの人がアウトプットを行うとき
という2つのステップのみでアウトプットを終わらせてしまっている人が多いと思うのですが、アウトプットで最も重要なのは
アウトプットのあとのフィードバックです
ここで言うフィードバックとはアウトプットによって得られた結果を評価するすべてのことです。
・直接のコメント
・いいね数
・見られた数
などなど、、、
答え合わせをせずにどれだけ問題集を解いても成績が上がらないのと同様に
フィードバックをもらわないと言うのは答え合わせをせずに問題集を解いているのと変わらないのです。
よって、自分を成長させるためのアウトプット3ステップとは
このステップを意識するべきです。
アウトプットの方法3ステップ
アウトプットしてみよう!と言うと
なんとなくハードルが高いような気がしてしまいます。
実はアウトプットには3つのステップがあります。
それは
・話す
・書く
・発信する
最も簡単なアウトプットは人に話すことです
筆者は特に見た映画の内容や、読んだ本などを積極的に友達に話して共有すると言うことを推奨しています。
次の段階はノートなどに書くと言うことです。
書くのは、本の内容などの他にも、自分の日記帳のようなものを作ってそれに毎日の出来事をまとめて書き記していくのです。これを続けていくことで毎日の行動を文章化することに慣れていくことができます。
最後の段階としてはブログなどで発信してみると言うことです。
noteに書いてみると言うのでもいいですし、twitterやfacebookなどで細かく投稿してみるでもいいと思います。
書くことなんてないよ、、、と言う人もいるかもしれませんが、人それぞれ自分の好きなことは何個かあると思います。
その自分の好きなことについてゆっくりと発信していけばいいのです。
おまけ:リラックスでアイディアが浮かぶの罠
アイディアが浮かばない、いい発想が浮かばないときよく言われるのが、
「創造性の4B」です。
・入浴中(Bathroom)
・バス(Bus)
・寝ているとき(Bed)
・お酒を飲んでるとき(Bar)
つまり、「リラックスしてたり」「ぼーっとしてたりするときに」ヒラメキが多いと言う理論です。
たしかにリラックスしているときのほうが良いアイディアが浮かびやすいです。
しかし、これには実は前提条件があります
その前提条件とは、、、
たくさんの情報をインプットしていろんな人とたくさん情報交換して、徹底的にその問題と格闘することです。
筆者はこの段階を「準備」の段階と言っています。
そして徹底的な格闘の後にその問題をしばらく放置し、リラックスすることでアイディアが生まれるのです。
ただ何もせずにリラックスしてればいいアイディアが出るわけではないのです。
まとめ
・インプットとアウトプットの黄金比は3:7!大量のインプットよりも大量のアウトプットを心掛けるべし!
・インプット→アウトプット→フィードバックの3つのステップを心掛けるべし!
・話す→書く→発信するでアウトプットすることに慣れていくべし
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